みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『百木田家の古書暮らし』
です。
本好きからすると、タイトル的にも見逃せない感じですね!
物語の舞台は、本の街、神保町!
もともと、祖父が経営していた古書店。
祖父の引退後は、祖父の知り合いが経営を引き継いでいたけれど、その人も引退してしまった。
なんとか古書店を残してほしいという祖父の遺言を受けて、神保町の店舗兼住宅に引っ越すことになった百木田の三姉妹。
お店を引き継ぐのは、次女の二実(つぐみ)
もともとは会社員だったけれど、本が大好きで職場の人間関係で心が死にかけることもないことに魅力を感じ、あっさりと会社を辞めて古書店を継ぐことに。
もちろん、経営ノウハウなんか持っていないから手探りではあるけれど、姉妹の助けなども得ながら少しずつ。
そんな姿を描いている一作です。
「百木田家の古書暮らし」 1巻 冬目景/集英社 より引用
いやー、書店経営!
本好きな人なら一度は憧れるのではないでしょうか!
実際には、今どきは大型書店ばかり残り町の本屋さんは次々と消えている現実。
スマホの普及により本を読まない人が増え、本を読むのも電子の割合が増えて紙の書籍が減っていく。
本屋経営なんて、そう簡単にできるものではないのは分かっていますけれど、夢に見ないわけがない!
自分が本屋を経営することになったら、どのような本屋にしようか。
どんなレイアウトにして、どんな書籍を扱って、どんなコーナーを作って、どんな企画を考えて・・・
夢は尽きませんね!
まあ、古書店とはまた違うでしょうけれど。
古書店を題材にした作品といえば、「ビブリア古書堂の事件手帖」が有名で、こちらで古書店経営に関して知ったという人も多いと思います。
私もそのクチです。
本作でも、古書店経営素人の二実が、少しずつそういう知識を得る姿も描かれています。
「百木田家の古書暮らし」 1巻 冬目景/集英社 より引用
とはいえ、主眼はそちらではないのかも?
1巻だけなので、まだその辺は判断つかないのですが、人間関係も色々とこの先深まっていきそうです。
主人公の立ち位置にある二実は、裏の店舗の男性と学生時代にちょっとばかり関係があって、この先の関係も変わっていきそう。
長女の一果(いちか)は離婚して、憧れの先輩に絶望的な恋をしている。
三女の三稔(みのる)は、同性の友人であるマナのことを好きな模様。
三者三様、恋愛も絡めた人間関係がこの先色々ともつれていきそうな予感を覚えます。
個人的には本好きなので、本関係のネタを主としつつ、人間関係がそれを追いかけていく方が嬉しいのですが、作品として考えるとそうもいかないでしょうか。。。
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