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【今週の一冊】『相席いいですか?』1巻感想。部下との関係に悩む人に共感の一作!

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『相席いいですか?』

です。

 

タイトルだけ見ると、何やらレストランかカフェか定食屋か、いずれにしてもそういう食事処を舞台にした作品かと思います。

ま、それはそれで間違っていないのですが・・・

主人公の椿はキャリアウーマンのいわゆる「デキる女」

仕事を任され、部下も何人かついている状況で、順風満帆に日々を過ごしている・・・かと思いきや、そうもいかない。

椿が苦手としているのは、コミュニケーション。

そういう気持ち、わかる方多いのでは?

「相席いいですか?」 1巻 河上だいしろう/集英社 より引用

 

理詰めで向かったところで、椿が正しいとしても相手がそれをどう受け取るかは分からないし、難しいところ。

実際、そんな椿に大して若手たちは「ついていけない」と感じている節もあり、部下との接し方、距離感に思い悩んでいます。

そんなある日、椿がランチをとっている店に入って来たのが女子大生の桃子。

混雑時で椿と相席することになり、その日はそれで終わるのですが、また別の日に同じ店で桃子と再会します。

すると桃子は2回目の来店にも関わらず、店長と十年来の付き合いのような会話をして椿を驚かせます(なお、椿は実際に十年通っていますが・・・)

もしかしたら桃子と接することで何かを掴めるかもしれないと感じた椿は、その日は他の席も空いているにも関わらず相席しないかと提案します。

一方で桃子はバイトで失敗続きで、デキる女で格好いい椿に憧れを抱くようになっており、やはりこちらも椿と仲良くなりたいと思っていました。

互いに求めるものが相手にある・・・!

「相席いいですか?」 1巻 河上だいしろう/集英社 より引用

 

こうして相席から始まる二人の関係性と、椿と桃子それぞれの変わっていく姿を描いた作品です。

 

椿の悩みを自分事のように感じる人も世の中には多いのではないでしょうか。

いや、別に仕事がデキる・デキないは別として、部下とのコミュニケーションに悩む人

自分が若手だった頃には当たり前だったこと、自分にとっては当然と思えることでも、若い人には通じるとは限らない。

論理的だというのも、人は感情で動く生き物でもありますからそれだけで物事がうまく進むわけではありません。

どんなに正しいことを言ったとしても、「この人の言うことじゃなぁ」、「この人のために働きたくないなぁ」なんて思われたらパフォーマンスなんて出ません。

それ以前に、仕事に対するモチベーションが消え、その人と違うところに異動したい、最悪の場合は退職したい、なんてことに・・・

そういうつもりはなくとも、そうとらわれてしまうこともあります

「相席いいですか?」 1巻 河上だいしろう/集英社 より引用

 

コミュニケーションを当たり前にとれる人からしたら当たり前のことでも、苦手な人にすると分からないんですよね、きっと。

椿も、ネットで色々とコミュニケーション手段を探り、それを試そうと実践をしてみるものの空回りばかり・・・

椿だって真面目だし、悪いところを直そうとしているけれど、本やネットに書いてあることをそのままやったところでそうそう上手くいくはずもない。

だって人は生きているから。

本やネットではなく、部下たち一人一人を見て、その人のためにどうすれば良いかを考えないと、相手も本当の意味で振り向いてはくれませんよね。

でも、それが難しい・・・

いやはや、分かりますのよ

「相席いいですか?」 1巻 河上だいしろう/集英社 より引用

 

これ、私も多分、考え方や性格的に椿と似ている気がするのでなんとなく分かる(気がする)のですが、多分、あんまり人に興味がないんですよね(苦笑)

だから、ネットや本に書いてあることでどれが良いか探るんだけど、本当は日々の業務の中で個人個人を見て、部下たちは何が好きでどういうことに興味があってどんな人間なのか、そういうのを理解しないと伝わらないんでしょう。

で、まあ、理屈としては分かるけれど、もともと人に興味がないから、普段の業務のなかではそんなこと忘れちゃう。人にも相談できない。

そんな感じなんじゃないかなと。

 

椿の前に現れた桃子は色々とドジで天然ではあるけれど、素直で感情表現が豊かで相手のことに興味を持って話していることが伝わってきます。

相手が自分に興味を持ってくれると嬉しいのは当然のこと。

そうなれば、その人に大して良い印象を抱くし、また話したい、また会いたいとも思うようになります。

桃子はそういう子だと思います。

桃子にとっては特別なことをしているつもりはなく、ごく普通に生活をして、話をしているだけ。

でも、それが出来ないのが椿なんですよ(笑)

だけど椿も、桃子と接し、桃子のことを見ているうちに、色々と気がついてきます。

そもそも自分自身を晒していないのに相手のことだけ知りたいなんてのは虫の良い話でもあります。

自分の本心を出すのは怖いですよね

「相席いいですか?」 1巻 河上だいしろう/集英社 より引用

 

人は、そう簡単に自分の鎧を脱ぎ捨てはしません。

やはり、まずは自分から素を見せないと、なかなか相手も素を見せようと思いませんよね。

 

それでも、少しずつ椿の奮闘も部下に確実に伝わっていきます。

不器用だとしても、椿が変わろうとしていることは、やっぱり見ていれば分かるもの。

1巻のうちではまだまだこれから、というところですが、果たして椿と部下たちの関係性がどうなっていくのか楽しみでもあります。

そして桃子はどう変わっていくのか・・・?

でも、椿くらいの立場になったら、今更新人教育とか任されないですよね?

新人教育するのはもっと若手ではないの・・・違うんでしょうか・・・?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。