みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『さむわんへるつ』
です。

週刊少年ジャンプといえば人気投票での打ち切りレースが激しいことで有名です。
多くの新連載が始まり、そして終了していくサイクルが速く、そうした激しい動きの中で人気作品を生み出していくスタイルですね。
2025年も多くの新連載が始まる中、人気を博したのが本作『さむわんへるつ』です!
主人公の梟森未明(ふくもりみめい)は真面目で勤勉な生徒会長。
成績優秀で人望厚く、生まれついての勤勉さと負けず嫌いで勉強からスポーツまではたいていのことはこなしてきました。
しかし、そんな未明にも努力だけではどうにもならない苦手なことがあった。
それは・・・面白さ!
未明は深夜ラジオ番組の大喜利コーナーに毎週投稿しているけれど一本も採用されたことがなく頭を抱えていました。
そんな未明の憧れは、大喜利コーナーで毎週のように採用される常連リスナーの、ラジオネーム「うなぎポテト」
ところが、その憧れの「うなぎポテト」が、いつもラジオ番組の話で盛り上がっているクラスメイトでリスナー仲間の水尾海月(みずおくらげ)だったことが判明!
衝撃の事実があっさりと明かされる・・・!
「さむわんへるつ」 1巻 ヤマノエイ/集英社 より引用
そこから二人の関係性、距離感は変わっていって・・・!?
という、ラジオ番組の投稿コーナーが繋ぐ青春ラブコメです。
ラジオ番組と言えば、受験生や試験前の学生などにおなじみというかお約束ではないでしょうか?
あれ、最近もそうなんでしょうか。
今どきは一般的なラジオ番組以外にも色々と配信されていますからラジオといっても多種多様かもしれませんが。
ラジオの視聴者投稿コーナーを題材にした作品っていうのが今まであったのか記憶にないので、その題材の切り口というのも良いですよね。
唯一無二感があるといいますか。
それでいて、身近でもある題材でもあります。
ラジオを聞いたことがないという人でも、想像すること自体は容易ではないかと思います。
そしてラジオ番組を支点にした未明と海月のやり取りというか関係性がなんともいえない良さを読者に与えてくれます!
基本的には海月がボケて未明がツッコミを入れる形なのですが、テンポよく、適度に緩く交わされるボケとツッコミによる会話が読んでいて楽しい!
ぽんぽんとやれるのは結構凄いですよね
「さむわんへるつ」 1巻 ヤマノエイ/集英社 より引用
物凄く面白いというよりはくすっと笑いをこぼしてしまうかしまわないか、そういうものなのですが、肩に力が入っていないところが良いですね。
小ボケをかましまくる海月に対し、級友たちは特にツッコミをいれず流す(気づかない)感じのなか、未明だけがツッコミを入れてくれる。
会話っていうのは、自分の発したことに反応してくれるっていうのが嬉しいですからね、海月が未明と距離を詰めてくるのも分かるというもの。
海月のボケが色々なサブカルから出てくるもので、このボケはどういうことなのか分かると読み手も楽しくなるかも。
それら全てに対応しツッコミをいれられる未明も大したものです。
そうした会話が繰り広げられる中で、未明と海月の心情というか感情というかもきちんと表現されていて。
話が進むごとにそれもまた変化していって、二人の関係性、距離感をみせてくれているのもうまい。
ちゃんとラブコメも展開していくのですよ
「さむわんへるつ」 1巻 ヤマノエイ/集英社 より引用
同じような日々、日常が描かれているように見えて、ちゃんと進んで変わっていっている。
可愛い二人がこれから更にどう変わっていくのかが楽しみです。
初回から雰囲気も含めてとても良かったですが、それが途切れずに続いています。
心配なのは、ボケとツッコミのネタが切れないか!?
くらいですかね!






















コメントを残す