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【今週の一冊】『このクラスにギャルはいない』1巻感想。ピュアでハートフル、見守りたくなるほっこり学園コメディ!

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『このクラスにギャルはいない』

です。

 

 

主人公の七瀬美礼は、中学生時代はガリ勉で引っ込み思案でなかなか友達もできないような女の子でした。

高校生活では青春を謳歌したいと考えた美礼は、ギャルになって派手なグループに入って楽しく過ごそう!

と一念発起してギャルメイクやギャルファッションを勉強して見事に高校デビュー!!

したかと思いきや、優等生の美礼が入学した高校は進学校でクラスにギャルなど一人もいない!

せっかくギャルになったというのに、逆にそのせいでなかなか友人が出来ないという状況に。

せっかくギャルデビューしたのに・・・!?

「このクラスにギャルはいない」 1巻 時田時雨/集英社 より引用

 

髪色も自由な校則なのに、髪を染めているのは美礼の他にはヤンキーの間宮優心だけという。

中学時代の美礼ならヤンキーに話しかけるなどできなかったけれど、他に友達もおらず、ふと間宮と二人になったときに話しかけることに成功。

それを機に、間宮と少しずつ仲良くなっていくのですが。。。

実は間宮も中学時代は美礼と同じガリ勉の引っ込み思案だったところ、自分を変えたくてヤンキー姿で高校デビューした男の子だった!

思うようにいかないと思った高校デビューでしたが、高校生活はまだまだこれから。

美礼、優心、そして新たな仲間達がお送りするハートフル学園コメディ作品です。

 

読んでいて思うのは、とにかくほっこりするところ!

美礼はギャルに、優心はヤンキーにと高校デビューするのですが、二人とも元は真面目な優等生で育ちも良いので、それを隠しきれません。

ふとした所作も美しかったり、人のことを考えて行動したり、見た目は派手だけどただの良い人じゃん、みたいな。

二人とも、ギャルならクラスを盛り上げるはず、ヤンキーなら先頭に立って皆を引っ張るはず。

そんな思い込みを持って行動するのですが、その行動も常に全力だし、根が真面目だから色々と調べて皆に喜んでもらおうとする。

クラスメイトもつい見守って応援したくなってしまうという感じになっています(笑)

基本的に真面目で良い子ばかりなのです

「このクラスにギャルはいない」 1巻 時田時雨/集英社 より引用

 

学園生活を彩るのは美礼と優心だけではありません。

中学まで鍛錬に明け暮れて体力化け物だけど高校ではお淑やかデビューした雷坂昴。

中学まで男子校で女子に免疫ないけれど高校ではホスト系キャラでデビューした黒咲小春。

癖の強いそんな二人とも友達になり、秘密を抱えた者同士がほっこりとした日常を見せてくれます。

全員が全員、中学時代で周囲とうまく関われてこれなかっただけに、何が正解なのかよくわかっていない状況。

そういう子同士が一緒だから起こる微妙なすれ違いが絶妙にマッチするという塩梅。

皆が皆、本来の自分とは違うキャラを全力で頑張っています!

「このクラスにギャルはいない」 1巻 時田時雨/集英社 より引用

 

本人達は凄く真剣にキャラを演じているのだけれど、それがどこかずれている。

担任やクラスメイト達もそれに気づきつつもあたたかい目で見守っている。

 

皆まじめで優等生で進学校だからこそ、他の生徒達も良い人ばかりというのも絶妙な説得力をもっている。

そして、読んでいる我々も、彼らを見守りたいと思ってしまう。

ピュアでハートフル。

本当に皆、幸せになって欲しい!

そう思わせてくれる作品です!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。