みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『姉のともだち』
です。
年上の女性に憧れる。
世の男性ならばそれなり多くの人が経験したことあるのではないでしょうか。
タイトル通り、姉の友人の女性に恋する主人公を描いたラブコメ作品です。
主人公の五十嵐旭は高校二年生。
旭には三つ年上の姉の月子がおり、月子が大学進学を機に実家を出たのに付き合わされ(家事全般のため)、姉と二人暮らし。
ところが二人で暮らすマンションには、月子の中学時代からの友人、日向子が入り浸っています。
日向子は、美意識が高く整ったものや綺麗なものが大好きな月子の審美眼にかなった美形の子。
そんな女子が薄着で無防備に同じ家の中に入り浸っていて、スキンシップも過剰気味に接せられたら、気にならないわけがない!
というか、好きにならないわけがない!
「姉のともだち」 1巻 高瀬わか/集英社 より引用
だけど日向子からは弟扱いされていて、なかなか男として見てもらえない・・・
好意は向けられているが男としてのものではないと、勘違いしてはいけないと自制する旭ですが。
実は日向子の方も旭を男として意識していて・・・?
そんなヤキモキするような状況を描いてくれる、読んでいて実にエモいラブコメ作品です!
いやー、なかなか良いものを読みました(笑)
主人公は高校生、ヒロインは姉の友人で大学生。
年の差は3歳ですが、学生時代の3つの差はそれなりに大きいですよね。
姉が中学生に入って連れてきた友人ということは、そのころの旭はまだ小学生であり、初恋ドンピシャですね。
その初恋を今もずっと大事に抱えて成長しているだけでなく、その初恋相手が家に入り浸っているというのはたまらないでしょうね。
というか、よく自制しています。
さて、一方でヒロインの日向子。
見た目ギャル系の美女で実際にギャルではありますが、根は真面目なところもあり、そして純情でもあります。
露出の多い薄い服装で旭に対しても距離が近くボディタッチなども当たり前のようにありますが。
実は日向子は日向子でそんな時に旭にドキドキしている純情ギャル!
二人ともお互いに好意を抱いているのだけれど。
- 旭は、日向子は自分のことを弟のように扱っているだけだから距離が近くスキンシップが多いからって勘違いするなと自分に言い聞かせ
- 日向子も、旭が日向子の下着を平気で洗濯しているくらいだから意識なんて全然されていないと思い込み
いや、気づけよお前ら!
とは思いますが、気づいていないからこその二人の関係性や言動を見てニヤニヤできるものです。
「姉のともだち」 1巻 高瀬わか/集英社 より引用
旭と日向子の二人を陰ながら(?)後押しするのが月子。
月子は二人のことを知りつつ見守っているという感じですかね。
わざわざ一緒に暮らすように旭を引き連れてきたのも、日向子とのことがあるからではないかと思います。
出番はそこまで多くないですが、月子もまた強烈な印象を残してくれます。
月子自身が、美女ですからね。
「姉のともだち」 1巻 高瀬わか/集英社 より引用
1巻では、
- 日向子が旭の高校にやってきて騒ぎになったり
- 日向子と水族館にデートすることになったり
- 雨で日向子が帰れなくなったり
王道ともいえるイベントが続いて楽しませてくれます。
旭、日向子、月子だけでなく、旭や日向子を見守る(?)高校や大学の同級生などもいて楽しませてくれます。
いずれも同級生達には、旭、日向子の思いはバレているのですけどね。本当に知らぬは本人達のみ。。。
2巻以降も楽しみです!
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