みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『放課後、ぼくは君になる』
です。
うーん、今回も女装モノ(笑)
でも今回の女装は、コスプレです。女装コス。
秋葉みのるは田舎の学校に通う高校二年生。
オタク趣味を持ちますが、イベントが開催されるのは都会の方ばかりで参加することもできず、推し活も制限されるような状況です。
そんな秋葉が現在ハマっている作品が、「マジ薔薇乙女」という百合作品。
作品を追いかけているうちに同作のコスプレ(しかも女装レイヤーさん)を知り、自分自身もやってみたいと思うように。
失敗をくり返しながらも女装コスの沼に嵌っていき、気が付けば「マジ薔薇乙女」の登場人物、マリア様のコスも完璧にできるように!
ところが、英語部(他の部員は幽霊部員で実働は秋葉と顧問教師のみ)の部室でコスプレ姿をクラスのギャル・渋谷さんに見られてしまった!
女装していたため本人バレはしなかったものの、渋谷さんはマリアのコスをした生徒を必死に探そうと英語部の秋葉に接触をしてきます。
というのも、渋谷さんは「マジ薔薇乙女」が大好きな大のオタクだったから!
そんな感じで、オタクな秋葉とオタクギャルの渋谷さん、二人で織りなすコスプレコメディ・・・なのかな?
まだ1巻なのでどういう方向に進んでいくかはこれから次第ですね。
コスプレを題材にした作品は、有名どころでは「2.5次元の誘惑」、「その着せ替え人形は恋をする」などがあります。
多くはやっぱり女性がコスプレをする作品が多い気がします。
本作は男性が女装コス、それも素顔は決してイケメンとはいえない地味な男子が実施します。
すぐに成功するわけではなく、何度も失敗を繰り返していくのですが、ネットでは酷い発言を受けたりもしてトラウマになり。。。
決して誰に見せるわけでもなく、自分だけの趣味として隠れて女装コスを続けていました。
コンプレックスを抱き、自分に自信がなく、コミュニケーションが苦手で狭い田舎の中でも友人らしき友人もいない。
なんというか、そういう姿を想像できてしまうというか、ある意味で現実との解像度が近いといいますか・・・
だけど、そんな秋葉を外へと引っ張り出そうとする光の存在が、渋谷さん。
オタクに優しいギャルは存在したのか!?
秋葉にそう思わせますが、見た目が派手なヲタクってだけ。
でも実際、かつてのようにオタク趣味が周囲に知られると恥ずかしいと思うような時代と違いますから、そういう人も増えているのでしょうね。
生粋のオタクなんだけど、それを隠すことをせずに好きなものは好きと言い、それがあったうえでギャルであったり陽キャであったり。
ギャルがオタクに優しいのではなく、単にオタクなだけである、と。
「着せ恋」の海夢もその手のギャルですね。
渋谷さんに女装コスがバレてからは、とうとう自撮りだけではなく他人(渋谷さん)からの撮影を受けるように。
更に、渋谷さんも「マジ薔薇乙女」のキャラのコスプレを・・・?
渋谷さんによって強引にコスイベントにも参加させられる方向となり、コスプレをメインで進むのか?
それともラブコメ路線に向かうのか。
見た目的には百合だから、百合作品として楽しめばよいのか!?
むしろそれか!?
というところは2巻以降で確かめていきたいと思います!
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