みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『だらしないです 堀田先生!』
です。
公の場では完璧に見えるけれど、家の中ではずぼらでだらしなくて駄目人間!
そんなギャップがあるというか、残念美人とその秘密を唯一知ってしまった男子とのラブコメ的な作品ってのはある意味でテンプレでもあります。
うーん、最近、ではないかもしれませんが、『ぼくたちは勉強ができない』の真冬先生なんかはそんなタイプですよね。
本作も、まさに真冬先生タイプ!
堀田留美子先生は、美人でスタイル良くて生徒にも気さくで人気があってと、学園内では誰しも憧れるような教師。
主人公の高校生・栗林誠は家庭の事情もあって、自分の得意なことを活かしての家事代行サービスのバイトを探しているのですが。
そのバイトの斡旋先がなんと、堀田先生のところでした。
堀田先生は、自分の教え子が家に来て家事をしているなんて知られたらまずいので、当然ながら栗林のバイトは初回のみであとは断るつもりでしたが。
栗林の作ったぬか漬けが、大好きなおばあちゃんのつけたぬか漬けと同じ味!
ということで、十二の約款を遵守する代わりに、栗林の家事代行バイトを認めることに。
かくて、奥手で純情な栗林君と、家のなかではかなり無防備で緩い堀田先生の奇妙な関係が始まるのでした。
「だらしないです 堀田先生!」 1巻 なかだまお/双葉社 より引用
この作品のコンセプトは明確です。
- お姉さんと少年!
- お色気!
- ラッキースケベ!
男性読者向けのお色気コメディですから、堀田先生の無防備な王道サービスシーンが毎回のように描かれています。
- 雨に濡れて無防備に服を脱いだり
- ヨガのお手伝いをさせられたり
- 怖い映画を見て抱き着かれたり
年上のお姉さん、それも美人の先生からのラッキースケベという、男子諸君が憧れるシーンが続々と発生します。
もうコテコテなんですが、それが狙いだから良いのです。
堀田先生はさっぱりした性格でサバサバ系で、家では楽な格好でいるのが当たり前なので、意識することもないしラッキースケベで恥ずかしがることもないのですが。
栗林の方は、無自覚な堀田先生の攻撃(?)に、毎回のようにノックアウトさせられます。
男子高校生らしく、そういうことが嫌いなわけではなくても、真面目さと純情さが勝ってしまうタイプでしょうか。
喜びつつも困ってしまう、そんな感じです。
「だらしないです 堀田先生!」 1巻 なかだまお/双葉社 より引用
そういう設定だとワンパターンな展開になってしまいがちですが、1巻から変化をつけてきます。
それは、栗林の幼馴染である春の登場。
最初から栗林に好意MAXの状態で登場する第二のヒロインです。
転校で10年ぶりに栗林と再会した春はさっそくアタックを開始していこうとするのが、そこで邪魔になるのが堀田先生の存在。
春は、栗林の初恋の女性が、幼稚園の時の巨乳の先生だと知っており、完全にマッチする堀田先生にも敵意をメラメラ!
さらに、栗林の家事代行のバイト先を突き止めようと尾行して、その相手が堀田先生のところだと知って・・・!?
そんな感じで、物語にもアクセントを加えてきました。
堀田先生の方は、栗林のことをまだ恋愛対象なんて見ている感じは全くありませんが、果たしてこれからどうなるのか。
前述したように、王道的なラッキースケベなラブコメなので、その手の作品が好きな人なら外すことはないと思います。
「だらしないです 堀田先生!」 1巻 なかだまお/双葉社 より引用
この先、堀田先生や春と栗林の関係がどうなっていくのか。
またあるいは第三、第四のヒロインが登場するのか?
楽しみにしたいと思います。
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