みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『クソ女に幸あれ』
です。
主人公の秋吉直は大学一年生。
直には西川檸檬という幼馴染の女の子がいて、初めての彼女も檸檬でした。
しかし中学時代に手酷いフラれかたをしたことがトラウマになり、大学生になっても引きずっているような状態でした。
そんな直が大学に入学して出会ったのが、同じ映画サークルに所属する一年先輩の小川原菜摘。
明るく笑顔の可愛い女性で、直は菜摘に対して新たな恋を始めようと思っていました。
見事、映画デートに誘うことにも成功してこれから!
というところで元カノの檸檬と再会、しかもなぜか翌日の朝に目覚めたら檸檬と体が入れ替わっていて!?
さらにさらに、その檸檬が菜摘とルームシェアをしていて!?
と思ったら直と檸檬の入れ替わりは一日ごとに発生するみたいで!?
という、男女入れ替わりを取り入れたラブコメ模様が展開される作品です。
「クソ女に幸あれ」 1巻 岸川瑞樹/集英社 より引用
最初は普通のラブコメか何かと思って読み始めたのですが、人格転移、入れ替わりものだったとは思いませんでした。
過去より色々と使われている設定ですが、好きです(笑)
本作では男女入れ替わりが行われますが、それが一日ごとに変わるということになっています。
ずっと入れ替わっているよりかはマシ、なのかな・・・?
お互いに一人暮らしならばまだ良かったのでしょうが、檸檬はなんと直の想い人である菜摘と友人でルームシェアをしていて。
憧れの人と同じ家に住んで同棲気分を味わえる幸せとともに、バレたらまずいというのも同時に攻めてくる。
「クソ女に幸あれ」 1巻 岸川瑞樹/集英社 より引用
それに加えて、女の体になったことで発生するあれやこれや。
檸檬は容姿が良くてコミュニケーション能力も高く、大学においても周囲から人気があるので一苦労。
おまけに、直よりもレベルの高い大学なので、学力面でも檸檬のフリをするのには苦戦しそうで。。。
そして、直がトラウマを植え付けられた檸檬。
檸檬が直を振った理由というのが、「四股をしていたから」、というもの。
そんなことを幼馴染でずっと仲が良かった初めての彼女から言われたら、そりゃあトラウマになってもおかしくない。
直は四股をしていた檸檬をクソ女というわけですが・・・
どうやら檸檬は実際に四股をしていたわけではなく、何やら理由があって直と別れるためそんなことを口走ったらしい。
「クソ女に幸あれ」 1巻 岸川瑞樹/集英社 より引用
実際にはどうも男性があまり得意ではないような?
この辺、なんで直と別れたのか。
また、それにしてもなんでろくでもない理由にしたのか。
その辺の謎はこれからおいおい分かっていくのでしょうか。
そして菜摘先輩。
明るくて気さくで性格もよさそうで、好きになってしまうというのも分かるもの。
直は菜摘とデートの約束を取り付けたが、デート当時は入れ替わりで直の体に檸檬が入っている状態の日!
日程変更も都合が合わず、やむをえず檸檬にデートの代わりを頼むわけですが。
菜摘とルームシェをしていて性格や好みなどはわかっていて、更に女同士。
うまくいかないわけがなく、菜摘は直(in檸檬)とのデートが思いのほか楽しく、一緒にいて直(in檸檬)に対する好感度が上がって・・・
でもそれは、本当の直ではないわけで。
直、檸檬、菜摘、三人の思いが、直⇔檸檬の再会&体の入れ替わりに寄って大きく変動していきます。
果たしてどのような形になっていくのか1巻の段階では予想がつかず、先が楽しみです。
「クソ女に幸あれ」 1巻 岸川瑞樹/集英社 より引用
残念なのは、作品タイトルで損している感じかなぁ。
読んでいる所、全然クソ女という感じはしない。
タイトルで避けちゃう人もいるんじゃないかな、そこだけ!
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