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【今週の一冊】『小3アシベ QQゴマちゃん』アシベが、ゴマちゃんが帰ってきた!癒される!

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『小3アシベ QQゴマちゃん』

です。

 

シリーズの作品としては、

  • 『少年アシベ』
  • 『ComaGoma』

 

とありましたが、『ComaGoma』の6巻が2004年に発売されてから、早18年!?

え、もうそんなに経っていたの!?

と、驚きなのですが、ついにまた、アシベが、ゴマちゃんが帰ってきました!

『青少年アシベ』もありますが、なんかコレは違くないか?

というか森下先生が原作とは言え描かれていないし、大きくなったアシベとか求めていなかったし、ゴマちゃんは水族館に入っちゃったし。

これは求めているものじゃない!

ということで手を出しませんでした。

そうこうしている間に時は過ぎ。

世の中でゴマちゃんはオワコン扱いになり、その間にすみっコ達が名前に反して真ん中に出てきて。

ゴマちゃんはもう忘れ去られていくのみかと思っていたところ、森下先生が新たに連載を!

我が家のゴマちゃんも納得の表情をされております。

我が家にいるゴマちゃんのうちの一人(他にも沢山います!)

 

さてさて本作、『少年アシベ』では小学一年生、『ComaGoma』では小学二年生だったアシベも、タイトル通りに小学三年生になっております。

ゴマちゃんと出会ってからもう何年も経ってアシベの学年も上がっているというのに、ゴマちゃんは未だに真っ白な赤ちゃんアザラシのまま・・・

でも、それでいいのです、大きくなって灰色になったゴマちゃんなど求めていませんから!

いつまでも赤ちゃんアザラシで無邪気なゴマちゃんで良いのです。

作品の方は、4コマだった『ComaGoma』から、1話数ページのストーリー式になっております。

小学三年生になってもアシベは変わっていませんし、ゴマちゃんも可愛いまま。

二人(?)の仲良しの関係も、父ちゃんと母ちゃんも変わっていません。

サカタもマオちゃんもユウマもいます。

だけど一番大きく変わったのは・・・

スガオくんがしゃべる!?

えっ、これ、いいの!?

違和感しかない!!!!

ま、まあ、スガオくんも三年生になったしね・・・

なんか、これは前のままでも良かった気もするけれど、そのうち慣れてくるかな・・・

こんなことを言っちゃうアシベです

「小3アシベ QQゴマちゃん」 1巻 森下 裕美/双葉社 より引用

 

森下先生の描く「アシベ」のシリーズは、小学校低学年のアシベとゴマフアザラシの赤ちゃんのゴマちゃんを主として可愛らしい子供向けの漫画に見えますが、実際には大人も楽しめる作品です。

意外と社会風刺的なところがあったり。

子供社会のこと、子供から見る大人社会のこと。

そういったことが、さりげにちりばめられています。

青年漫画雑誌の「コミックアクション」に連載されていることからも、それが分かるというものです。

そして一方で、大人が読んでも癒されるゴマちゃんのかわいらしさ。

読んでいるだけでつい、頬が緩んでしまいます。

だってゴマちゃんが喜んだり、怒ったり、泣いたり、すねたり、どれ読んでも微笑ましいですよ!

いや、悲しそうにしているところは見ていて可哀想に思っちゃいますね。

大人は癒しも求めていますから、これもまた頷けるというもの!

家族で焼き肉屋さんに来て、お魚が食べられると思っていたゴマちゃんに出されたのはトウモロコシで・・・悲しそうなゴマちゃん!

「小3アシベ QQゴマちゃん」 1巻 森下 裕美/双葉社 より引用

 

長らく新作もなかったので、アシベやゴマちゃんが復活したことをご存じないファンの方もいるかと思います。

是非、また手に取って読んでください!

またこれを機会に、再びゴマちゃんグッズの新作が発売されることを希望しています。

頼みますよ、メーカーさん!?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。