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【2019年版】8月のおすすめ漫画!マンガタリライターが読んだ4作品をさらっと紹介

みなさんこんにちは、忙しくても漫画は読んでいますか? マンガタリライターの神門です。

さて今回は、

「2019年8月にマンガタリのライターが読んだおすすめ漫画」

を紹介します!

8月、暑い夏、マンガタリライター達はどんな作品を読んでいたのでしょうか。

マンガタリライターがおすすめする作品をぜひ、みなさんが次に読む漫画の参考にしてください!

 

1、『呪術廻戦』 / 魂のぶつかりあいが燃える、呪いを題材とした王道バトル漫画!

作者 芥見下々
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
掲載期間
2018年〜連載中
巻数 既刊6巻+0巻
『呪術廻戦』ってどんな漫画?

人の呪い(後悔、悲しみ、怒り、憎しみなど負の感情)の集まりが具現化されて生まれたバケモノ(呪霊)を、呪力と呼ばれる特殊な力をもつ呪術師が倒して(祓って)いく漫画です。

人並み外れた身体能力をもつ高校一年生の主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、あるとき学校にあらわれた呪霊と戦うことになってしまいました。

悠仁は友達を助けるため、呪霊を倒すために伝説の呪霊の力が封じこめられた指を食べ、呪力を手に入れます。

やむなく呪いの王を体内に取り込んでしまった悠仁はその後、呪術高専と呼ばれる呪術師専門の学校で、仲間たちと成長、強くなりながら、次々と現れる呪霊を祓っていきます。

『るろうに剣心』や『NARUTO』『HUNTER×HUNTER』など、これまでのジャンプ作品の雰囲気を匂わせつつ、、普段、目に見えない霊や魂の世界で繰り広げられる“呪いの王道バトル漫画”です。

じょにすけ

この作品は、“呪い”を題材にしててなんか怖い。重苦しそう。

という理由で、これまで手につかず、ジャンプでもペラペラと飛ばし読みしてました(ほんとごめんなさい)。

ただ、面白いという話はよく聞いていたので、ある程度巻数が溜まったら1からちゃんと読もう…。

とは思ってた作品で、お盆に読んでみました。

そしたらまー面白い!

最大の見どころは、魂と魂がぶつかりのあう激熱バトルシーン!

ただ熱いだけじゃなく、魂の存在を感じるヤバい漫画です。

バトル中のやりとりでは、、

「今まで俺の口から出た言葉は全て嘘だったんじゃないかと思えるくらい腹の底から出た本音」※4巻引用

心のずっと奥の方からでる魂の言葉が飛び交います。

そして、その言葉の数々に魂をぶん殴られるような衝撃を受けます!

モヤモヤ〜っとしてた気持ちをスパーンっとはらってくれる。夏バテ気分を吹き飛ばしてくれる。そんな漫画です。

なんかモヤモヤした気分を晴らしたい人はもちろん、これまでジャンプの王道バトル漫画に熱くなってきた人はぜったい読んだ方がいいと思います。

ぜひ読んでみてください!

 

2、『戦闘破壊学園ダンゲロス』/  エロとグロが激しく交錯する厨二妄想が全開な学園異能バトル漫画

作者 架神恭介(原作)横田卓馬(漫画)
出版社 講談社
掲載誌 月刊ヤングマガジン
掲載期間 2011年12月号~2015年5月号
巻数 全8巻
『戦闘破壊学園ダンゲロス』ってどんな漫画?

厨二専用エロ・グロ・暴力!

主要キャラもバンバン死ぬ、ハードな学園異能バトル漫画です!!

人智を超えた超能力を操り、畏怖と差別の対象とされる人間「魔人」たちが物語の主役です。

東京湾の人口島を丸ごと敷地とする魔人たちの吹き溜まり、私立希望崎学園・・・通称「戦闘破壊学園ダンゲロス」は学園内自治が認められています。

学園に巣食うインモラル魔人を掃討し学園を平和に導いた「生徒会」vs生徒会の恐怖政治に抵抗する「番長グループ」、そして第三の謎の勢力「転校生」が「ダンゲロス・ハルマゲドン」として全面戦争!!

魔人たちの特殊能力は極めてバカバカしくも必殺の威力を秘めています。

  • 性別を逆転させる(男性キャラ女体化)
  • 金玉を爆裂させるウイルスを創造して半径20メートル以内の男を殺害
  • 遠隔地より卑猥な目的のみで接触、体液を絞りつくして衰弱死させることが可能

ほか、想像を絶する能力を持つ魔人生徒たちの体液で体液を洗う大バトル活劇です!

中山今

実写デビルマン(超問題作)を観た夏休み。

漫画でもこんなZ級のものが読んでみたいものだぜ・・・!と、Twitterタイムラインに流れてきた本作を読むことを決意。

しかし予想はいい意味で裏切られました。

エログロ暴力てんこ盛りでも、小説原作の堅固な構成で読み応えたっぷり。

超乱暴にまとめるなら「厨二妄想アクション三国志」だったんです!

  • 厨二が思う「スゲえ!」「エロい!」が詰まった魔人たちの各能力
  • 作画・横田先生の確かな画力の超絶アクション!
  • 三つ巴の3グループが司法取引やスパイ工作、また個人間の友情などの様々な要因で揺れ動く小規模グループ政治のスリリングさ

そもそもはネット上のウォーシミュレーションゲーム→小説→コミカライズという出自の本作。

盤上のコマを操って戦うような「三国志的」面白さにも納得です。

またキャラがガンガン死ぬゲーム由来の死生観や「厨二ならばこうするであろう」という行動理念など、バカバカしさに根拠があってある意味感動します!

Amazonに「ヒトには勧めづらい」とレビューが付くほどエログロがキツイです。

私も娘たちには絶対見せないと心に誓っています!

が、厨二男子ならば読んでソンなし!

バンバン死んでエロいことが起こって、それぞれ義のあるグループが大バトルで燃えーです!!

↓Amazonリンク、作中の言葉を借りるなら「この先dangerous(ダンゲロス)」!厨二以外は回れ右!

 

3、『貞操逆転世界』 / ただのエロギャグではない、男女の性の差を考えさせられるキレキレの異色作

作者 万太郎(画),天原(原作)
出版社 キルタイムコミュニケーション
掲載誌 Webコミックヴァルキリー
掲載期間 2016年~
巻数
既刊2巻
『貞操逆転世界』ってどんな漫画?

ごくフツーの貞操観念を持つ女子高校生の市川桃菜が、男女の性欲や貞操観念が真逆となってしまった世界に転移してしまい、そこで元の世界とのギャップに悶え苦しむ様を描いたエロコメディ作品です。

元々は原作者である天原氏の同人作品で、それが成人向け出版され、さらに商業向けとなったのが本作です。

(尚、天原氏は『33歳独身女騎士隊長。』もお薦めです!)

  • 女子が大きな声で下ネタを言ってバカ笑いする
  • AVやエロ漫画は女性向け(男性の裸が前面に!)ばかり
  • 子供(女)が看護師(男)の尻や股を触る悪戯してエロガキ呼ばわりされるのが普通

こんなことが常識となっている貞操逆転世界でフツーの女の子である市川さんはどうなっちゃうのか?

エロだけど、あくまでエロをネタにしたキレッキレのギャグ漫画です。

神門 順

どんな漫画なのかだけ見ると、ただのエロ漫画に思えるかもしれませんが違います。

これ、男女の性の意識が逆転したら? 

というのを物凄く真剣に考えて、且つ面白いネタをチョイスしています。

貞操逆転世界に行ったのが普通の女子高校生というのも大きく、エロに染まること無く元の世界との差異をどう感じるかが面白おかしく描かれています。

私が8月に読んだのは2巻ですが、1巻に引き続きノンストップでフルスロットル、アホさ全開で貞操逆転を描いています。

  • 銭湯に入る時の男女の行動や思考の違い
  • 下着に対する男女の考え方の違い
  • 暑くて服を脱ぎたい状況における男女

特に面白かったのがナンパの回で、この世界で女性が男性をナンパするのに必要なのが虫取りの知識という!

作品随一のバカでスケベキャラの川島さんの名言は忘れられません。

  • 「世のスケベナンパ師の必須知識として語られるほどよ? カブト虫の採集場所は」
  • 「カリスマカブトムシナンパ師、尾股ジュエキ先生のお話しなのよ?」

どこを読んでも天原氏のキレキレのセンスが炸裂する、バカで笑えて、実は考えさせられるかもしれない? 一作です。

 

4、『カラーレスガール』/  自分に自信がない主人公が性に悩み、葛藤しながら成長し自分の「色」を探す物語

作者 白野ほなみ
出版社 芳文社
掲載誌 コミックトレイル
掲載期間 連載中
巻数 既刊2巻

 

『カラーレスガール』ってどんな漫画?

主人公は美大の1年生の村田葵(ムラタアオイ)。

高校生の頃のアオイは、自分に自信がなく自分の存在を消したいと思っていましたが、完璧なメイクと女装で「彼女」になることで、自分を隠し守ることに成功します。

彼女は大学で友達を作り、悩みながらも少しずつ「自分らしさ」を考えながら歩いていきます。

基本的には彼女が主人公で物語は進んでいきますが、彼女の友達のリカコや、そのリカコに恋する眞野など、彼女の友達や、または同じ大学の学生たちを主人公として、オムニバス形式でそれぞれの悩みを取り上げていく形で構成されています。

それぞれのセクシュアリティの問題をメインにとりあげつつ、一方で彼らが美大生で普通の大学の学生達とは少し異なる生活をし、悩みながら努力する姿も描かれています。

丸太まる

ちょうど1年ほど前にジャケ買いした「カラーレスガール」の2巻が出ていたので、8月に読みました。

この作品は、ただの女装男子の物語ではありません、大学生の自分探しを描いている作品です。

作品のタイトルである「カラーレスガール」の名で1巻の最初に掲載されている、2話分の話がまず最初にあり、その後連載となって、主人公・アオイのその後や、彼らの周辺の人々のことを描くことになったのではないかと思います。

もちろん最初に描かれていた2話も良いのですが、アオイが自分の身を守るためにしていた女装から、自分が何者なのか、今後どう歩いていくのかなど、ひとりの人間としての葛藤がゆっくりしっかり描かれている点が、とても良いと感じました。

1巻から2巻にかけて描かれているアオイとその姉とのエピソードが、それぞれの悩みがちゃんと描かれていて、個人的にとても好きな部分です。

主人公以外にも、LGBTの人が普通の人々に混ざって生きている、ということにフォーカスされている話も多い作品なので、そこが目に留まるといろいろと考えてしまうかもしれませんが、普段あまり知ることができない美大生の生活や、彼らの学生としての課題に向けての大変さなども楽しく描かれていて、そこもとても面白いと思います。

男でも女でもない、「カラーレス」だった少女(男性ですが、あえて少女)・アオイが、少しずつ自分の色を探し、自分に色を付けていく成長は、美大の専攻で彼女が布を染めていく作業と重なり、とても良い描き方だと感じました。

絵は比較的軽いタッチで、コマの割り方など、少女漫画の方に近い作品だと思います。

女性は読みやすいかな?と思いますが、青年漫画を読んでいる男性にもお勧めできる作品です。

 

まとめ

今回はマンガタリライターが2019年8月に読んだ漫画をご紹介させて頂きました!

いかがでしょう、気になる漫画はありましたか?

「カラーレスガール」は私も読んでいましたが、丸太さんのコメントにもありますとおり、ただの女装ものではなく葛藤や成長の描かれているのと、そんな彼女に対する友人達のやり取りなども良かったです。

本当に、男性でも女性でも、読みやすいと思いますよ!

ではでは、また次の新たな漫画作品に出会ってきます!

マンガタリライター 神門

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。