みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『聖闘士真理矢』
です。

タイトルを見ればわかるとおり、『聖闘士星矢』のスピンオフ作品です。
そして女性が主人公となります。
主人公はごく普通の女子高生の橘真理矢、困っている人がいたら見過ごすことのできない正義感の強い女の子です。
真理矢の学校の始業式で、冥王の手下の冥闘士たちが乱入して生徒や教師を襲ってきます。
そこに現れたのが牡羊座の使い。
真理矢だけでも逃げるようにと言われますが、友人達を置いて一人で逃げるなんて出来ない真理矢は、皆を助ける力が欲しいと願います。
その真理矢の願いに応えたのが、ペガサスの聖衣。
真理矢の願いに応じたのは、ペガサス
「聖闘士真理矢」 1巻 霜月星良/秋田書店 より引用
真理矢はペガサスの聖衣を身にまとい、冥闘士達を打ち破ります。
小宇宙を燃やし、聖闘士としての力に目覚めた真理矢に現・教皇の貴鬼が世界を守るため力を貸して欲しいと言ってきます。
真理矢は最初、ただの女子高生の自分にそんなことはできないと断ります。
しかし、普通に生活している中でも冥闘士が現れて人々を襲う姿を目の当たりにして、真理矢は聖闘士として戦うことを決意したのでした。
女性が主人公で『聖闘士星矢』のスピンオフといえば『セインティア翔』もありましたね。
また新たな女性聖闘士スピンオフ、『セインティア翔』はアニメ化までされたくらいですから、それくらい人気が出ると嬉しいところです。
しかし『聖闘士星矢』のスピンオフ作品は令和の今になっても供給が絶えないですね。
それというのも、やはり設定勝ち(それも大勝)しているところが大きいと思います。
- ギリシャ神話、星座をモチーフにして、少年たちが美少女(アテナ)を守るために戦う
- 身にまとうのは星座を形どった聖衣に、星座に関係するようなド派手な必殺技を放つ
- 青銅、白銀、黄金と、クラスの分かれた聖闘士たち
当時描かれた魅力的なキャラクター達が強すぎて、なかなかオリジナルを超越するのは難しいのかもしれませんが。
いくらでも作品にできる、作品にしたくなるのでしょうね。
女性が主人公というだけでなく、内容も現代風味にアレンジされています。
聖衣は聖衣カードという形になっており、聖衣の装着もカードをインストールするという形になっています。
人気のカードバトルを意識しているのでしょうか、でも流行りに乗るのも重要ですよね(笑)
こんな感じで装着します
「聖闘士真理矢」 1巻 霜月星良/秋田書店 より引用
そして「聖衣は装着者にあわせて変化する」という設定になっており、同じペガサスの聖衣でも星矢と真理矢では異なります。
女性が聖闘士でも顔を隠す必要はないですし(これは『セインティア翔』も同様でしょうか?)
あ、『セインティア翔』は聖闘少女で聖闘士とは別という設定でしたっけ。
その辺も変えてきていますね。
物語も、女神アテナと冥王ハーデスとの戦いは一時休戦状態となりアテナとハーデスは地上を去っています。
そして休戦条件として88の聖衣、108の冥衣をカード化して封印するというもの。
ところが何者かによって封印が解かれ、88の聖衣と108の冥衣が世界中に四散してしまいます。
アテナが地上にいない状況でハーデスが降臨すれば敗北は必至の為、散らばったカードを回収をするということになっています。
これから新たな聖闘士の仲間が増えていくと思いますが、果たしてどの星座で誰が仲間になるのか。
また女性なのか、あるいは男性なのか。
敵キャラは誰が出てくるのか。
オリジナルのキャラたちはどのような形で登場するのか(貴鬼だけ、ってことはないでしょう)
ちなみに1巻ではこのお方が登場。どのような登場の仕方かはネタバレなので伏せておきますが
「聖闘士真理矢」 1巻 霜月星良/秋田書店 より引用
その辺も楽しみにしたいと思います。
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