こんにちは!Z級サメ映画にぶつぶつツッコミながらビールを飲むのが好きなマンガフルライター中山今です。
毎週日曜連載のこの「最近読んだ漫画感想」、本日は『異世界喰滅のサメ』の感想を書きたいと思いますー!
日曜の昼下がり、漫画レビューをサラッと楽しんでもらえれば幸いです。
目次
1、『異世界喰滅のサメ』のあらすじ。
著者 | くぼけん |
出版社 | キルタイムコミュニケーション |
掲載雑誌 | コミックヴァルキリー(WEB雑誌) |
掲載期間 | 2020/10/13~(連載中) |
単行本巻数 | 既刊1巻 |
ジャンル | ファンタジーサメ映画漫画 |
とあるファンタジー世界の落ちこぼれ召喚士、シロミ。
うっかり喚びだしてしまった使い魔はなぜかサメ!
イチャイチャカップルやいじめっこをリア充センサーで察知。巨大化・多頭化・タコ足実装のサメが食って食って食いまくる!
『異世界喰滅のサメ』1巻/くぼけん キルタイムコミュニケーションより引用
使い魔の勝手な暴走で居場所を失い彷徨うシロミ。しかしシロミの往くところサメあり。
旅から旅へ、サメ大虐殺が繰り広げられる・・・!
2、『異世界喰滅のサメ』レビュー!ファンタジー×読むサメ映画。期待に応えるサメゴアを頭をからっぽにして楽しみたい
『異世界喰滅のサメ』を読むべき最大の理由、それはジャンル「サメ映画」的なサメゴア!!
逃げ惑う人をバクっと丸呑み!まさにサメ映画!!
『異世界喰滅のサメ』1巻/くぼけん キルタイムコミュニケーションより引用
非常に理にかなった設定「リア充センサー」により、サメ映画的「こいつら食われるな」キャラを期待通りに食い殺します。
B級コンテンツ的お約束満載の『異世界喰滅のサメ』ですが、しかし訴えたいのはコンテンツとしてのプライドです。
Z級サメ映画をいくつか観ていると痛感するのですが、時に映画としてもなりたっていない作品が多くあります。
- サメのビジュアルがぬいぐるみと見まがうような安いCG
- 映画として尺の取り方がおかしく、見せ場の瞬間が見えなかったり登場人物同士のダラダラした会話でつなぐ
など、サメ以前に映画としてガマンなんねえ「60分が無駄」という感想を持つ映画が数多くあります。
(↑サメが出てきた瞬間、あまりにぬいぐるみ過ぎて何回か見返したサメ映画↑)
しかし『異世界喰滅のサメ』は「ページをめくると殺戮シーン」など漫画としての効果を使いサメゴアを演出していますし、
前のページまでイチャイチャしていたカップルをパクリ。
漫画のページめくりはサメゴアの「びっくり」と相性良し!
『異世界喰滅のサメ』1巻/くぼけん キルタイムコミュニケーションより引用
サメや破壊シーンが描きこみもしっかりしてありますので「サメ出す気ねえだろ!!」などのいらだちがありません。
サメの凶暴度もインフレ的に上がっていくので「次はどんなサメだろう」と期待して見られます!
サメとトルネード・・・!サメに何が起こるのか・・・・!!!(サメ映画好きニッコリの展開)
『異世界喰滅のサメ』1巻/くぼけん キルタイムコミュニケーションより引用
ちゃんと食う!ちゃんと殺る!という矜持を持ったサメ漫画です。
お約束満載で、かつ約束されたサメ映画(漫画)・・・それが『異世界喰滅のサメ』なのです・・・!
3、今週のまとめ。ちゃんと見せ場でサメが出る、安心のサメコンテンツ
「頭を一切使わずにバカな殺戮が観たい」という時ってありませんか。ライターはあります。
そんな時、水着のねーちゃんがバンバンサクッと殺られるサメ映画はキラーコンテンツです。
ところがZ級サメ映画はあまりに低い製作費からそのニーズを満たせない作品も多くあります。
- 60分中2分くらいしかサメが出ないとか
- 殺戮シーンも血が流れておしまいとか
- あまりに冗長な登場人物たちの会話がホントに観るに堪えないとかで消しちゃうとか
『異世界喰滅のサメ』は毎回更新されるたびにちゃんとサメが出てサメが食います。サメ欲を確実に満たしてくれるサメコンテンツとして覚えておきたいですね!
次回は『きのうなに食べた?』18巻について、現実とのリンクで思うところあったので書いてみたいと思いますー!
(中山今)
↓(2021/6/6追記)『きのう何食べた?』18巻のレビュー&現実とのリンクを『相談役島耕作』『鬱ごはん』と比較して書いてみました。
↓前回のレビュー記事はこちら↓
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