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【今週の一冊】『カッコいい女の子と12センチの約束』感想。イケメン女子×カッコ可愛い男子のラブコメ

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『カッコいい女の子と12センチの約束』

です。

 

 

前回のコラムで『若葉ちゃんはわからせたい!』を紹介しましたが、今回もまたボーイッシュな女の子がヒロインのラブコメ!

いや、今回はボーイッシュというよりも完全なるイケメンです。

若葉ちゃんはあくまでボーイッシュなだけで見た目は可愛い女の子でした。

しかし今回のヒロインの立華一颯(たちばな いぶき)は、見た目もほぼ男に見える超イケメン女子!

イケメン女子がヒロインとなると、そのお相手となる男子は可愛い系になることも多いですね。

見た目だけでなく、性格も気弱だったり、女の子っぽかったり、守られてしまうような。

いわゆる男女それぞれギャップを出したカップルというわけです。

しかし本作は主人公の椛智明(かんば ともあき)もちゃんと格好良いです!

まあ、可愛い系の格好良いかもしれませんが、男らしさを出しています。

というか、小学生男子のまま高校生に成長していったような、そんな純粋さを持ち合わせたカッコよさとでもいいましょうか。

ちゃんと格好良いんですよ、智明も

「カッコいい女の子と12センチの約束」 1巻 直正也/一迅社 より引用

 

智明と一颯、二人の出会いは小学生の時。

その頃から背も高く他の男子よりも男子らしかった一颯は、それ故に女子からモテて男子からは「女のくせに」と憎まれ口を叩かれていました。

そんな中、智明だけは一颯のことを素直に「カッコいい」と言い、そのままでいいと伝えました。

いずれ智明自身が成長して一颯よりももっとカッコよくなるから気にするなと宣言。

そうして4年の月日が流れて二人も高校生になりましたが、一颯のイケメン度は更に増し増しに!

身長差も小学生の時と変わらず一颯の方が12センチ高く、智明はなかなか宣言した通り一颯より格好良くなれないと思いますが・・・

一颯から見れば智明も十分に格好良くなっている、はず?

格好良くなろうと頑張る智明と、そんな智明が自分より格好良くなるのを待つ一颯。

そんな二人を描いたラブコメです。

まあ、まだラブコメ成分は少なめですが。

女子です。イケメン女子、間違いないです

「カッコいい女の子と12センチの約束」 1巻 直正也/一迅社 より引用

 

 

智明は一颯のことを女子として強くは意識しておらず、あくまで親友というスタンス。

だけど、ちゃんと女だということも理解している。

一颯は無理に男っぽくいるわけではなく、あくまでそれが自然体という感じ。

だけど心はちゃんと女の子で、智明に好意を抱いている描写も見せる。

距離感はあくまで男同士の親友、周囲から見ればイケメン二人(カッコいい系イケメンと可愛い系イケメン)がカップルでじゃれ合っているように見えるのが尊いのでしょう。

特に腐女子的には・・・(いや、男女カップルなんですけど)

 

物語的には王道。

男子みたいで、レッテルをはられていた一颯。

そんな一颯に対し、智明だけは男みたいとか女みたいとか関係なく、真っすぐに一人の人間の一颯として相対してくれた。

だからこそ、一颯は智明に特別な感情を抱くけれど、それは誰にも見せない。

智明からのメッセージに気づき飛び起きる姿が可愛い

「カッコいい女の子と12センチの約束」 1巻 直正也/一迅社 より引用

 

一颯が本心というか自身の感情を曝け出してしまうとき、それは智明が一颯よりもカッコいいと思えるようになった時なのか?

その時を楽しみに待ちたいです。

今のところ、「イケメン女子の一颯が女の子っぽい可愛い格好をする」というお約束は出てきていません。

一巻通してずっとイケメンスタイルです。

果たしてそれも出てくるときはあるのでしょうかね!?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。