みなさんこんにちは、好きなゲーム&ウォッチは
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のマンガフルライターの神門です。
今や世間的にも“eスポーツ”の存在が周知されるようになってきて、テレビゲームで生計を立てるような人もいる世の中です。
それくらい、テレビゲームは現代の中に溶け込んだ存在となっています。
そうしたテレビゲームを題材とした漫画も世の中には数多く存在しますが、その先駆け的な作品こそ、
『ゲームセンターあらし』
です。
『あらし』といえば、破天荒なバトルにど派手な必殺技で、以降のゲーム漫画に多大な影響を与えた作品です(というか、本作を超えるスケールのゲーム漫画はないのではないかと思います)
本作に影響を受けて、自分でも“炎のコマ”を実現させようとした人も数多いと思います!
そこで今回は、『あらし』で登場した必殺技の数々をまとめてご紹介します。
主人公のあらしだけではなく、あらしの前に立ちはだかった数々のライバルたちの必殺技も含めてご紹介します。
かつて読んでいた方は懐かしい思いとともに過去を思い出し、本作未読の方は想像のはるか斜め上を行く数々の必殺技の魅力の虜になってください。
※既に手元に紙のコミックスが全巻なかったので、記事中で引用している画像は紙と電子の併用となっています。
目次
- 1.『ゲームセンターあらし』ってどんな漫画?
- 2.『ゲームセンターあらし』必殺技紹介 <石野あらし編 14の荒唐無稽な必殺技>
- 2-1 ゲームのためならピアノも弾く!:つるぎの舞
- 2-2 ジェットコースター対決で使用した特殊技:ケン玉昇り龍
- 2-3 一日千回の縄跳びで出来るようになる!:月面宙返り(ムーンサルト)
- 2-4 これを試した小学生は数知れず!:炎のコマ
- 2-5 逆向きだと便秘を治すポーズになる:水魚のポーズ
- 2-6 ゲーム機が壊れても知らないよ:エレクトリックサンダー
- 2-7 一生に一度しか使用できない(はず):超新星(スーパーノヴァ)
- 2-8 このポーズを真似した小学生は(略):真空ハリケーン撃ち
- 2-9 天候すらも変えてしまう必殺技:グレートタイフーン
- 2-10 見ている方が痛くなる:出っ歯神経リモコン
- 2-11 光と熱のバズーカ砲:レインボーバズーカ
- 2-12 とうとうあらしは太陽にもなった:太陽風コロナ撃ち
- 2-13 あらしが七人に!?:スペクトル分身撃ち
- 2-14 三位一体の合体技:スーパー・ノヴァ トリニティ
- 3.『ゲームセンターあらし』必殺技大全 <ライバル編 選りすぐりの強敵が放った9の必殺技>
- 4.まとめ
1.『ゲームセンターあらし』ってどんな漫画?
著者 | すがやみつる |
出版社 | 小学館 |
掲載雑誌 | コロコロコミック |
掲載期間 | 1979年 – 1983年 |
単行本巻数 | 全17巻 |
ジャンル | テレビゲームを題材にした破天荒な少年漫画 |
『ゲームセンターあらし』は、すがやみつる先生によって描かれた、テレビゲームを題材としたバトル漫画(?)です。
主人公の少年、石野あらしは、普段は勉強も運動も全くダメで冴えませんが、テレビゲームの腕に関しては天才的な腕を誇っています。
あらしの前には、数々のライバルたちがあらしを倒すべく登場します。
強力なライバルたちを相手にした戦いは冗談抜きでスケールが凄まじく、
- 時には己の命とプライドをかけて世界の猛者と戦ったり
- 時には家族の命のために異世界でモンスターと戦ったり
- 時には世界の命運をかけて宇宙で戦ったり
と、とにかくなんでもあり、読者の想像をはるかに超越するぶっ飛んだバトルはたちまちのうちに子供たちのハートをがっちりキャッチしました。
特に戦いの中であらしが繰り広げる必殺技は、多くの子供達を虜にしたものです。
おそらくテレビゲームの攻略を題材とした初めての漫画であり、今ならeスポーツの先駆けともいえるエポックメイキングな作品なのです。
2.『ゲームセンターあらし』必殺技紹介 <石野あらし編 14の荒唐無稽な必殺技>
それでは早速、あらしの14の必殺技をご紹介します。
- どのような仕組み・原理なのか
- どのような効果があるのか
などもわかる範囲でご紹介しますので、ご覧ください!
なお、細かいことをいえばご紹介した他にも必殺技はあるのですが、主だったところということでご容赦ください。
2-1 ゲームのためならピアノも弾く!:つるぎの舞
コミックスで最初に登場する必殺技が「つるぎの舞」です。
ど派手な必殺技が有名なだけに、むしろこの技そのものをご存知ない方も多いかと思います。
この技を発明するに至ったのは、あらしのライバルであり親友でもある大文字さとるが独自に開発した新型の「スペースインベーダー」で、UFOが雨のようなビーム砲、ミラクル・シャワーを浴びせて自機を粉砕されたことで編み出されました。
そのミラクル・シャワーに対抗するため編み出した必殺技が「つるぎの舞」です。
対抗策はミラクル・シャワーを自機のビームで受け止めること。
そのためには左右移動のボタンとビーム砲の発射ボタンを今まで以上に素早く押し続ける必要があると考えたあらしは、左右の指を同時に激しく使用するピアノを練習することでこの必殺技を身に付けました。
「ゲームセンターあらし」 1巻 すがやみつる/小学館より引用
え、いくら速くボタンを押したところでコンピュータが反応する速度には限界があるのではないかって?
そんな無粋なツッコミは不要、むしろ初期の必殺技はこんなにもまともなんだと思っていただきたい必殺技です。
2-2 ジェットコースター対決で使用した特殊技:ケン玉昇り龍
これまたよくわからない技名が出てきたと思うでしょう。
この必殺技は特定のバトルで使用された必殺技です。
プロのインベーダーボーイ(そもそも、それがなんだ? というのは置いておいて)、剣野玉三郎との遊園地のジェットコースターに乗ってのインベーダー対決で繰り広げられたものです。
高速回転するコースターで目が回らないようコースターと一体化するために特訓したのがこの「ケン玉昇り龍」です。
「ゲームセンターあらし」 1巻 すがやみつる/小学館より引用
うん、意味が分かりませんね!
まあ、数多くの必殺技の中でも、さらに特殊な必殺技ということです。
2-3 一日千回の縄跳びで出来るようになる!:月面宙返り(ムーンサルト)
さあ、ここからが本番です!
あらしがよく使う必殺技の一つ、「月面宙返り(ムーンサルト)」です。
いったいどんな必殺技かというと、空高くジャンプし空中で宙返りして落下の加速度でボタンを連打するという技です。
あらしはこの技を取得するため、一日千回の縄跳びをしたと言っています。
この技を繰り出すと、体には強力な重力加速度(G)がかかるため、ジェットパイロット並みの耐久度が必要になります。
「ゲームセンターあらし」 1巻 すがやみつる/小学館より引用
月面宙返りはあらしの大技の中でも基本といえる技で、色々なバトルで繰り出されており、様々な応用もされています。
また、基本技のせいか、作品の中でもあらし以外の多くのキャラクター達もこの技を使用しています。
それくらいオーソドックスな技ですし、技の原理も記載した通りシンプルなものですから、是非みなさんも試してみてはいかがでしょう。
練習を重ねればきっと習得できるはず!
・月面宙返り○○段撃ち
月面宙返りの多段撃ちです。
技名から考えるに、月面宙返りを繰り返すことで更なる威力の積み重ねをしているものと思われます。
「ゲームセンターあらし」 2巻 すがやみつる/小学館より引用
・水中月面宙返り
サーフィンチャンピオン・ミッキーとのサーフビーチプールで行われた対決で使用されました。
サーフィンの出来ないあらしが水中で繰り出した技なのですが、技の説明と食い違ってしまうので、どのような原理で繰り出されたのかよくわかりません!
「ゲームセンターあらし」 3巻 すがやみつる/小学館より引用
2-4 これを試した小学生は数知れず!:炎のコマ
あらしの代名詞ともいえる必殺技です。
レバーを超スピードでコントロールし、1秒間に二百万回以上手を動かしてコンピュータを超越する動きをさせるという技です。
コンピュータを狂わせることで自機が消えて敵にぶつからずすり抜ける、といったとんでもないことを実現させます。
それじゃあインチキじゃないか、とも思えますが、もとはコンピュータをいじってクリア不可能な状態を作り出したインチキゲーム屋に対抗するために生み出した技です。
また、あくまで人間の力でコンピュータを超え、想像つかない動きをさせているので技そのものはインチキではないとも言えます。
(ある意味、人力によってコンピュータにバグをわざと発生させるバグ技)
あらしはコマを素手で回し続けて最終的には摩擦によって炎まで生み出したことから、「炎のコマ」と名付けました。
「ゲームセンターあらし」 2巻 すがやみつる/小学館より引用
月面宙返りとともにあらしの基本となる技で、こちらも様々な応用技、レベルアップした技があります。
炎のコマもバリエーションが豊富で、前述の月面宙返りと組み合わせた炎のコマ+月面宙返りなどなど沢山の派生技が使用されていました。
・炎のコマリング撃ち
炎のコマを文字通りリング状にして飛ばしてレバーを操作する技です。
通常の炎のコマとどういう違いがあるのか、どんなお得感があるのかは、読者の想像に委ねられている・・・のかもしれません。
「ゲームセンターあらし」 10巻 すがやみつる/小学館より引用
・炎のコマ 火龍紅撃ち
どういう技なのかはわかりませんが、超高速回転しながら炎のコマを放ち、出っ歯でも火を起こすことで龍が炎を噴き出しているように見えることから、火龍と名付けたのでしょう。
まあ、勢いですよ!
「ゲームセンターあらし」 13巻 すがやみつる/小学館より引用
2-5 逆向きだと便秘を治すポーズになる:水魚のポーズ
水魚のポーズは他の必殺技とことなり、直接的にレバーやボタンを操作するものではありません。
この技は、ライバルである大文字さとるがあらしを倒すために開発した海賊インベーダー「パイレーツ」というゲームで、突然現れる予測不能の敵“スペース・ゴースト”に対抗するために生み出されました。
ヨガのポーズをとることで精神統一をはかり、念を集中させることでチャクラと呼ばれる第三の眼(心眼)でコンピュータの動きを読み取れるようになるという技です。
「ゲームセンターあらし」 1巻 すがやみつる/小学館より引用
なんというか、このポーズをしている間にコンピュータにやられちゃうんじゃないの? という無粋なツッコミはしないように!
2-6 ゲーム機が壊れても知らないよ:エレクトリックサンダー
腕をすり合わせて摩擦を起こし、その摩擦によって高圧電気を発生させてゲーム機に向けて放出することでコンピュータを狂わせる技です。
この技はあらしと一平太の対決の時、突然の落雷によってコンピュータが狂い、あらしの得点がいきなり0点になってしまったことにヒントを得て繰り出された技です。
「ゲームセンターあらし」 5巻 すがやみつる/小学館より引用
コンピュータを狂わせるといっても都合の良い方向に狂ってくれるとは限らず、かなり博打に近い技であります。
それでも一応、技の原理とゲーム攻略を論理的に結び付けた数少ない技の一つです。
(ちなみに他は炎のコマくらい)
てゆうか、こんな技使ったらそもそもゲームを壊しかねないので、普通は怒られちゃいます。
2-7 一生に一度しか使用できない(はず):超新星(スーパーノヴァ)
テレビゲーム世界一を決める戦いのラスボス・総統デビルは巨大コンピュータでした。
総統デビルは一度使われた技はしっかりと記憶し二度と同じ手は喰らわないという、聖闘士のようなコンピュータです(いや、聖闘士よりあらしの方が先ですけれど)
そのため、あらしが次々と繰り出す必殺技、炎のコマや月面宙返りも通用しなくなってあらしはピンチに陥ります。
勝利するためには新しい必殺技を生み出すしかない!
ということで、その戦いで死闘を繰り広げたライバル・シュミットの必殺技からヒントを受けて作り出した新必殺技が「超新星(スーパーノヴァ)」です。
「ゲームセンターあらし」 3巻 すがやみつる/小学館より引用
全身のエネルギーを集中し、一度に放出することでどんな凄いゲームでも一撃でやっつけられるという、原理もくそもないスーパー必殺技です。
自分のエネルギーを全て使用するということで、一生に一度しか使用できない物凄い技です!
だけど、あらしは作中で何回か使用しています!
それでもあらしが生きているのは、奇跡らしいです(すがや先生談)
2-8 このポーズを真似した小学生は(略):真空ハリケーン撃ち
空手の達人・山嵐大作があらしの名を語って勝手にテレビゲーム道場を開きました。
山嵐の実力は本物で、山嵐に敗れ、大事なインベーダーキャップまで奪われて腑抜けになったあらしを鍛えたのは、山嵐の空手の師匠でした。
真空ハリケーン撃ちを使用する際には、まず心を「空」にし、そして「気」を溜めて体内に充満させる必要があります。
そして「天」、「地」、「人」のポーズと掛け声とともに激しく回転を始めます。
あらし自身が激しく回転して空気の渦を巻き起こし、その空気の力によってレバーを激しく操作する必殺技です。
「ゲームセンターあらし」 6巻 すがやみつる/小学館より引用
この技を使用するためには数分間、息を止める必要があるため、鼻が詰まったりしていると使用できない弱点もあります。
2-9 天候すらも変えてしまう必殺技:グレートタイフーン
作品内においてあらしの最大のライバルともいえるのがドクロ大帝です。
そのドクロ大帝と初めての対戦において、あらしは苦戦を強いられます。
ドクロ大帝の超必殺技、「超空間ブラックホール」には、炎のコマや月面宙返りも通用せず、どうにかしてドクロ大帝に対抗するために戦いの最中に必殺技を編み出します。
「風よ!」、「雲よ!」、「雷よ!」の掛け声とともに嵐を巻き起こす凄まじい必殺技です。
これでなぜゲームをプレイして高得点を叩きだせるのかは分かりませんが、おそらく真空ハリケーン撃ちの上位版で、巨大台風の凄まじい風の回転によってレバーを超速で動かすものと思われます。
「ゲームセンターあらし」 8巻 すがやみつる/小学館より引用
ただ、「タイフーン」と「ハリケーン」は、国際基準によって最大風速が秒速32.7メートル以上に達したものを示しており、発生した海域が北西太平洋なら「タイフーン」、北大西洋・北東太平洋なら「ハリケーン」と呼ばれます。
だから、どっちが上とかないと思うのですが、グレートが付いているだけにこちらが上でしょう!
なお、“真空ハリケーン撃ち”も“グレートタイフーン”も、空気の渦を利用した必殺技のため、空気のない宇宙空間などでは使用することが出来ない弱点があります。
まあ、宇宙でゲームをするのが当たり前の世界で違和感がないのが凄いですけど。
2-10 見ている方が痛くなる:出っ歯神経リモコン
あらしはゲームにおいて超人的な必殺技を使用します。
あらしと対戦するライバルたちの中には、あらしの必殺技を封じるためにあらしの体の自由を奪うものも少なくありません。
動けなくなったあらしが活用するのが、あらしのトレードマークでもある出っ歯です。
出っ歯を伸ばしてボタンを押させたりしていたのはまだマシ(?)な方で、とうとう出っ歯を自分の意思で抜き、出っ歯を動かしてゲームをプレイさせるまでに至りました。
「ゲームセンターあらし」 9巻 すがやみつる/小学館より引用
しかも神経はつながったまま、歯の神経で出っ歯をリモートコントロールし、炎のコマまで繰り出してしまいます。
正直、絵面で見ると大流血のかなりエグい必殺技で、よくもまあこんな技を子供向けの漫画で載せたものだと思います。
2-11 光と熱のバズーカ砲:レインボーバズーカ
一生に一度しか使えない(という触れ込みの)「超新星」を除くあらしの最大の必殺技は「グレートタイフーン」です。
その「グレートタイフーン」が、真冬の山で雪の結晶を操る氷雪之助によって打ち破られてしまいます。
あらしは、雪之助に勝つために新たな必殺技を作り出しました。
それは、あらし自身が大回転をして氷と雪の粒を舞い上げてレンズを作り出し、太陽光線をそのレンズを通して集めて光のパワーでレバーを操作する大技です。
そう、虫眼鏡で太陽光を集めると火も起こせるというアレです!
「ゲームセンターあらし」 10巻 すがやみつる/小学館より引用
・・・・ええ、説明を書いていながら意味が分かりません!
なんでそれでレバーを操作して、なおかつ勝てるのだと。
でもですね、付け加えますと。
あらしだからそれで良いのです!
理屈とかそんなもん抜きに、溢れ出る熱量と勢いで楽しませてくれるのが『ゲームセンターあらし』なのですから。
この必殺技も太陽が出ていないと使えないという弱点がありますが、雲で太陽が隠れている場合は「グレートタイフーン」で雲を吹き飛ばして使用するなど、複数の必殺技を組み合わせることで効果を発揮することが出来ます。
2-12 とうとうあらしは太陽にもなった:太陽風コロナ撃ち
世界最強の男を目指してやってきたホワイト・パンサーに敗れたあらしが、ホワイト・パンサーが生まれたメキシコで修業をしたことで会得した技です。
ちなみにメキシコには、二ヵ月かけて筏で海を渡って到着しています。
全てにおいて意味不明ですが、あらしはそういう破天荒なノリこそが重要なので、気にしてはいけません。
「ゲームセンターあらし」 14巻 すがやみつる/小学館より引用
そして技に対する解説は全くありません!
(おそらく、真空ハリケーン撃ちやグレートタイフーンと同じように、風を利用した技だとは思いますが)
2-13 あらしが七人に!?:スペクトル分身撃ち
暗黒七魔神の一人、月面魔神との戦いにおいて窮地に陥ったあらしが、かつて戦った氷雪之助の助けを得て放った必殺技です。
太陽の光を氷の刃によるプリズムで分散させることで、太陽風コロナ撃ちを七倍の効果で放つ必殺技、のようです。
「ゲームセンターあらし」 15巻 すがやみつる/小学館より引用
もう、何でもアリですね!
え、そもそも暗黒七魔神って何よ?
という貴方は是非コミックスを手に取って読んでみましょう。
2-14 三位一体の合体技:スーパー・ノヴァ トリニティ
あらしの最終話で使われた最後の必殺技です。
あらし、一平太、さとるの三人は、未来人によってジュラ紀に召喚されてしまいました。
そこで、インベーダーキャップのインベーダーマークがティラノザウルスに張り付いてしまったことで恐竜が知恵を持ってしまいます。
このまま恐竜の世界になったら人類の世界もなくなって地球の歴史が変わり、自分達の存在も消えてしまう。
そんな危機を回避するため、あらしはティラノザウルスと地球の運命をかけたゲームの勝負をします。
ティラノザウルスの前に敗北寸前となったあらしでしたが、水魚のポーズをとって心の中で戦いに参加した一平太とさとるの心を取り入れて作り出した合体技がこの「スーパー・ノヴァ トリニティ」です。
「ゲームセンターあらし」 17巻 すがやみつる/小学館より引用
自分で書いておいてなんですが、最終話のあらすじのどこに突っ込めばいいのやら!
必殺技よりも、むしろ話の内容の方が気になったらすみません!
3.『ゲームセンターあらし』必殺技大全 <ライバル編 選りすぐりの強敵が放った9の必殺技>
必殺技はあらしが使うだけではありません。
あらしと戦った個性豊かなライバルたちも様々な必殺技を駆使してあらしを苦しめました。
ここでは、そんなライバルたちが繰り出した必殺技の中から選りすぐりの9の技をご紹介します。
3-1 空手の達人・山嵐大作のオリジナル必殺技:山嵐電撃吹雪拳
あらしの名を語ってゲーム道場を開いた山嵐大作のオリジナル必殺技。
山嵐は空手の達人のはずですが、なぜかヌンチャクを使用しています。
ヌンチャクを激しく回転させて高速でレバーやボタンを操作する技、だと思われます。
「ゲームセンターあらし」 6巻 すがやみつる/小学館より引用
炎のコマなど以上に物理的衝撃が大きいため、丈夫なゲーム台を準備する必要のある必殺技です。
3-2 アーサージュニアの超ゲームテクニック:スペースシャトル
ミスターゲームユニバースの世界大会で、アメリカ代表で出場していたのがアーサージュニアです。
大会の決勝戦であらしと戦った際にアーサーが繰り出した必殺技です。
どのような仕組みかは、分かりません!
「ゲームセンターあらし」 7巻 すがやみつる/小学館より引用
3-3 ドクロ大帝の次元を超越した必殺技:超空間ブラックホール
あらしの最大のライバルといえるドクロ大帝。
作品内で何度もあらしと戦い苦しめていますが、そのドクロ大帝の必殺技です。
光速より速く手を振動させることで四次元空間を作り出し、その四次元空間でゲームを操作する技です。
仕組みも、なぜ四次元空間で操作することで強くなれるのかも、意味不明ですが、凄まじい技であることは間違いありません。
人力で四次元空間を作り出してしまうわけですから。
「ゲームセンターあらし」 8巻 すがやみつる/小学館より引用
3-4 インベーダーウーマンによる女性にしか出来ない必殺技:ノーブラボイン撃ち
インベーダーウーマン(=あらしの母ちゃん)による、ネーミングセンスも技の見た目も凄まじい必殺技。
「ゲームセンターあらし」 6巻 すがやみつる/小学館より引用
えーと。
詳しい説明は省かせていただきます。。。
なお派生技として、
- ノーブラ・ボイントリック・サンダー
- ノーブラボインタイフーン
なども存在します(え?)
3-5 ジェットパイロットのニコラスが全身を駆使する必殺技:フライングクラッシュ
ゲームをやると死刑という国(どんな国!?)から脱走してきたパイロットのニコラス。
命を賭けてまでゲームをするため日本にやってきたニコラスが、あらしとの戦いで使った必殺技は、ジェットパイロットの訓練で鍛え上げた全身を駆使してレバーを操作する、『フライングクラッシュ』です。
「ゲームセンターあらし」 11巻 すがやみつる/小学館より引用
手以外の個所を使用したところでゲームが上手くなるかですか?
ニコラスのジェットパイロットの腕と、死刑を覚悟までして国から脱出してきた強い思いがあれば、上手くなるのです。
きっと。
3-6 金時娘の水を使用した必殺技:旋風オノ水車
さとるの別荘でゲーム合宿をすることになったあらし達。
別荘のある山に住んでいた金時娘の必殺技で、斧を激しく回転させて空気中の水分を集めて放出し、レバーやボタンを操作するという技です。
放たれた水分によって炎のコマの炎を消火してしまうという副次的な機能も併せ持つ技です。
「ゲームセンターあらし」 9巻 すがやみつる/小学館より引用
3-7 剣の達人・氷雪之助が雪の結晶を操る必殺技:雪華の舞
北アルプス雪まつり記念ゲーム大会が開催されたことで、万年雪のなかで眠っていた氷雪之助が目覚めてしまいます。
雪之助は剣の使い手で、刀の刃に冷気を集めて雪の結晶を作り出し、その雪の結晶を操ることでレバー操作をするのがこの『雪華の舞』です。
雪の結晶を使うことで炎のコマの炎も消し、またあらし本人すらも凍らせて体の自由を奪ってしまう強力な技です。
「ゲームセンターあらし」 10巻 すがやみつる/小学館より引用
3-8 宇宙で岩石を操るメカニカ元帥の必殺技:アステロイドクラッシュ
あらしは、さらわれた父親を救出するためアマゾンの奥地に向かいました。
そこで待ち受けていたのがメカニカ元帥です。
メカニカ元帥との決戦は宇宙空間、そこでメカニカ元帥が繰り出したのがこの『アステロイドクラッシュ』です。
アステロイドとは、太陽系小天体のうち拡散成分のない岩石類のことを意味しますので、その岩石を利用してレバー操作する技です。
「ゲームセンターあらし」 10巻 すがやみつる/小学館より引用
・・・え、どうやって?
3-9 惑星すら動かしてしまうドクロ元帥の超必殺技:亜空間惑星大直列
あらしを倒すためなら自らの命も惜しくないと言い切るドクロ大帝。
かつてあらしに敗れたドクロ大帝が作り出した新必殺技は、銀河が消滅してしまうほどの威力を持ちます。
その名も、「亜空間惑星大直列(グランド・クロス)」!
自分の生命力を宇宙に放つことで、火星や木星などの惑星を四次元空間をワープさせて呼び寄せ、惑星を一列に並んだ時の引力の力でゲームを一瞬にして終わらせる、おそらく作品内でも最大威力の技です。
「ゲームセンターあらし」 13巻 すがやみつる/小学館より引用
え、何言っているか分からないですって?
そんなことを言っていたら、『あらし』は楽しめませんよ!
4.まとめ
ゲームセンターあらしの必殺技、およびライバルたちの必殺技をご紹介しました。
とにかく、
- なんか凄そう!
- よく分からんけれど勢いがある!
- 技名の響きで押せ!
という数々の技でした。
突っ込みどころしかないから逆に突っ込む場所がなくなるという、熱くてスケールの大きすぎる技ばかりです。
これだけの熱量と勢いとパワーを貫き通す少年漫画もなかなかないと思います。
懐かしいと思った方、あまりの凄さに読んでみたくなった方、この機会に是非、手に取ってみて下さい!
以上、「ラリーX」のBGMが好きな神門でした!
はじめまして!懐かしいですなあゲーセンで炎のコマやってた世代です笑
ところで山嵐大作のヌンチャクですが、ヌンチャクは沖縄空手(琉球古武道)の武器ですので空手家が使うのはアリです。というより当然です。
ブルース・リーのイメージでカンフーの武器だと思われてるんでしょうね どっちでもいい話ですけど笑
週末空手家さん、コメントありがとうございます!
楽しんでいただけたようで良かったです。世代であれば一度はやりたくなりますよね!
空手のご指摘もありがとうございます。
空手なので文字通り武器使用はないのかと思っていたのですが、そうではないのですね、勉強になります!