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【今週の一冊】『正反対な君と僕』1巻感想。交際から始まる、雰囲気良し!なラブコメ

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『正反対な君と僕』

です。

 

ジャンププラスで連載されている本作。

ラブコメ作品は主人公とヒロインがどのような人間性で、どういう関係を築いていくか、というところが一つのポイントです。

『正反対な君と僕』

はタイトルだけ見ると、正反対の男女なんだけれど、そんな二人が距離を近づけていくものなのか?

そう思ってしまうけれど、その通りのようでいてちょっと違う。

ヒロインの鈴木さんは、明るく賑やかな、いわゆるギャル系に近い女の子。

だけど、自由奔放に生きているように見えて、実はいつも周りの目を気にした言動をしてしまう。

放課後、寄り道に誘われると、本当は早く帰って宿題がしたいけれど空気を読んで断ることが出来ず、むしろ最初から乗り気だったよ! みたいな態度をとってしまう。

それは、自分は当然一緒に行くよね? みたいに期待している友人の目を見ると、下手なことは言えないから。

そんな鈴木さんが気になっているのが隣の席の谷くん。

谷くんは、いつも何に対してもフラットで、常に自分の意見や考えを誰に対してもきちんと示す。

いつもいつも、谷くんに対してついウザ絡みをしてしまう鈴木さんは、谷くんのことが気になるというより、もう「大好き」なのです。

こうして周囲の空気を読むのは、特に学生時代とかはありがちだと思います

「正反対な君と僕」 1巻 阿賀沢紅茶/集英社 より引用

 

最初からヒロインの好感度がMAX状態から開始するのですが、更に鈴木さんは早々に谷君に対して自分の気持ちを告げてしまいます。

眼鏡男子でクールに見える谷くんですが、いつも話しかけてくる鈴木さんのことは実は気になっていて。

なんと、物語しょっぱなから付き合うことに!?

ラブコメと言えば、主人公とヒロインが色々なアクシデントやらライバルやら、そういうのを色々と経験して。

近づいたかと思えば離れたりと、二人がくっつくまでが物語の主である作品が多いと思いますが、この作品はくっついたところがスタート。

とはいえ、それまでは鈴木さんがウザ絡みしていたばかりなので、お互いのことを知っていくのはまだまだこれから。

二人の関係性がどのように発展していくのか、楽しんでいけそうです。

いきなりの、大・告・白!

「正反対な君と僕」 1巻 阿賀沢紅茶/集英社 より引用

 

この作品を読んでいて気持ちよいのは、鈴木さんと谷くんが、不器用ながらもそれぞれ自分の思っていること、考えていることをきちんと相手に伝えようとするところ。

えてして、勝手に相手はこう考えているだろうと思いこんだり。

自分はこう考えているのになんで分かってくれないのだろうと思ったり。

気持ちのすれ違いというのがよくありますが、本作品では一つずつ、一歩ずつ、自分のことを伝え、相手が何を考えているのか知りたいと伝え、分かろうとします。

正反対といっているけれど、そういった意味では似ている部分もある二人。

人と人との関係、特に深く付き合う関係っていうのは、違うところがあるからこそ楽しめるのがある一方で、大事なところは共通しているっていうのが大切ではないかと思います。

そうじゃないと、根本的なところで合わない、ってなっちゃうので。

だから鈴木さんと谷くんも、正反対なようでいてうまいこといっているのではないかと思います。

二人が良い子すぎる・・・!

「正反対な君と僕」 1巻 阿賀沢紅茶/集英社 より引用

 

また本作は鈴木さんと谷くんだけでなく、二人を取り巻くクラスメイトの友人達も良い味を出しています。

高校生らしいノリを持っていたり、考えを持っていたり。

それでいて悪い子はいないし、鈴木さんと谷くんのことも、彼らなりの視点や考えで受け入れている。

周囲から祝福されるカップルっていうのは読んでいる方も嬉しくなりますし、気分も良い。

やきもきすることなく、鈴木さんと谷くんの二人のキラキラした高校生活を素直に楽しむことが出来る一作です!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。