みなさんこんにちは、マンガフルライターの神門です。
この「ゆるコラ」がマンガフルで始まり、何を書こうかなと思いましたが、まずはノーマルに記事ではおススメしきれていない作品などを紹介したいなと思います。
そのうち、他に書きたいテーマが出来たら、色々書いていきたいです。
さて、栄えある一作目はこちら、塩野干支郎次先生の、『雑な学舎』です。
塩野干支郎次先生といえば、『ユーベルブラッド』、『ブロッケンブラッド』などが有名です。
こちらの作品はそこまで知られていない気がしますが、読まないのは非常にもったいないです!
この作品では、もともと女子校が共学化したものの、その中で男子生徒はただ一人!
その唯一の男子生徒、桃園くんが「雑部」に入部し、雑部に所属する濃い面々と主にB級映画をネタにした雑い日常を送る、ガールズギャグです。
桃園くんも、しょっちゅう女装させられるので、ガールズで間違いありません!
(むしろ、女装がデフォに。この辺、『ブロッケンブラッド』ファンの方なら、頷いていただけるかと思います!)
この作品の魅力はなんといっても、塩野先生の(おそらく)趣味全開でチョイスされているネタの炸裂具合です。
特に多いのが映画ネタ、それもなかなかにマニアックどころをついてきていて、B級(に限らず)映画マニアには堪らないものが取り揃えられています。
- やたらとネタに出てくるダニー・トレホ
- 2枚のカードを組み合わせて特定の映画になれば役が成立するオリジナルカードゲーム
- ミラ・ジョボヴィッチとアンジェリーナ・ジョリー 軍艦にしたらどっちが強い?
とかですよ、このキーワードだけで読みたくなった人、正解です。
私が特に好きなのはカードゲームの回。
配られた手札を見たキャラクターが放った、
おい沈黙のって札が5枚も来たぞ!?
のセリフ、それだけで爆笑しました。
『雑な学舎』2巻 塩野干支郎次/講談社 より引用
とにかく妙ちきりんなオリジナルゲームや勝負を考え出しては、それがなんだかんだ映画ネタにつながっていったりして、その映画ネタのチョイスと使い方は、映画好きならもちろんのこと、映画にさほど詳しくなくても笑えるはずです。
というか、気になってその作品を観たくなります。
他にも、
- 年々太って動けなくなっていくセガール
- リンダ・ハミルトンとシガニー・ウィーバー、強いのはどっち?
- デモリションマンでトイレットペーパーの代わりに謎の貝殻が使われている
とか気になるワードが盛りだくさんだと思います。
おそらく生きていくうえで役に立つことのない雑な学を入手したい方は是非、手に取ってみて下さい。
濃い映画ネタと言回転半捻りくらいした学園日常ネタが、肌色成分多めで出迎えてくれます!
『雑な学舎』2巻 塩野干支郎次/講談社 より引用
塩野先生は真面目な作品より、『ブロッケンブラッド』や本作『雑な学舎』のような、突き抜けた作品の方が活き活きしていると感じます!
2巻と手頃で、作品も4コマなので空いた時間などに読んでくすり笑うことも出来るのがよいです。
以下の漫画アプリで読むことも出来ますので、ご興味などあれば。
以上、マンガフルライターの神門でした。
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