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キングダム史上本能型最強の麃公(ひょうこう)の史実、魅力をまとめてみた

どうもマンガタリライターのペンタです。

今回もキングダムのキャラ紹介記事になります。

今までは尾到、縛虎申など少しマニアックなキャラが多かったです。

ですが今回はメジャーなキャラであり、キングダムの中でも人気の高い麃公(ひょうこう)です。

麃公と言われれば、すぐに本能型の武将という言葉が思い浮かびますよね?

見た目こそかなりいかついですが、かっこよくてファンも多いキャラの一人です。

キングダムは史実に基づいたオリジナルストーリですが、麃公に関してもその記録は残っていたようです。

今回はそんな麃公について

  • 死んだ今でも麃公が愛されるその理由や魅力
  • 武将としての麃公の強さとは?
  • 麃公が信に託した思い

という部分を掘り下げていきます。

僕も個人的に一番好きなキャラなので、熱く語っていきます。




1 麃公は実在した!史実から見る麃公の基本情報や読者からの評価まとめ

(キングダム27巻より引用)

  • 人気キャラ麃公は実在したキャラなのか?
  • また史実ではどう書かれているのか、
  • 読者からの評価

などなど麃公の基本情報をまとめましたので、一緒におさらいしていきましょう。

1−1 麃公の基本情報

登場巻 キングダム5〜30巻
活躍した戦場 蛇甘平原、函谷関、南道
戦い方のタイプ 本能型
副官 岳牙(がくが)将軍

麃公といえば、根っからの本能型の武将で、李牧さえも脅かした将軍です。

蛇甘平原での呉慶との戦いは印象的ですが、やはりみなが思い浮かべるのは南道での戦いでしょう。

恐ろしい李牧の戦略によって秦国が窮地に陥る中、持ち前の勘でピンチを救いました

そして最後に信にかけたあの言葉も頭に残ってる人も多いでしょう。

麃公の副官は岳牙将軍という名前しかわかっていなく、長年戦場を共にしてきたのでしょう。

出身地は謎で、麃公自身も戦場で生まれた(笑)といってるのでわかっていません。

では、そんな麃公がどんな評価を受けているのかを見てみましょう。

1−2 麃公の読者からの評価

麃公は人気のキャラですが、実際の声を見てみましょう。

(twitterより引用)

他にもたくさんありましたが、麃公は

  • 生き様がカッコイイ
  • 死んでほしくなかった将軍
  • とにかく好き

という声がよく上がっていますね。

大将軍でありながら死んでしまい、最後に名言を放ったことから結構王騎と一緒に名前の挙がる将軍ですね。

確かに王騎の最後はかっこよすぎたので誰も勝てないくらいの感動的な死に様でしたが負けないくらい麃公も人気なことがわかります。

他にも麃公で印象的なシーンといえば、突撃です。

麃公は好戦的な将軍で、その突撃する姿が好評でもあるようです。

実際に「キングダム 麃公」と検索してみれば、突撃シーンの画像が多いです。

麃公の評価をまとめると、

  • 王騎同様に読者から愛されてる
  • 突撃する姿がかっこいい
  • 生き様がかっこいい
  • ずっと生きてて欲しかった将軍

では史実ではどう描かれていたのか?

麃公は実在した人物なのかを探ってみましょう。

1−3 史実から読み解く!実在した麃公は3万の首を斬った大将軍だった

実際に史実を見てみると、麃公将軍は実在したようです。

ただ麃公の活躍は史記の6巻に記載されており、たった2行書かれています。

  • 紀元前244年に韓に侵攻し、3万の首を斬った
  • その2年後の紀元前246年、秦王政が即位したのち、将軍に任じられる

(中國哲學書電子化計劃より引用)

韓の国と戦い、3万もの首を取ったことから史実でも戦上手なことがわかりますね。

その2年後に将軍にも任命されていますから、実際に実在した麃公も将軍であったようです。

たったこれだけの記述から麃公のような魅力的なキャラクターが描ける原先生には脱帽です。

史実に基づいたとはいっても、ここまで広がりを持ったオリジナルストーリーになるのが凄いですね。

特に生き様がかっこいいと人気で、魅力たっぷりのキャラです。

そんな麃公の魅力を語っていきましょう。

 

2 キングダムファンに愛されるの麃公将軍の魅力とは?

普段めっちゃしっかりしてるのに、意外と天然なところがある。

いつも冗談ばっかりいってるのに、いざというとき頼りになる

などなど人は2面性のある人によく惹かれます。

僕らキングダムファンが麃公に惹かれてしまうのもそれが理由ではないでしょうか?

麃公は、

  • 「誰よりも戦を純粋に楽しむ」という無邪気さ
  • 戦に対して一貫した答えを持ち達観している大人っぽさ

この二面性がとても魅力的に映るのでしょう。

修羅場をくぐりぬけ、戦争の酸いも甘いも経験したはずなのにいつでも楽しそう。

無邪気に楽しんでるけど、たまにズバッと芯を捉えた発言が光る。

この2つの要素こそ麃公の魅力です。

では、1つ目の魅力に迫っていきましょう。

戦には復讐心や野望を、名誉を得たいなどみなが様々な想いを抱えて臨んでいます。

ですが、、、

麃公は誰よりも純粋に戦を楽しんでる将軍なんです。

2−1 「戦に勝って美味い酒を飲めればいい」と、純粋に戦を楽しめる生き様に惚れ惚れする

李牧のように「戦が嫌い」という人もいれば、信のように天下の大将軍になるという野望を持った人もいます。

はたまた万極のように復讐心だけで動いている人もいます。

見てて思うに、純粋に「戦自体を楽しんでる」人って麃公くらいなんです。

呉鳳明は人をはめたり、自分の力を誇示することが楽しそうですし、輪虎なんかは廉頗のためにという思いで動いています。

純粋に戦を楽しんでるのは、麃公の他には廉頗くらいですが、戦で常に笑ってるのは麃公だけでしょう。

(キングダム27巻より引用)

ピンチに陥った時でさえ悲しそうな表情や諦めの表情は見えません。

(キングダム30巻より引用)

なぜ麃公がここまで戦を楽しめるのか?

その理由が判明したシーンがあります。

回想シーンで信が麃公に「何故六代将軍にじゃなかったんですか?」と聞いたシーンがあります。

そこで麃公は答えます。

(キングダム30巻より引用)

儂には六将のような光も夢も必要なかった。

儂はただ戦場で戦い勝利し、その夜うまい酒を飲めればそれで満足じゃったからのォ

と答えています。

酒さえあれば満足。。

正直生き方かっこよすぎません?

男なら自分の成し遂げたことに対して賞賛されたいし、地位や名誉を手に入れたいものです。

ましてや六代将軍っていうのは、中国全土にその名を轟かせるほどの栄光です。

そんな名誉にハナから興味がなかった。必要なかったって言っちゃうところが素敵ですね。

信もそうですが、飛信隊のみなも当然天下に轟くような将軍になることに憧れています。

それが男のロマンだと思ってるし、戦争を体験したことのない僕でさえ天下の将軍なんてかっこいいと思っていまいます。

そこに憧れも興味も持たず、戦で勝利しうまい酒を飲めればいい。

それだけを楽しみにできる麃公はカッコイイの一言しかないです。

はちゃめちゃに強いのに、名誉や地位にとらわれず戦を全力で楽しめる

こんな姿に飛信隊のみんなも、読者も惚れているんでしょう。

キングダムの中でこんな純粋に戦を楽しんでる人ってほとんどいないんです。

戦争で失うものも多いはずですが、それも全部ひっくるめて楽しめてしまうのが麃公です。

戦の途中であるにもかかわらず、信たちに酒を飲ませたり、

(キングダム28巻より引用)

長年共に戦ってきた副官の岳牙将軍が死んでしまった時でさえ、怒る様子も悲しむ様子もなく、ニカッと笑って送り出していました。

(キングダム30巻より引用)

仲間が死んでも構わないと思ってるわけじゃなく、戦争とはあっさり味方を失うこともあることを知っているのです。

このワンシーンだけでも、麃公がかなりの戦をくぐりぬけてきたのかということや、将軍としての器の大きさを感じました。

麃公は戦の悪い部分も、いい部分も全部ひっくるめて戦が好きなんです。

戦を誰よりも楽しむ、そんな姿に読者である僕達は目を奪われ、かっこいいと思うのでしょう。

2−2 私情は一切挟まず、戦に勝つことだけに身を捧げられる考えに惚れ惚れする

百戦錬磨で戦場を生き抜いてきた麃公将軍だからこそ、戦に対しては達観した考えを持っています。

舞台は、蛇甘平原。魏火龍七師の一人・呉慶将軍とやりあったときです。

ちょうど信が初戦を飾った戦場ですね。

戦局は最終的に呉慶と麃公の一騎打ちになります。

(キングダム7巻より引用)

呉慶は甲(こう)という国の王族だったが、戦争で家族だけでなく、国そのものを滅ぼされたそうです。

国を失った苦しみを思い出し、麃公に激怒します。

(キングダム7巻より引用)

だがそれを受けて麃公は一言でバッサリ切り捨てます。

このシーンはアニメでも見ましたが、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

家族も友人も失った呉慶の悲しみを麃公が理解できないわけがありません。

麃公も何百という戦を戦ってきて、人の死を何度も見ているはずです。

でもそれを分かった上で、自分の私情を持ち込むことに対し「下らん負け犬の感傷」と言ってるのです。

ココに麃公の将軍としての器の大きさを感じてしまいます。

大事な人を失う、国を失う、何もかも失う、それが戦。

それでも将軍として任されてる限りは、相手をいかに倒すかだけに全力を注ぐべきだ。

このシーンで、麃公の戦への誇りや哲学を垣間見ました。

「貴様のなめた苦汁などそこら中に転がっておるわ」

なんてなかなか言えることではありません。

この言葉に説得力を感じてしまうのは、麃公も似たような体験をしたり見たりしているからでしょう。

呉慶は、ここで麃公の将軍としての強さ、大きさを感じます。

そして死ぬとわかっていながらも、果敢に挑み見事斬り伏せられるのです。

「将ならば、敵軍にどうやって勝つか!それ以外に心とらわれることはない」

(キングダム7巻より引用)

こんな言葉が自然と出るほど、戦に対して純粋な人は他にいないでしょう。

常にどうやって相手を倒すか、それだけのことを日々追求してる将軍、

読者も部下もこんなかっこいい将軍に惚れないわけがありません。

 

3 軍略家すら舌を巻く!麃公の武将としての凄さがわかるシーンを徹底解説

長期に渡って、最前線で常に身を置いて戦ってる麃公の強さは半端じゃありません。

理屈よりは、直感に従って動く「本能型」と呼ばれる武将の類で、独特の感性と洞察力で敵を翻弄しています。

3−1 魏の総大将・呉鳳明が、型破りな戦略に驚愕するシーン

王騎いわく、武将は本能型と知略型に分けられます。

呉慶や李牧のように理詰めで戦略を練る武将が知略型

そして麃公や慶舎のように直感や感覚で戦略を練る武将が本能型です。

特に麃公は直感や勘で動くことが多く、敵はおろか味方でもその意図をはかりかねます。

魏の総大将を務めた呉鳳明も

(キングダム25巻より引用)

兵法の基本に逆らうような戦い方ばかりすると分析しています。

呉鳳明は呉慶の息子で父親譲りの知略の持ち主ですが、基本にない型破りな戦略に驚いています。

そして、「あれが全て勘だと言うなら、軍略家にとって笑えない相手」と称賛しています。

(キングダム25巻より引用)

勘だけに頼った無茶な戦い方なら誰でもできます。

でもその戦い方で勝ちまくってることが恐ろしいことなのです。

つまり麃公の直感が高い確率で当たってることを意味しているのです。

3−2 必殺の布陣「流動」を破り三大天・李牧に認められるシーン

また趙の大将軍・李牧さえも麃公のことを理解の範疇を超える本能型の極みにあるとたたえています。

秦の喉元にせまったときに李牧は必殺の布陣・流動を用います。

(キングダム30巻より引用)

流動は、「仕掛けている私以外に見切れる人はいない」と豪語するほどの布陣です。

李牧が全幅の信頼を置くのは、趙の本能型の将軍慶舎

(キングダム26巻より引用)

そんな彼でさえ、この流動は打ち破れなかったと言います。

(キングダム30巻より引用)

一度も見切れなかったということは、何度も慶舎が攻略を試みたという事実を示しています。

それを麃公はたった一度で打ち破ってしまうのです。

(キングダム30巻より引用)

つまり、慶舎が何度挑戦しても攻略できなかったものを麃公はたった一度で攻略した。ということです。

もはや直感で片付けていいレベルではないものを麃公は持っています。

これには、さすがの李牧も麃公をたたえています。

(キングダム30巻より引用)

兵法の基本も知らないのに、軍略家すらも凌いでしまうのです。

味方としたら頼もしいですが、敵からしたらこんなに恐ろしい将軍はいないでしょう。

 

3−3 戦況を瞬時に「臭い」で見抜き、退却を即決するシーン

麃公は、直感や感覚で即座に動く武将です。

ただ闇雲に選択をしているわけではありません。

彼と同じ本能型の慶舎は、「麃公という男は敵軍の配置、比重はては兵の表情・目線などをもとに戦場・戦況を敏感に感じ取るそうだ」と言ってます。

  • 敵軍の配置
  • 軍の比重
  • 敵兵の表情
  • 敵兵の目線

これを見て瞬時に判断できるのは並大抵のことではないですし、すごい観察力ですね。

しかも戦況を理解する、ではなく戦況を感じ取るってのは感覚的ですごいですね。

実際に呉鳳明との戦いでも、「臭い」と表現し退却しています。

(キングダム25巻より引用)

もう野生の勘と言ってもいいレベルの危機管理能力の高さです。

麃公の鋭い感性と観察力があったからこそ、秦国を救うことができたのです。

遠くに見える砂煙を見て、ヤバイと感じ、休むことなく駆けつけてギリギリの所で食い止めたのです。

(キングダム30巻より引用)

ただの超能力者で勘がバンバン当たっているってわけではないんですね。

見るべきポイントを見て、彼なりに判断しているのです。

ただのその判断までのスピードが異常です。

龐煖との斬り合いの中でも、たった数太刀で龐煖の中にある矛盾ですらも見抜いてしまいました。

そんな物事を見抜く力のある麃公に認められた信はどう育っていくか楽しみですね。

また信が麃公に託された思いはなんなのか、それを語っていきます。

 

4 読者に大打撃を与えた感動と悲しみの麃公の死

王騎の死は読者に大きなショックを与えましたが、麃公の死も僕たち読者にとっては大打撃でした。

https://twitter.com/worldx6x/status/926423676446109696

そんな麃公の死は、信たちにどう影響を与えたのか、また何を残していったのか。

麃公の死と共に振り返っていきましょう。

4−1 最後の最後までかっこよかった麃公の死に様を振り返る

函谷関での戦いで秦が勝利したかと思いきや、李牧の一手によって秦国は窮地に陥ります。

そこで持ち前の嗅覚で李牧軍を止めることに成功したのが、麃公です。

そして流動を見事見破り、李牧の前まで辿り着きますがそこに待ち構えていたのは武神・龐煖

(キングダム30巻より引用)

圧倒的な武の前に、麃公は劣勢に立たされ、麃公の副官である岳牙将軍も討ち取られてしまいます。

王騎を殺された光景が焼き付いてる信は、李牧の流動を必死に突破しようともがきます。

自分を助けに向かう信に対して、麃公は盾を投げ、一言。

「前進じゃあ」と咸陽に向かうことを指示します。

その一瞬で信は麃公将軍が、死を覚悟したことを悟ります。

そして腕を切られながらも、最後に龐煖の腕を力技で無力化します。

(キングダム30巻より引用)

首を取れないなら、せめて腕だけでもという執念に麃公の将軍としての責務や思いを感じさせられます。

そして、、、みんなの頭に残ってるあのシーンです。

死に際に信に一言

(キングダム30巻より引用)

感動的なシーンでしたね。

麃公の背後にはメラメラと炎が見え、その炎を最後に信に届けたようにも見えました

表情が穏やかで、それでいて優しくも見える表情が頭から離れなくなってしまうほど印象的でした。

 

4−2 死ぬ前に盾を信を投げた本当の意味とは?

麃公が盾を手放すシーンは呉慶との戦いでもありました。

が、そのときは両手で矛をふるうためでした。

今回、龐煖を前にして、信に盾を投げた意味はなんだったんでしょう

麃公が盾を投げた理由は2つあると感じました。

まず1つ目は、壁も言ってましたが咸陽(秦)を守れということを示したかったのでしょう。

盾=守ることを表します。

自分は龐煖の相手をしているから、「ココは儂に任せて咸陽へ向かえ。国を守れ。」

そう伝えたかったのでしょう。

壁も麃公の思いを汲み取って、信を殴ってでも伝えるシーンからもわかります。

(キングダム30巻より引用)

2つ目の理由は、自分の思いや意思を信に伝えたかったからではないでしょうか。

盾を投げる=自分に盾は必要ない。

つまり、麃公は自分がココで死んでしまうことを悟っていました

ただそれは生きることを諦めたわけでもありません。

命を賭けてでも、龐煖ならびに趙の軍に痛手を負わせることを優先したからです。

麃公は呉慶にも言ったように、「将ならばいかに敵を倒すかに全力を注ぐべき」だと語っていました。

それを言った麃公がただで倒れるはずはありません。

最後まで将としての責務を果たし、そして次の世代である信へと思いを預けたのです。

盾を投げたのは、そういう意味があったんでしょう、、、

龐煖の首とまではいきませんでしたが、龐煖の片腕をへし折りこの世を去って行きました。

信は王騎から矛を授かり、麃公からは盾を授かりました。

(キングダム16巻より引用)

1巻の冒頭のシーンでは、王騎の矛を使っていましたが、盾は身につけてませんでした。

(キングダム1巻より引用)

どこで登場するかはわかりませんが、麃公の盾と王騎の矛を持って龐煖を倒す

そんなシーンがあれば、読者としては嬉しいかぎりですね。

 

4−3 信や麃公兵に託された思いとは?

麃公は戦場を火に例える独特の感性を持っています。

火は戦局を決める重要なきっかけであり、いかに火を起こせるかが重要だと信にも説いています。

また、呉慶を倒したときも「見事な大炎であった」といったことや信に「お前の炎の色は悪くない」という発言をしています。

(キングダム30巻より引用)

そんな何かと火に例える麃公は、信に対して「火を絶やすでないぞぉ」という言葉を伝えました。

これは信の中にある「色んな人の思いや熱い思いを大事に背負ってこれからも生きていけ」というメッセージが込められてます。

龐煖との斬り合いの中でも、「お前にはわからんのか、つむがれていく炎を」と訴えています。

死んでいったものたちや背負って生きてきた思いこそが人を強くする。

それが将軍としての強さであり、龐煖が知りたがってる王騎や麃公らの強さの秘密です。

(人里を離れ、俗世間を断ち切ってまで強さを求めた龐煖には当然理解できぬことでしたが、、、)

麃公は信に最後の最後まで、将として強くなり、成長できるような言葉を投げかけていったのです。

もちろんその思いは、信にも麃公兵にもつむがれていき、政と共に必死に民と一緒に戦うのです。

最後の砦である蕞(さい)で見事連合軍を打ち破ることに成功しました。

そして最後に麃公の盾を持って、龐煖に立ち向かう姿は本当に鳥肌が立ちました。

(キングダム32巻より引用)

その後麃公兵も飛信隊に加入し、岳雷(がくらい)や我呂(がろ)が戦力として加わるのです。

彼らと共に飛信隊はさらにレベルアップし、麃公の意思を受け止め、大将軍への道をかけあがっていくのです。

尾到の記事でも触れましたが、秦国の死んでいった将軍たちも、生きてる人たちも結局「信の成長」に結びついているような気がしてなりません。

本能型を目覚めるきっかけもくれ、将としても育ててくれた麃公将軍と戦ったことは間違いなく成長へとつながりました。

 




5 まとめ

こうやって改めて見返すと、麃公の魅力はかなり豊富ですね。

  • 野生の勘で戦に勝ちまくる本能型の将軍
  • うまい酒を飲めるだけで満足な器の大きさ
  • 戦の闇も受け入れた上で純粋に楽しめる武人
  • 信や麃公兵に託していった思い

キングダムの中でもかなりランキング上位に上がるほどの熱いキャラです。

個人的に麃公の魅力を知ってから、30巻をもう一度読み返したり、32巻を読み返すとかなりグッときます

この記事を書いて、より麃公が好きになってしまいました。

キングダムの魅力的なキャラはまだまだいるので、これからもキャラ紹介記事を書いていこうと思います。

次は、慶舎や呉鳳明、録鳴未あたりを書こうと考えています。

ゼノウとかもいいですけどね笑

では楽しみにしていてください。

ありがとうございました。

マンガタリライター・ペンタ




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ABOUTこの記事をかいた人

兵庫に住む少年漫画とお笑い大好きな20代のサラリーマン! キングダムとワールドトリガーが読めるこの時代に生まれて良かった笑 漫画のことなら1日中語れるほどのおしゃべり漫画中毒者! 漫画ばかりある部屋で、カフェオレ読みながらふかふかの椅子で漫画を読み続けるのが夢です。気軽にコメントください。 ツイッターもやってます↓↓↓