当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

マンガフルライターおすすめ「秋に読みたいマンガ」4作品を紹介!

みなさんこんにちは! 「マンガフル」ライターの神門です。

秋です。

秋といえば”食欲の秋”、”スポーツの秋”、”芸術の秋”、”読書の秋”、”漫画の秋”・・・

ということで今回は「秋に読みたいマンガ」をテーマとしました。

涼しく、秋の夜長は漫画を読むのに最適です!

各ライターがお薦めする作品を手に過ごしてみるのも一興だと思いますよ。

 

1、『マイ・ブロークン・マリコ』 / ”不幸でビターでかっこいい”のが秋にぴったり!な一作

作者 平庫ワカ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 COMIC BRIDGE online(Web媒体)
掲載期間
2019/7/16〜2019/12/17(配信期間)
巻数 全1巻
『マイ・ブロークン・マリコ』ってどんな漫画?

ガラの悪い営業、シイノはともだちであるマリコの訃報をTVのニュースで知る。

幼なじみのシイノに何も言わずに逝ってしまったマリコは、不幸な人生を送っていた。

シイノはマリコを救いたいと、マリコを虐待していた実父から遺骨を奪うことを決意する。

中山今

タバコの煙と履きつぶしたマーチンが似合う、苦みばしったムードが「秋の気分」な漫画です。

ジメジメと暑い夏が終わり、乾燥した秋になりました。

そんな季節にはカラカラに乾いてスモーキーな空気感、そしてセンチメンタルなストーリーがバキッとハマります。

今年話題(ネット広告で見かけた方も多いのでは?)の『マイ・ブロークン・マリコ』はそんな季節に激☆オススメです!

主人公のともだち、マリコには

 

  • 「お父さんはいつでもお酒ばかり」
  • 「殴られる」
  • 「幸せになんてなれない」

 

・・・と、不幸な侘びしい風が吹いています。

 

対して酒とタバコとドクターマーチンが似合う女、シイノは無鉄砲で暴力的ですが妙にカッコいい!

壊れたマリコとの友情、そしてマリコを救えなかったシイノの後悔はあまりに苦く、答えもありません。

シイノが漫画の最後に得たものは救いなのか?

その感想も読者に委ねられるため、人によって読後感は異なると思います。

ディテール的にも、シーズンオフの海の風景やドクターマーチンを素足で履いたりと秋の匂いを感じます。

不幸でビターでかっこいい、秋にぴったりのいぶし銀の漫画。オススメです!

 

2、『吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)』/  ふとしたときに手を伸ばしてページを開いてみて欲しい、読書エッセイ漫画

作者 吉野朔実
出版社 本の雑誌社
掲載誌 本の雑誌
掲載期間 1991年~2016年
巻数 1巻(全8巻を1冊にまとめたもの)
『吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)』ってどんな漫画?

2016年、57歳という若さで急逝された吉野朔実さん。

吉野朔実さんが『本の雑誌』にて連載していた読書エッセイ漫画が「吉野朔実劇場」です。

それまでに刊行された「吉野朔実劇場」の単行本8冊とさらにボーナストラックを加えて一冊にまとめたのが本作です。

本だけではなく、吉野さんが出会った人であったり、犬であったり、そういったものへの思いも感じ取れます。

一編が2~4ページほどなので、

 

  • ちょっと時間のある時にふらっと少しだけ読んだり
  • 気が向いたときにふらっと適当なページを開いて読んでみたり

 

手元にあると、ふとした時に手を伸ばして読みたくなっちゃうような、そんな一冊です。

神門 順

秋といえば読書の秋です。

特に2020年は新型コロナウィルスの影響で外出を自粛する人も多いのか、本屋さんに来る人が以前よりも多いと感じます。

きっと本を購入して家でじっくり読むのでしょう。

でも、いざ本を読もうとしても、

 

  • 何を読もう?
  • 何が面白いだろうか?

 

と迷ってしまう人もいるのではないかと思います。

 

今まであまり本を読んでいない方、忙しくて本から離れていた方、本を読んでいたけれど面白い本をもっと知りたい方。

そんな、誰にでもお薦めできる読書エッセイ漫画です。

吉野朔実さんが『本の雑誌』にて連載されていた「吉野朔実劇場」が丸一冊にまとまっているため非常に分厚い(648頁!)ですが、どこから読んでも大丈夫なので気後れする必要はありません!

パラパラとめくればあら不思議、あっという間に本の、読書の世界に引き込まれていきます。

 

ただ本を紹介するだけではありません。

その本に関する吉野朔実さんのエピソードともに描かれるので、そのエピソードが楽しくてつい作品を手に取ってみたくなる、なんてこともあります。

それになんといっても、本が大好きなんだな、っていうのが読んでいて伝わってきます。

もっともっと、色々な本を、本にまつわる話を読みたかったです。

この作品の良さを少しでも多くの人に知ってもらえたらと思います!

 

3、『響 〜小説家になる方法〜』/  文芸少女の突き刺さる言葉の数々に色々なことを感じ、考えさせられる作品

作者 柳本光晴
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスペリオール
掲載期間 2014~2019年
巻数 全13巻
『響 〜小説家になる方法〜』ってどんな漫画?

本が売れず低迷が続く出版業界。

そんな中、プロフィール不明の一通の作品が文芸雑誌社の編集部に届きます。

作品を手に取ったのは、出版業界の復活を志す編集者・花井ふみでした。

作品は大傑作。

これを世に出せば業界に旋風を巻き起こせる。

そう確信したふみは、作者探しに奔走することに…。

その圧倒的文才を持つ作者の鮎喰 響(あくい ひびき)は15歳の高校生。

この作品は、一人の文芸少女の突き刺さりまくる言葉が世界を変えていく…小説家・響の無双物語です。

 

あ、あと、言葉の世界を描いた作品なので、名言も豊富です。(突き刺さる系多め)

 

また、

  • 2017年マンガ大賞受賞
  • 2018年実写映画化

にもなった作品です。

じょにすけ

「読書の秋」というだけのシンプルな理由でこの作品を選ばせていただきました。

ただ、個人的にはいつかこの作品のことを書きたい!

とずっと思ってた作品で、もちろん面白いです!

まず、衝撃を受けるのは…主人公・響のイカれっぷりです。

黒髪ショートカットでメガネをかけていて、通学中に読書してる。

一見ただの文学少女なんだけど、とにかくイカれてます。

 

  • 悪そうな先輩に「殺すぞ!」と喧嘩を売られたら、ボールペン片手に立ち向かう。
    さらに、相手が怯むと「殺すんじゃなかったの?」と本気の殺し合いを吹っかけたり
  • 新人賞の審査員に回し蹴りしたり

 

とんでもない事件を次々と起こしていく響の狂気に圧倒されます。

 

でも、話を読み進めてうちに、この滅茶苦茶な行動は、ただの狂気ではないことがわかってきます。

周りの目を気にせず自分の感性を100%信じてて、何があっても自分の信念を貫き通してる。

そんな響の姿を見ていると、

 

  • 「かっけーな〜。こんな風に生きれたらいいなぁ」って感化されたり、
  • 「響みたいに、自分の感性を信じてるからこそ人を惹きつける文章が書けるんだろうなぁ」って思ったり…

 

いろんなことを感じ、考えさせられられます。

我が道を突き進む響のストーリーと、突き刺さる言葉の数々を、どうぞお楽しみください!

 

4、『SHIROBAKO ~上山高校アニメーション同好会~』 /  青春時代の活力を疑似体験できる、アニメーション制作に青春を注いだ少女達の物語

作者 作画:ミズタマ
原作:武蔵野アニメーション
脚本:杉原研二
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミック電撃大王
掲載期間 2014年~2016年
巻数
全2巻
『SHIROBAKO ~上山高校アニメーション同好会~』ってどんな漫画?

アニメーション制作を題材にしたアニメ『SHIROBAKO(シロバコ)』の前日譚的な位置づけとなる漫画作品で、メインキャラクターたち、

 

  • 宮森あおい(みやもり・あおい)
  • 安原絵麻(やすはら・えま)
  • 坂木しずか(さかき・しずか)
  • 藤堂美沙(とうどう・みさ)
  • 今井みどり(いまい・みどり)

 

ら5人の高校時代――アニメーション同好会時代が描かれる作品です。

アニメ本編でも登場する、あおいたちが高校時代に自主制作で作った処女作品、『神仏混淆七福陣(しんぶつこんこうしちふくじん)』を作っている頃のお話で、女子高生同士の友情、物作りについて、将来について、などが描写されている青春作品として全2巻にまとまっております。

相羽裕司

芸術の秋。

芸術といえばアニメーション(一説では、語源は「アニミズム」であるとも言われていたりします)! 

ということで、今回は漫画版の『SHIROBAKO』を選んでみました。

ちょうど、今年(2020年)の10月からNHKのEテレでアニメの再放送が始まったタイミングだったりもします。

 

アニメ『SHIROBAKO』本編は、一種の「一度はバラバラになったかつての仲間たちが大人になってから再び集まってくる過程を描く」物語のフォーマットをとっているのですが、漫画版の本作は前日譚なので、描かれるのは「一度バラバラになる前」の時期――主人公たちの青春時代です。

『SHIROBAKO』は群像劇であるものの、アニメ本編は主人公を1人あげるとすればあおいですが、こちらの漫画版は、アニメ版ではアニメーターになっている絵麻を中心に物語が進んでいきます。

つまり「絵」を描く人が主人公なので、より「芸術」感が濃い目であるかもしれません。

何らかのカタチで「芸」を追求する性質がある方には、彼女が感じる楽しさ、葛藤、不安に共感して頂けるのではないかと思います。

「アニメーション制作(物作り)」に限らず、青春時代に何かに打ち込んでいた人にはきっとあったであろう、

 

  • 「地道な積み重ね」
  • 「充足感」
  • 「自分の内側からくる本来的な衝動(本当にやりたいこと)」

そして、

  • 「将来への不安」

 

などなど、そういったものも詰まっている作品です。

特に、「秋」関連としては、この時期に学園祭があったという思い出がある方も多いと思うので、学園祭に向かって仲間たちと「物作り」していく、ありし日に感じていた没頭やワクワク感を思い出しながら読んで頂けたらと思います。

かつての青春の活力を疑似体験してエネルギーをチャージして、これから訪れる厳しい(かもしれない)冬に備えて頂けたらと思うのでした。

 

まとめ

ということで、秋にこそ読みたい作品をご紹介しました!

  • 秋の空気感にこそあう物語
  • 読書の秋だからこそ読みたい作品
  • 芸術の秋に手に取って欲しい一作

秋といっても色々あります。

皆さんの気持ちに合う一作を見繕い、秋の夜長のお供としてみてください!

マンガフルライター 神門

 

マンガフルの記事の更新情報や気になるニュースを中の人がつぶやいてます。

ぜひマンガフルのTwitterをフォローしてください!

↓↓↓↓

@mangatari_

Visited 88 times, 1 visit(s) today




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。