みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週金曜日、基本的には直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今秋ご紹介するのは、『ドクターゼロス ~スポーツ外科医・野並社の情熱~』 です。
いやー、この【今週の1冊】を10月から初めて今まで7作紹介したのですが、そのうち5作が百合作品という偏ったものだったので、ここらで全く違う方向性の作品を紹介しようと思いました!
本作を知ったきっかけは、こちらの記事でした。
「頭のどこかで将来は医者を目指すだろうと…」そう思い続けていた元プロ野球選手・寺田光輝の壮絶半生
「ここで結果を出さなければただの恥さらしだ」元DeNA寺田光輝はプレッシャーを力に変えて医学部受験に挑んだ
私はプロ野球の横浜DeNAベイスターズをン十年前から応援していて、キャンプも見学に行くくらい大好きです。
この寺田光輝選手にもキャンプの時にお会いしてサインを貰いました。笑顔の素敵なイケメンで、その笑顔で接してくださりとても感じの良い方でした!
長くファンでいると、大好きな選手やこれから活躍するだろうと期待を寄せている選手が、怪我が起因で出場できなくなったり以前のような動きが出来なくなったりして、そのまま引退していく、という姿を何人も何人も見ていくことになります。
ファンとしても本人としてもとても悔しいことです。
記事で紹介されている寺田選手も怪我に悩まされ、一度も一軍登板することなく現役引退されました。
その寺田さんは、選手を引退された後になんと医学部を受験して合格、医師を目指して勉強をしているという凄い方です!(地頭が良いのでしょうね)
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する『ドクターゼロス ~スポーツ外科医・野並社の情熱~』は、寺田さんと同じようにプロ野球の世界に入るも、怪我によってわずか一年でプロの世界を離れざるを得なかった野並社が、スポーツドクターとなって様々なアスリート達を再生させていく物語です。
まさに寺田さんのような物語ですね!(寺田さんはスポーツドクターになるかはわかりませんが)
私自身はスポーツをやっていないですが、スポーツに賭けている人たちは並々ならぬ思いで競技に身をささげています。
- 辛い練習
- 削られるメンタル
- 怪我や痛みとの戦い
なぜ、そこまで賭けることが出来るのか?
それは人それぞれ動機は異なるでしょうけれど、そういう思いをしてまで続けたい、やりたいという魅力があるからこそです。
「ドクターゼロス ~スポーツ外科医・野並社の情熱~」 1巻 橋本 スズヒラ (著), 石川 秀幸 (原著)/集英社 より引用
だからこそ、怪我をしても簡単に辞めるなんてことはできない。
何をしてでも、激痛に身を焦がし、辛いリハビリに耐えてでも、続けたい。
だけど、そこには適切な処置をしてくれる医師やトレーナーさんが欠かせません。
医師が間違った判断や対処を下したり、間違ってはいなくてもアスリートに寄り添った対処をしないと、その先はありません。
医師も仕事ですし一人のアスリートに寄り添い時間をかけるというのは難しいこと。
また、無理をさせることなく諦めさせるのも医師の仕事。それも理解できます。
それでも本作の野並社のように、アスリートが一番何を望み、その望みを叶えるためにできることをしてくれる。
そんな存在を求めてしまいます。
この1巻では、
- 野球
- フィギュアスケート
- バスケットボール
- ラグビー
これらの競技の選手を対象としています。
どの競技も怪我とは切り離せないものです。
怪我をした選手たちに、野並社がどのように対するかを是非、見てみてください。
スポーツそのものではなく、スポーツで怪我をした選手と、それを治すスポーツドクターとそしてアスレティックトレーナーに焦点をあてた作品はなかなかないと思います。
「ドクターゼロス ~スポーツ外科医・野並社の情熱~」 1巻 橋本 スズヒラ (著), 石川 秀幸 (原著)/集英社 より引用
スポーツ経験者や、怪我を経験された方も、このような医師がいてくれたらなぁ、などと思うかもしれません。
未経験の方も、選手たちの熱い思いや再生する姿、野並が選手を思う姿を、素直に楽しめる作品ではないかなと思います。
気になった方はこちら、↓ ヤンジャンのアプリで読むことが可能です!
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