みなさんこんにちは、今現在の“推しの子”は有馬かなの神門です。
『【推しの子】』の有馬かなです!
ということで今回は、『【推しの子】』の登場キャラの中で一際激しい魅力を放っている有馬かなにフォーカスをあててまとめてみました。
単に外見が可愛いとかそういうことではなく、人間的な中身を含めての可愛さであり魅力が溢れているのが有馬かなです。
今回は、有馬かなの特徴や、彼女が持つ魅力とは何なのか、そして彼女の魅力が炸裂した場面などをまとめた、有馬かなづくし!
ライター個人としては、漫画のヒロインキャラについては以前に『きまぐれオレンジロード』の鮎川まどかを紹介した記事を書きましたが、それ以来の一人のキャラ特化記事です。
有馬かなのファンの方も、これから作品を読もうかという方も、楽しんでいただければと思います。
目次
1、『【推しの子】』ってどんな作品?
著者 | 原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ |
出版社 | 集英社 |
掲載雑誌 | 週刊ヤングジャンプ |
掲載期間 | 2020年~ |
単行本巻数 | 既刊8巻(2022年9月時点) |
ジャンル | サスペンス |
『【推しの子】』は、原作:赤坂アカ先生、作画:横槍メンゴ先生のタッグによって描かれている、芸能界を舞台にしたサスペンスです。
田舎の産婦人科のゴローは、自分が熱烈に推しているアイドルの星野アイのストーカーによって命を落とすのですが、なぜかアイの隠し子である双子の一人のアクアとして生まれ変わりました。
しかしながらアイは、アクアが4歳の時にストーカーに襲われて死んでしまいます。
ゴロー自身やアイを殺したストーカーには情報を提供していた何者かがおり、それはアイが属していた芸能界にいると考えました。
アクアとして成長したゴローは、自分の推しであり母親でもあるアイを殺した人間を探して復讐することを誓います。
そして、純粋に母親のようなアイドルになることを夢見る双子の妹・ルビーと共に芸能界に足を踏み入れます。
華やかに見える芸能界の光と闇を、シリアスさとユーモアさを交えた絶妙なバランスで描き、さらに先の読めないサスペンスとしても秀逸な展開を見せている作品です。
- 『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカ先生
- 『クズの本懐』の横槍メンゴ先生
という個性的で豪華なタッグも、赤坂先生の作品構成力と横槍先生の魅力的な人物描写が絶妙にブレンドされ相乗効果をあげており、アニメ化も決定した人気作品です。
2、有馬かなの変遷:天才子役時代からアイドルに至るまでの境遇などを簡単に紹介
有馬かなの魅力を紹介する前に、まずは簡単に芸能界におけるかなの立ち位置、境遇といったところを3つの時代に分けてざっくりご紹介します。
2-1 天才子役時代:「10秒で泣ける天才子役」ともてはやされた栄光期
有馬かなは天才子役と言われ、幼少時からドラマに出演して活躍していました。
特に評価されていたのがドラマでの泣き演技であり、「10秒で泣ける天才子役」と評されていました。
※なお、ルビーは「重曹を舐める天才子役」と誤って覚えており、それによって以降、一部からは“重曹ちゃん”などと呼ばれるようになります。
「【推しの子】」 1巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
ただ、当時のかなは周囲の大人たちに持ち上げられ、自分自身も天才だと天狗になっていたところがありました(子供ですし、褒められれば調子に乗るのは仕方ないところもあるとは思いますが)
子役で売れたかなは、その後「ピーマン体操」という曲を出してオリコン一位を獲得したりもしています。
ですが、かなが売れていたのはこの時期までになります。
2-2 子役時代の終了からの不遇時代:終わった人扱いされた闇の時代
子役時代に一発売れるなんていうのは珍しい事ではありません。
しかし、子役時代に調子に乗って周囲の空気も読まずに自己顕示欲の強い演技をし続け、徐々に仕事を失っていきます。
元々、子役として売れていて需要が高かったのも、あくまで子役としての有馬かなです。
次第に成長し、子役としての時期を過ぎてゆけば更に需要は少なくなっていきます。
それでも、ドラマで得た「天才子役」の名声をもとに仕事は入ってきて色々な分野に手を出しますが、その全てに赤字を出してしまいます。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
そのような売れない時代を長く過ごしたためか、かなは次第に「周囲が求める有馬かな」を演じるようになっていきました。
久しぶりに主演となったドラマ「今日あま」でも、大根役者揃いの中で浮かないように抑えた演技をしていました。
3,4歳くらいの頃に売れて人気を博したのち、10年ほどの売れない期間、その2つの期間が、現在の有馬かなという女の子を作り上げたのです。
2-3 役者からアイドルへ:アクアと出会いアイドルとなり、再び表舞台に出始める
有馬かなの3つめの転換点が、アクア、ルビーとの再会でした。
母親であるアイに憧れてアイドルを目指すルビーの夢を叶えるため、アクアはかなに一緒にアイドルになって欲しいと頼みました。
かなはアイドルになりたかったわけではありませんが、今のままでも売れない役者で行き詰まりを感じていたこと、また押しに弱いこともあり、アクアたちの事務所と契約を交わしてアイドル活動を開始することにしました。
「【推しの子】」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
アイドル活動を始めたことで、かなは再び表舞台での活動が増えていきます(アクアとルビーの苺プロに所属したことも影響があると思います)
アイドルとしてJIF(ジャパンアイドルフェスティバル)に出場したり、2.5次元舞台に出演したりします。
その中で、かつて「天才子役」と謳われていた有馬かなは、徐々に再び輝きを取り戻していきます。
華やかに売れた一瞬と辛酸をなめた10余年を経て、さらにここから先、アイドルとして、役者として、どのような活躍をしていくことになるのかが非常に楽しみです。
3、有馬かなの6つの魅力を具体的なエピソードとともにご紹介
ここからは、有馬かなの具体的な魅力について語っていきたいと思います。
作中で見せた具体的なエピソードとあわせてご紹介します。
有馬かなの魅力 その(1):仲間と認めた相手にはとにかく面倒見が良い
魅力の一つは「仲間のことを放っておけず面倒見が良い」ことです。
幼少期より芸能活動をしてきたかなは、17歳ではありますが芸歴は10年以上を誇っています。
また、人気絶頂の時代から売れなく苦しい時代を過ごしているので、芸能界の良いところも辛いところも知っています。
そういうこともあって、後から芸能活動を開始した新生B小町メンバーのルビーやMEMちょのことを引っ張り、守ろうとします。
口は悪いけれど、自分が辛い目にあったからこそ、自分と同じような目にあってほしくないと思うのです。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
2.5次元舞台においても仲間側である姫川やメルトの面倒を見ますし、ライバルであるあかねに対してもアクアとのデートの行動を注意してとなんだかんだ世話を焼くなど、自分が関わる人のことを放っておけないのです。
※あかねのことに関しては、アクア絡みというのが大きいとは思いますが。。
有馬かなの魅力 その(2):強いプロ意識を持ち、努力家で自分に厳しい
2つめはこちら、かなはとにかく、「努力家で自分に厳しすぎるほど厳しい」です。
「他人(仲間)に優しく自分に厳しい」というのもありますが、「他人に優しく」は前述した「面倒見が良い」と重複することでもあります。
仲間に対しては守ってあげよう、どうにかしてあげよう、と考えるかなですが、自分自身のことになるとガラリと変わります。
売れない時期を長く経験していますが、それでも決して腐ることはありません。
役者に必要な体力作りのため、毎朝の走り込みと発声を欠かしません。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
歌も、「ピーマン体操」では音程を外していてちょっと音痴でしたが、それ以降に歌った曲ではどんどん歌唱力もあがって、むしろ他人が聴けば上手と評価されるレベルにまで上達しています。
それでもかなは自分の歌は「下手だ」と評価しています。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
演技に関しても、姫川やあかねと張り合った2.5次元舞台での演技に全く満足しておらず、むしろあかねの演技の方を評価しているくらいです(なお、あかねもかなの演技の方を評価しています)
子役で売れて調子に乗ったのは事実かもしれませんが、その後の挫折を経てなおそれでもそこから努力をし続け、今も努力を欠かさず、その結果に全く満足などしていません。
それこそがかなのプロ意識であり、大きな魅力の一つだと思います。
有馬かなの魅力 その(3):自分を求めてくれるならどこまででも頑張れる
かなはもともと、芸能人に憧れていた母親の夢を託されて芸能界に入りました。
それでも決して嫌々ではなく、自分が頑張って売れれば母親も喜んでくれて、そんな母親を見てかなも幸せになれていました。
ですから、かなの行動原理にあるものは決して自分自身に対する単なる承認欲求だけではありません。
いや、もちろん承認欲求ではありますが、更に奥までさかのぼると別の理由があるとういことです。
「私を見て」
という強い思いだって当然ながらあります。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
でもそれは、「子役時代の有馬かな」を見る人ばかりで、「今の有馬かな」を見てほしい、という思いです。
そして、なんで見てほしいかというと、「自分がここに居て良い」と確信させて欲しいからです。
奥底にあるのは、
- 人が求めることに応えたい
- 喜んでもらいたい
- 母親に、事務所に、ファンの期待に応えたい
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
凄い役者になりたいから、昔からの夢だから頑張る、というのともちょっと違います。
人が頑張れる理由は人それぞれで、自分のためにこそ一番頑張れる人もいれば、誰かのために頑張れる人もいます。
かなは、ドラマにしても舞台にしても、自分が評価されるよりも作品が評価される方が嬉しいタイプです。
だから、ライバルである黒川あかねと共演の舞台でも、あかねが派手な演技をして人の目を惹きつければ、かなはそれに張り合うのではなく一歩引いた演技をしてあかねを立てて、舞台そのものを良くしようという方向に動きました。
監督が、他のキャストが、ファンが望むことを叶えるために全力で動きます。
そんな風に誰よりも頑張れるのもまた、かなの魅力だと思います。
有馬かなの魅力 その(4):アクアの前で見せる素直じゃない姿が可愛らしい
かなといえば口が悪く、面倒で捻くれた女の子です。
だけど、そんな性格が実はアクアにはヒットしており、アクアとの関係性においてはかなり重要な役割を見せてくれ、かな自身もアクアとの関係で魅力的な姿を見せてくれます。
とにかく、素直じゃないけれど分かりやすいリアクションを取ってくれるのが可愛くて魅力的です。
かなは幼少期にアクアとドラマで共演したときの衝撃からずっとアクアのことを忘れられずにいて、高校生になってアクアと再会して「今日あま」のドラマで再び共演したときに、それは恋心として開花しました。
だけどそれを素直に表現できないのが、かな!
- 恋愛リアリティショーに出演したアクアを罵り
- アクアから学校をサボらないかと誘われて悪態をついたり(でも態度はウキウキ)
- 黒川あかねとはビジネス恋愛だと知って罵倒したり(でもめっちゃ嬉しそう)
「【推しの子】」 3巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
口で言っていることと、表情や態度が全くあっていないのが見ていて実に可愛いです。
有馬かなの魅力 その(5):我がままで口が悪くて捻くれて面倒な一人の女の子
努力家で面倒見が良いなど実に良い人っぽいことをあげ、実際にかなはそういう女の子なのですが、それ以上に口が悪くて、わがままで、捻くれて面倒な女の子です。
ですが、そういう実に人間らしいところがまたかなの魅力でもあります。
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
もう一人のヒロインであるルビーが明るく天真爛漫、素直でストレートな明るく陽の部分を押し出しているキャラクターだけに、芸能生活での闇を知っているかなは対比的にも活きてきます。
それもかなり強烈で、アクアも初対面の時は殺意を覚えたくらいでした。
実際にかなの性格の捻くれ具合や口の悪さは、アクアだけではなく、あかねなど他のキャラに対しても痛烈でありますが、そういった姿もまたかなの魅力であることは間違いありません。
特にやはり、あかねに対した時のいきいきしたところが堪らないです。
有馬かなの魅力 その(6):何かやっていればとにかく可愛い!
色々と魅力を語りましたが、一言でいってしまえば有馬かなは「トニカクカワイイ」のです!
PV撮影をしてくれた映像Dのアネモネも言っています。
何かしてる有馬かなは、「可愛い」と。
「【推しの子】」 8巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
これはかなが、「芸能界で子役の頃から生き残るために身につけてきたもの」と、「そもそもかなが生まれ持ってきたもの」との二種類があると思います。
まず前者、「芸能界で子役の頃から生き残るために身につけてきたもの」です。
これは単純明快、子役で爆売れした後は鳴かず飛ばずだったかなですが、それでも芸能界でしぶとく生き残ってきました。
生き残るためには、自分を使わせたいと思わせないといけないと子供の頃から分かっていたのでしょう。
「【推しの子】」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
カメラを向ければ、誰かが見ていれば、必死で「何かをしよう」とします。
それは多少オーバーなリアクションだったりもしますが、それこそが芸能界では求められるものであり、若い女の子であればそこに「可愛さ」が付属するのは大きな武器になります。
生き残るために自分の武器にしようと、意識的か無意識にかは分かりませんが、かなは「何かしている自分の可愛さ」を手に入れたのだと思います。
続いて、「そもそもかなが生まれ持ってきたもの」です。
とはいえ、子供の頃から芸能界にいたので、生まれ持ったと言いつつ前述したように芸能界で身につけてきたものと被る部分もあるかとは思います。
ですが、アクアやルビーといった気を許した仲間の前で見せる姿は、かな本来が持ち合わせているものだと思います。
売れよう、相手に気に入られようとしていることではありません。
感情がすぐに表に出て、それが言葉にも行動にも出てしまうのがかな。
演技もやってきて、我慢して何かを演じることなど得意のはずなのに、そんな演技すらもせずに見せてしまう素の行動が、とにかく可愛い!
恋愛面でアクアに見せる顔や、恋敵であるあかねに見せる顔は、これこそがかなの持つ本来の魅力と言っても良いかもしれません。
「【推しの子】」 6巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
4、有馬かなの魅力的なシーン6選!ライターが独断と偏見で選んでご紹介
ここまで有馬かなのどういったところが魅力なのか? をご紹介してきました。
ここでは、作中で見せる有馬かなの魅力的なシーンを厳選してお届けします。
他にももっとあるよ! という声もあるかと思いますが、ライターが独断と偏見で選んでいますのでご容赦下さい。
4-1 「今日あま」でアクアに見せた笑顔
「【推しの子】」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
「今日あま」で主演として抜擢され、今まで役者を続けてきた良かったとアクアに笑いながら告げるシーンです。
かなは売れた子役時代以降、ずっと売れないまま芸能界にしがみついていました。
仕事は貰えず、ネットでは終わった人扱いをされながらも、腐ることなく稽古を続け努力を重ねてきて、ようやく10年ぶりにつかみ取った主演の座です。
さらにその場にはアクアがいて、同じように芸能界で10年の間頑張ってきた仲間がいると知った時のかなは、闇の中で一筋の光を見つけたのです。
「【推しの子】」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
また、このドラマ撮影でかなの力を発揮させてくれたことをきっかけに、かながアクアのことを好きになった重要なエピソードでもありました。
4-2 アクアと初めてのキャッチボールしたときの会話
「【推しの子】」 3巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
芸能界は油断のできない、息のつけない場所です。
アクアはそういう世界だからこそ、何の打算もなく、気を遣わずに無駄話や世間話をできる相手は貴重だと考えます。
その相手に選んだのがかなで、学校をサボってキャッチボールに誘います。
実際にキャッチボールをしながら他愛もない話をして、かなもアクアがそういう相手に自分を選んでくれて嬉しいと感じます。
「【推しの子】」 3巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
アクアが選んだ相手がかなであり、アクアが初めてのキャッチボールの相手だと笑顔で告げるかな。
そのどちらをとっても、二人の関係性を見る時に地味だけどとても重要なシーンだと思います。
4-3 知識欲旺盛で変な本を沢山読んでいるところ
かなは時間が空いているときはよく本を読んでいます。
それは初めの頃から描かれていますが、読んでいる本がとにかく興味をひくタイトル!
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
雑学でもなんでも色々と吸収しようとする姿に、なんてことのない姿なんですけれどかなの魅力があると感じます。
さらに、かなと同じ本を読むアクアが健気でもあります。
4-4 作中きっての名シーン!JIFでのアクアに対する「推しの子」宣言!
「【推しの子】」 4巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
有馬かなの最高の名シーンといえば、問答無用でここしかありません。
これはおそらく、異論も少ないのではないでしょうか。
JIFに出場した新生B小町。
ステージ上で輝くルビー、MEMちょを見ながら、かなの心の中は冷めていきます。
こんなに沢山のお客がいるのに、誰も自分のことは見ていない。見ているとしても、子役時代の有馬かなとしてしか見てくれない。
しかし、客席で赤、黄、白の三色のサイリウムを振るアクアの姿を見た瞬間、かなの心は変化を起こします。
グループ全体の箱推しなんかじゃなく、有馬かなを大好きにさせてみせる。
アクアの「推しの子」になってみせるという宣言は、
ここでタイトル回収きたか!
と叫ばずにはいられない名シーンでした。
まさか、かながタイトルの「推しの子」に含まれているとは、嬉しすぎるサプライズなのでした。
4-5 太陽のような輝きを放つ巨星の演技(With 黒川あかね)
「【推しの子】」 7巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
周囲を活かすため他人にあわせ、「使いやすい役者」を演じてきたかなですが、2.5次元舞台ではアクアに引きずり出され、有馬かなが持つ本来の演技を見せました。
それはまさに、自分自身が輝くことで周囲を照らし出すような、スターが放つ演技でした。
「自分を見ろ」
とばかりの演技にドキドキしすぎる黒川あかねの姿が、何よりもそれを証明しています。
「【推しの子】」 7巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
この、かなのことを好きすぎるあかねがとても良いですね!
4-6 アクアと一緒に旅行したくて必死なところ
「【推しの子】」 8巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
新生「B小町」のMV撮影で宮崎に行くことになった時、舞台の慰安も兼ねてアクアも一緒に行かないかと誘います。
本当は積極的に一緒に行こうと誘いたいのに、「良かったら一緒に来たら?」的な分かりやすいツンデレ要素を見せるのはいつものことですが。
アクアがどう返信するのか、「チラァ、チラァ」とこっそり(バレバレ?)見続けたり、アクアが了承するや顔を輝かせて旅行準備のため一緒に買い物に行ってあげると上から目線で提案してきたり、必死すぎる姿が可愛すぎます。
「【推しの子】」 8巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
恐らくかなは、全てにおいて全力であり、必死。
それは芸能界を生き残るためにやってきたことでもあり、有馬かなという女の子の本性でもあるのでしょう。
でも、そうやって常に必死で全力だからこそ、魅力的に輝いているのだと思います。
こうしてみると、殆どがアクア絡みでした。
アクアが絡むことで、かなの魅力がより一層際立つのではないかなと思います。
もちろん紹介した場面意外にも沢山あります。特に有馬かなをメインにフィーチャーした、JIFを描いた4巻はかなの見所ばかりでした!
5、まとめ
今回は、「【推しの子】」の有馬かなに注目した記事をお届けしました。
作品を読んで、人気出そうなキャラクターだな、と思いながら読んで、まさに思い通りに好きになってしまったキャラクターです。
作品自体、まだ完結していませんので、これからさらに魅力的な姿を見せてくれると思いますし、アクアとの関係性も更に深まっていくはずです(あーくん呼びになるまで)
※「あーくん」呼びの謎は11巻で明らかになりましたね
「【推しの子】」 1巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社 より引用
本記事で、有馬かなを好きな方はより好きに、そうでもなかった方、知らなかった方は好きになってくれたら嬉しいです。
以上、『【推しの子】』はコミックス派なのでTwitterでの有馬かな最新情報に色々と想像してしまうマンガフルライターの神門でした。
本作は、↓ ヤンジャンのアプリで読むことも可能です!
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