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【今週の一冊】『ドM女子とがっかり女王様』3巻感想。変わらずノンストップでボケてツッコミ続ける百合コメディ

みなさんこんにちは、毎週、漫画や本を漁っているマンガフルライターの神門です。

今回からこの週末の金曜日に『今週の一冊』ということで、その週に読んだお勧めコミックスのご紹介をします。

基本、新しく発売された作品を紹介しますが、時には既に完結している昔の作品を紹介することもあるかもしれません。

いずれにしても、皆さんが作品を読む際の参考になればと思いますので、よろしくお願いいたします!

記念すべき第一回目の作品はこちら、狐ヶ崎先生

『ドM女子とがっかり女王様』

の3巻のご紹介です!

・・・え、初回がコレ!?

とか思わないように!

 

著者 狐ヶ崎
出版社 KADOKAWA
掲載雑誌 角川コミックス・エース
掲載期間 2020年3月号~
単行本巻数 既刊3巻(2021年10月時点)
ジャンル 百合コメディ

 

そもそも作品タイトル自体初めて聞いた! という方のために簡単な内容紹介を。

自称ドMの女子高生、中村さんは自分を虐めて躾けてくれる理想の女王様を探していました。

そんな中村さんが見つけたのは、黒髪ストレートの孤高の美少女、久米川さん。

久米川さんこそ理想の女王様だと思う中村さんでしたが、当の久米川さんは恐ろしいほどのポンコツで逆に中村さんの加虐心を刺激するほど!

ということで、中村さんは久米川さんを理想の女王様にすべく調教するという、そんな二人を中心に描かれる百合×SM(?)コメディ作品です。

理想の女王様を見つけた! そう思った中村さんでしたが・・・

「ドM女子とがっかり女王様」 1巻 狐ヶ崎/KADOKAWAより引用

 

この作品のウリはなんといっても、キレッキレのボケとツッコミの嵐のごとき応酬です!

日常会話が全てボケとツッコミでできて進んでいくという感じです。大げさじゃなく。

  • 中村さんが久米川さんに話しかける(フツーに話しかけることもあれば、女王様プレイを要求することも)
  • 久米川さんがポンコツぶりを発揮する応答をする。
  • 中村さんがツッコミを入れる。
  • ツッコミに対する久米川さんの反応もポンコツ。
  • ・・・

という繰り返し!

それが一話の中で行われるわけではありません。

1ページの、いや1コマの中で何度も応酬があって、読んでいて、よくここまでのレベルのボケとツッコミを1ページ、1コマの中にこれだけ入れるな!

と思わせられます。

そして笑わせられる。特に久米川さんの酷いポンコツぶりもそうだけど、中村さんのツッコミにもツッコミたくなります。

1巻からそのテンション、テンポ、ギャグのレベルを維持したまま3巻も走破するのは凄まじいと思います。

本当なの? 大げさじゃない?

という疑問をお持ちの方のため、ご参考までにサンプルとして1ページだけお見せします!

この程度は普通です!

「ドM女子とがっかり女王様」 3巻 狐ヶ崎/KADOKAWAより引用

 

こんな感じのが全編にわたって繰り広げられています!

 

さらにギャグの中で、中村さんと久米川さんの仲もちょっとずつ進展していって、百合展開的にも美味しくなっていくという。

周囲を固める脇のキャラも強烈で、様々なボケとツッコミを見せてくれます。

内容的に下ネタな部分も多分にあるのですが、エロいよりも下らないです(笑)

 

果たしてこのままの勢いで以下、続刊なのか!?

個人的には是非是非、頑張ってほしい一作です。

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。