みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『ケイヤクシマイ』
です。
早藤さんは社畜OL。
毎日、仕事で疲れ果てて帰宅しても一人暮らしで家に待っている人などおらず一人でコンビニ飯を食べて寝るだけ。
美人さんで会社の男性からは好意を寄せられたりもしていますが、興味なし。
実は早藤さんは隠れオタ。
だけど、推しのアイドルが卒業し、好きな百合漫画は打ち切りになりと、心身ともに疲れ果てていました。
そんな早藤さんが、たまにはコンビニ飯ではなく外食しようと立ち寄ったファミレスにいたのが、バイトの青山さん。
綺麗な黒髪の美少女で、青山さんに接客されて以来、すっかり青山さんのファンになってファミレスに入り浸ることに。
とはいっても、あくまで店員と客であり、話をすることなんてできない。
運が良ければ案内してもらったり、オーダーをとってもらったりするけれど、私語を交わすことなどない。
それでも幸せだと思っていたのですが。。。
ある日、青山さんがファミレスの前で傘もささずに雨に打たれている姿を見つけます。
放っておけずに傘を差しだすと、青山さんはなぜか早藤さんに対して、
私のお姉ちゃんになってくれないか?
と、言ってきたのです。
思わず青山さんの住むマンションについていってしまった早藤さんに対して青山さんは、九条までの条項を記した姉妹契約書を作成して渡してきたのです。
思っていた姉妹と違う!
でも、条項に書かれている内容はまさに天国のようなこと!
私、青山さんのお姉ちゃんになります!
かくして、二人は姉妹契約を交わしたのでした。
「ケイヤクシマイ」 1巻 ヒジキ/KADOKAWA より引用
とりあえず、早藤さんがチョロい。
青山さんが可愛くて、お姉ちゃんとして甘えさせたり、甘てくれたりするのが幸せで、細かいことはいいや!
って感じで状況を受け入れてしまっています。
会社ではデキる風を装っているものの、実際は百合オタで、青山さんに簡単に転がされてしまっています。
一方の青山さん。
早藤さんに姉妹契約を持ちかけたのは、実のお姉ちゃんと似ている所があるからとのこと。
実のお姉ちゃんは外国にてちゃんと生活しているみたいですが、だからといって他人の早藤さんと姉妹契約をかわすなんて普通じゃない。
謎ばかりの少女というわけではないけれど、色々と抱えていそうな、ミステリアスなクールビューティの黒髪少女の青山さん。
ちょっと抜けている感じの、ふんわり系の早藤さんと見た目の組み合わせ良し。
もちろん、社会人×女子高校生、という歳の差、立場の差の組み合わせもよし。
果たして青山さんは何を考えているのか?
そして、今のところ理性を保っている早藤さんだけど、青山さんの可愛さにいつまで我慢できるのか?
思いっきり、下心あることも自覚していますからね。
「ケイヤクシマイ」 1巻 ヒジキ/KADOKAWA より引用
今巻で、既にルームシェアも始めてしまった二人。
果たして同居生活はどのような方向に転んでいくのか。
早藤さんは耐えられるのか。
先が楽しみです!
コメントを残す