みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『カナン様はあくまでチョロい』
です。
主人公は、七つの大罪の一つ”暴食”の悪魔ベルゼブブの娘、カナン。
悪魔界で様々なものを食してきたカナンだけれど、次第に何を食べても美味しいと感じなくなってきました。
そんなカナンが食べたいと考えたのは、人間の魂。
カナンは人間の魂を食らうべく人間界に降り立ち、女子高校生として高校に潜伏。
そこで一人の後輩男子生徒、供犠クンに狙いを定めて呼び出し、供犠クンを食べると宣言します。
ところが供犠クンはカナンのその宣言を、性的な意味でとらえてしまいます。
そう、先輩の女の子に食べられちゃうと、まあ、そうとらえてしまうわけですね。
数千年を生きてきた悪魔のカナンですが、実は男性経験は皆無で誰かと交際したこともない純情悪魔。
その気になった供犠クンに迫られて、なぜかいつのまにか恋人となって付き合うことに!?
こうして始まったカナンと供犠クンの恋人関係。
未経験の恋に、悪魔のカナンは人間の供犠クンに振り回されっぱなしに!?
と、そんな二人を描いたラブコメです。
「カナン様はあくまでチョロい」 1巻 nonco/講談社 より引用
作者さんは、nonco先生。
『妖怪居酒屋のんべれけ』なんかを描いています。
その作風はまあ、明るいエロとでもいいますか、かなりストレートにエロいことをぶちこんできます。
しかし本作の連載は週刊少年マガジン(マガポケ)。
週刊誌でそんな直球エロをぶちこめるのか??
いや、一話の始まりから普通にぶちこんでますね。
あ、マガジンなら別に問題ないのか・・・?
ただ、そういうエロというかエッチな作品に抵抗のある方もご安心ください。
nonco先生のエロは、ぶっちゃけエロくないです(笑)
まあ、少年誌ということもあって微エロネタに留めているというのもありますけれど。
直球過ぎるというのもありますし、ギャグの方向に振り切れているのでエロを感じさせないといいますか。
ボディラインとかエロさを感じさせそうではありますが、話全体を見ればあくまでラブコメ。
「カナン様はあくまでチョロい」 1巻 nonco/講談社 より引用
そして本作の見所といえばタイトルにもある通り、カナン様のチョロい可愛さを愛でるところです。
数千年を生きてきたカナンですが、恋愛は未経験。
迂闊にも供犠クンと恋人になってしまいますが、その供犠クンは実際にカナンのことを好きになりストレートに迫ってきます。
思ったことは素直に口にするので、カナンに対しても可愛いとか、名前で呼んで欲しいとか、デートしたいとか、真正面から言ってきます。
本当は人間なんか弄んで余裕を見せたいカナンだけど、そんな供犠クンにいつもドキドキさせられてばかり。
悪魔だけど純情とかの設定はテンプレではありますけれど、だからこそ安心して楽しめるというものです。
そこに、ドストレートでちょっと変態な供犠クンが絡んで、良い感じのドタバタラブコメに仕上がっています。
まあ、nonco先生らしい、テンションの高い作品です。
カナンと供犠クンだけではなく、魔界からやってきたカナンのメイドのアミ(サキュバス)とか、供犠クンの幼馴染の益荒男撫子さんなども出てきて、人間関係(悪魔関係?)もこれからまた色々と滅茶苦茶になっていきそうです。
「カナン様はあくまでチョロい」 1巻 nonco/講談社 より引用
ということで、ドタバタラブコメを求めている方は、興味があれば是非、手に取って見ていただければと思います。
コメントを残す