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【今週の一冊】『ぬきたし』次にこないでほしいマンガ大賞第1位(笑)の狂った(誉め言葉)一作

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『ぬきたし』

です!

 

・・・え、マジ!?

マンガフル、大丈夫!?

という声があるかもしれませんが、大丈夫です(多分)!

そもそもタイトルの『ぬきたし』って、なんぞや? という人も多いかもしれません。

『ぬきたし』とは、PCで発売された『抜きゲーみたいな島に住んでるわたしはどうすりゃいいですか?』のコミカライズです。

タイトルを読むと分かるかもしれませんが、アダルトなゲームです。

本作に関しては以前、M-1を制したマジカルラブリーの野田クリスタル氏が絶賛し、一時Twitterのトレンドに「ドスケベ条例」が入るなどといった話題も提供した作品です。

尚、漫画の方は非18禁なので大丈夫(?)です!

 

簡単に物語の概要を説明しますと。

西日本にある小さな孤島、「青藍島」

若者たちが都会に流出し人口減に苦しむこの島では、性産業による島おこしを開始します。

そのために制定されたのが、

「ドスケベ条例」

島内のどこでも、一定年齢以上の人であれば誰でも、好きな時に好きな相手で性行為をして構わず、むしろ性行為を否定すると条例違反として制裁を受けてしまいます。

そういうわけで、別名「性乱島」

 

その「ドスケベ条例」による島おこしが大成功し、「青藍島」は観光客や流入する人も多く増えている状況。

そんな島の中で、橘惇之介はドスケベ条例に真っ向から立ち向かう反交尾勢力、NLNS」(No Love、No Sex)を立ち上げます。

彼らは、愛の無い性行為など受け入れるわけにはいかないと、「SHO」(Seiranto Health Organization)に立ち向かいレジスタンス活動を開始。

「ドスケベ条例」を潰すべくNLNSの辛く厳しい戦いが始まるのでした・・・!!!

格好つけていますが、「反交尾勢力」です!

「ぬきたし」 1巻 まめおじたん/集英社 より引用

 

いやぁ、あらすじを真面目に書くほどに、この作品を考えた人は何者ですか!? と大声で問いたくなりますね。

記事を書きながら、こちらの方がアホになりそうです。

パワーワードが多すぎる。さすが、

「次にこないでほしいマンガ大賞第1位」!

なんだよそれ・・・

でも実際本作、子供にはすすめられないし、知り合いにもすすめたいと思いません。

じゃあなんでマンガフルでわざわざ【今週の一冊】として紹介するのかといえば。。。

本作が持つ、稀有でハイセンスなバカさ加減を知ってもらいたいからなわけです。

本作は、エロ漫画ではありません。

ギャグであり、バトルであり、不条理な世界に身を置かざるを得ない若者たちが必死に抵抗する姿を描いた作品なのです。

 

ギャグは、卑猥な単語をこれでもかというくらい使用したネタで、エロいどころかむしろ笑わずにはいられません。

といいますか、よくもまあこれだけ下らないことを大量に思いつき、それを惜しげもなく、しかも真面目に使用しているなと感心してしまうほどです。

正気とは思えないというか、正気で作ったんでしょうけれと狂気にしか見えないというか。

例を見せますと・・・

 

って、全て検閲に引っ掛かるから例を見せられない!!

何せ日常的に性行為が行われ、主人公が歩いている背景のモブが性行為をしているような漫画です。

もうね、登場人物全員がまともじゃあないです。

風紀委員という風紀を取り締まる面々が、積極的に性行為を促して性行為をしていない人を取り締まるのですから。

いや、青藍島における風紀を乱す人は性行為をしない人なんですけど!

マイルドそうなシーンを。どれだけツッコミたいワードがありますか?

「ぬきたし」 1巻 まめおじたん/集英社 より引用

 

バカ作品には間違いありませんが、本作が描いているテーマというか本筋はシリアスなものであり、ストーリーやバトルは燃えるもの(のはず)

惇之介たちNLNSは愛の無い性行為を否定しますが、学園や街中では常に性行為が行われており、性行為にも誘われます。

性行為を拒否すれば条例違反として捕まってしまうため、あの手この手で性行為の誘惑を回避して日常生活を送る必要があります。

条例違反を取り締まる者たちとの戦闘においては、少人数のレジスタンスとして知恵と機転を武器に戦います。

通常の武器などを保有していれば没収されてしまうので、様々なアダルトグッズを改造してアダルトグッズに見せかけたり。

時には、とんでもない性行為を行っていると見せかけて、相手を欺いたり。

既に島に定着した「ドスケベ条例」と、それを守るSHOという巨大な組織を相手に、わずか数人の抵抗組織の反逆活動。

燃える王道設定を抑え、主人公たちもごく真面目に活動をしているのに、そうは見えない異常さ。

言っておきますが、登場人物はみんな(島民としては)真面目にやっています

「ぬきたし」 1巻 まめおじたん/集英社 より引用

 

とにかく、真面目にとんでもなくアホで非常識なことを描いている漫画であり、頭のおかしい作品です(なお、誉め言葉)

真面目な人は読んじゃあいけない。

イカれた漫画を読みたい人は是非、手に取ってみてください。

真面目に描かれているイカれた内容に、笑いの衝動を抑えられなくなることでしょう。

なお、Kindle版では既に2巻も発売されていますので、紙の本が待ちきれない方は電子で購入がおすすめです。

あ、くれぐれも真面目な方や、お子さんには見せないようにご注意ください!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。