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【今週の一冊】『本なら売るほど』1巻感想。古書店・十月堂の店主と客を通して描くヒューマンドラマ

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『本なら売るほど』

です。

 

 

古書店、いいですよね。

私自身は基本的に本は新品で購入するので古書店を利用すること自体は少ないのですが。

それでも、新品では買えない絶版になった本なんかはどうしても古書になりますよね。

あとは、昔のカバーの方が好きだとか、そういうのもあったりします。

だけどここ数年でめっきり街の古書店というものが少なくなりました。

書店自体が少なくなっていく中で古書店も減り、そしてコロナ禍でまた一気に減ったような気がします。

私が住んでいる地元にあった古書店も全部なくなってしまいました。本当に悲しい。

今残っている多くは、ブックオフなんかの新古書店が殆どですよね。

昔ながらの古書店でしか得られない養分がそこには確実にあるのに!!

 

という前段を置いての本作、主人公は街の小さな古書店・十月堂の店主。

もとはサラリーマンで、営業の合間に古書店に立ち寄って息抜きをしていたところ、その古書店が閉店することを知って後を継ぐことを決意。

(正確には継いだというか、新たに立ち上げたのですが)

その古書店で、店主とお客との間を繋ぐヒューマンドラマを描いた作品です。

なんかこうね、本好きには染みわたってくるような作品ですね。

本好きは一度ならず何度でも、自分が書店の店主になったら、ということを夢見るものです。

古本屋、本当に少なくなったよなぁ。。。

「本なら売るほど」 1巻 児島青/KADOKAWA より引用

 

どんな本を集めようか。

どんな棚を作り、どのような並びにしようか。

想像するだけで楽しいですよね。

もちろん、書店、さらに古書店となるとそう簡単に儲かるものでもないですし、肉体労働だということもなんとなく理解できます。

それでも抗えない魅力がある!!

 

蔵書を見れば、その人がどのような人だったのか想像の羽が広がる。

購入する本を知ることで、何を好み何を求めているのか考えられる。

本に限った話ではないかもしれませんが、そうやって本を通して人との繋がりを感じることのできる作品。

そう言えるかと思います。

もちろん、本を好きなだけの人ではないですし、本が好きだと言っても人それぞれ。

本を集めるのが好きだけど実は殆ど読んでいない、それでも自分だけの自分好みの書庫を作っちゃう話なんか、もう頷けちゃう。

わかりますよね、本屋の書棚を見ているだけでワクワクするものですから

「本なら売るほど」 1巻 児島青/KADOKAWA より引用

 

こういう本を集めたい、こういう本に埋もれたい!

コレクター魂ってやつですよね。

 

オムニバス形式で描かれて一話一話で完結するので読みやすく、気が付けば最後まで読み終わっちゃいます。

もとは読切作品だったものが人気が出て短期連載、更に人気が出て長期連載となったのも頷けます。

本好きも、そうではない方にもおすすめです!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。