みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『ダウナーお姉さんは遊びたい』
です。

コロコロでこういう作品が出るような時代になったのか!?
と、思わず叫んでしまいそうになりました。
いや、でも『だがしかし』の小学館だから、コレもありなのかとか無駄に納得もしてしまったり。
小学生時代といえば、コロコロ派とボンボン派で分かれるのが世の常ですよね。
私はコロコロ派でした。
当時の作品を言い出すと年齢がバレてしまうので言いませんが!
さて本作、主人公は中学生に進学したばかりの少年、新タ晴(にったはる)
小学生時代から環境やら何やら変化してそのことに戸惑い、なかなか学校生活にうまくなじめていない多感な少年。
そんな晴は時折放課後、公園のベンチで一人静かに過ごすのが習慣になっていたのだが。
なぜかいつも座っている公園のベンチに、一人のお姉さんが横たわって寝ている所に遭遇。
ちょっとダウナー入ったそのお姉さんは、なぜか文学少女みたいな顔をしてコロコロを読んでいる!?
そしてお姉さんが晴に見せつけてきたのは・・・ベイブレード!?
このポーズ、この見せ方がね、こう、ほたる味を感じさせるというか
「ダウナーお姉さんは遊びたい」 1巻 山鷹景/小学館 より引用
ということで、公園で少年とお姉さんが様々なホビーを通して交流するホビーコメディ作品です!!
うん、『だがしかし』のコトヤマ先生もコメントをする(?)のがわかるくらい、実に『だがしかし』テイストを持っています!
読めばわかります、『だがしかし』が好きだった人なら確実に好きになれます!
なんというか、色々と良いものが詰まっております。
まずなんといっても、少年とお姉さんという取り合わせですよね。
小学生から中学生になって少しだけ大人になった少年と、二十代のお姉さん(27才)
年上の女性に憧れを抱き、エッチなことにも興味が出てくる年齢だけど、恥ずかしさもまだまだ持ち合わせている。
そんな少年を無自覚に惑わすお姉さんは、ブラウスにタイトなミニスカートにストッキングと、OL風体。
ぐるぐる目、そしてストッキングの光沢と足がね、こう、ほたる味を
「ダウナーお姉さんは遊びたい」 1巻 山鷹景/小学館 より引用
時折、晴を勘違いさせる言動で惑わしてきます。
勝手に深読みしてエッチな勘違いをする晴が、中学生らしくて良いですね。
そしてお姉さんが繰り出してくるのは様々なホビー。
- ベイブレード
- ハイパーヨーヨー
- デュエルマスターズ
などなど
そしてもちろん、コロコロ!!
27歳にしてコロコロ愛読者であり、コロコロを心から愛している姿はとても魅力的です。
アンケートの〇年生にも律義に回答(21年生)しています!
とぼけた会話ながら本気でコロコロと、そしてホビーを愛するお姉さん。
お姉さんのそんな姿に(色香に?)戸惑いつつも魅せられていく晴。
こういうとぼけたやり取りの妙
「ダウナーお姉さんは遊びたい」 1巻 山鷹景/小学館 より引用
恋ではないけれど憧れ、そういうのを感じさせるくらいってのが良いですね。
・・・え、こんなお姉さん憧れない??
しかし今の時代、コロコロもネットで週刊コロコロとかやっているのですね。
でも、小学生にネットで読ませるの? とか思ったけれど、ご両親がしっかりしていれば良いか!
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