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下町好き必見マンガ『ホクサイと飯さえあれば』で下町散歩。旅気分に浸れる3つのポイントをご紹介します

こんにちは!たまにはのんびり、古い町を散歩したいなあ~なんて思うマンガタリライター、中山今です。

 

趣きのある建物に癒される、下町が好きです。

 

とはいえあわただしい日々、気軽に旅行に行くのもなかなか大変です。

この記事を読まれている方も、そんな風に旅行に行けずにいる方も多いのではないでしょうか?

手軽に旅行気分を味わいたいな、なんて方に、ぜひおススメしたいマンガがあるのでご紹介します。

それがホクサイと飯さえあればというマンガです。

マンガの舞台は現実の町、北千住です。江戸時代から宿場町として栄えている・・・いわゆる下町です。

『ホクサイと飯さえあれば』を読んで特に染み入るのは

  • 丁寧に描かれた、北千住の古い建物のかわいらしさ
  • 下町の人間関係のあたたかさ
  • 牧歌的でのんびりできる時間感覚

など、下町特有の空気感。

そのリアルな空気感が、まるで実際に下町を散歩しているような気持ちにさせてくれます。

今回は『ホクサイと飯さえあれば』の中の、下町での暮らしシーン3つご紹介します。

  • 下町が好き、古いものが好き
  • 忙しいけれど旅行気分に浸りたい

こんな方にきっとハマるはず。

ぜひ下町旅情と、暮らしを楽しむ主人公・ブンの日々を覗いてみてください。

それではまず『ホクサイと飯さえあれば』のマンガ自体をご紹介しますね。

 




1.『ホクサイと飯さえあれば』ってどんな漫画?

 

『ホクサイと飯さえあれば』は、ヤングマガジンサードで連載中のグルメマンガです。

 

作者 鈴木小波
掲載誌 ヤングマガジンサード
出版社 講談社
掲載期間 2014年~
巻数 既刊8巻(2019年7月現在)

 

お話しは主人公・ブンが、大学進学のため一人で北千住に引っ越してきたところから始まります。

ブンは少し人見知りな女の子。

実家から連れてきたぬいぐるみ、「ホクサイ」と日常会話をしながら過ごす想像力豊かな18歳です。

少し孤独なスタートだった一人暮らしですが、ブンは持ち前の創意工夫マインドで新しい生活を楽しみます。

日々美味しい料理を作り、下町での暮らしや広がる人間関係にほっこりするあたたかなマンガです。

 

ジャンルとしては1話ごとにレシピの載ったグルメマンガですが、最大の特徴は「食べるシーンなし」ということです。

 

1話目のラストシーン。おいしそうなごはんですが「あーん」して実際に食べる姿は見せない演出!

ホクサイと飯さえあれば 1巻より引用

 

食べるより「作る過程」を楽しむマンガであり、手間をかけた時間を味わうマンガでもあります。

 

おかゆを作って・魔法瓶に入れて・8時間待って・ようやくできた甘酒を食べるシーンの一言。

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

またブンは人見知りで、人間関係に積極的ではありません。

しかし、いろいろな理由から誰かと料理を作ることになります。

お料理を通し、下町の人間関になじんでいく様子があたたかな気持ちにさせてくれるストーリーです。

 

また紙面の個性がかなり強いのも特徴です。

白黒はっきりした色遣い、フリーハンド風の枠線などナチュラルな線で描かれています。

絵本のような手描きフォントにもほっこりしますね

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

ほかにも、古い建物はイラストとして飾りたいくらいのかわいさで描かれています。

魚眼レンズで撮ったような構図も新鮮で、ごちゃっとした下町が舞台なのに開放感にあふれています。

 

 

なにより『ホクサイと飯さえあれば』を読んでいると、北千住を実際に歩いているような気持ちになれます。

以下の項目で、『ホクサイと飯さえあれば』の下町散歩気分になれるシーンを3つ、ご紹介しますね。

 

2、古くて、あったかくて、のんびりできる。北千住の下町萌えシーンを3つ紹介。

 

『ホクサイと飯さえあれば』の舞台である北千住は、歴史ある下町です。

マンガの中にも北千住が持つ魅力がたっぷりと詰め込まれています。

そんな『ホクサイと飯さえあれば』で描かれる北千住の魅力から、↓3つをピックアップしてご紹介します。

  • 古い建物が多く、かわいらしい景観
  • 歴史ある商店街を起点とした人間関係のあたたかさ
  • まったり、のんびりできる休憩スポット

 

ページをめくるだけで、北千住を散歩している気持ちにきっとなれるはずです。

どうぞお楽しみくださいね。

 

2-1、主人公の住む家は築45年!下町イメージそのままの銭湯など映えまくる古建築がかわいすぎて萌え!

古い建物を細やかに描いた絵は、下町萌えさんならため息が漏れるようなかわいらしさです!

まず、主人公のブンが引っ越してきた家は築45年一戸建て、お家賃5万円の↓のようなおうちです。

 

一戸建てのツタ屋敷!こんなおうちに住んでみたい!

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

さらに北千住に実際ある、昭和4年建設の「大黒湯」はステキを通り越して立派!

 

現実世界の銭湯好きたちから「キングオブ銭湯」と呼ばれ愛される、銭湯の中の銭湯!

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

ささやかな道端の絵でも、さりげなく神社の鳥居が入り込んでいます。

 

ただブラブラしているだけのシーンでも、趣きのある建築がさりげなく入ってくる

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

マンガにあふれる古建築は、作者鈴木先生の古い建物への愛を感じます。

眺めているだけで下町情緒に浸れる建物イラストは、ページをめくるたびほっこりとさせてくれます。

2-2、下町人情あふれまくり!看板猫のいる八百屋やなじみに会える喫茶店があったかくてうれしい

ウエットな人情を感じる人間関係が、せわしない心にしっとり優しく染み入ります。

例えば商店街の八百屋さんには、猫がドーンと座っています。

邪魔だけどかわいい、なごみの看板猫ちゃんです。

買い物しに来たのに、可愛くって時間が過ぎてしまう・・・

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

ブンがアルバイトしている喫茶店も、顔なじみが集まるあたたかなスペースです。

 

喫茶店のオーナーの誕生日祝いのシーン。あたたかくってほっとする時間。

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

またブンの家のおばあちゃん大家さんも、下町的なおせっかいを焼いてくれます。

 

段ボールに食べ物のおすそ分け!ちょっとおせっかいだけど、一人暮らしに染み入るやさしさ

ホクサイと飯さえあれば 3巻から引用

 

ちょっぴりめんどうくさいけれど、疲れたときにすっと染み入るのはあたたかなコミュニケーションです。

そんなコミュニケーションのなかでも、ウエットなおせっかいが行きかうのは下町ならでは。

下町に暮らしたらこんなイメージなのかな?と想像するのも楽しい、微笑ましいシーンです。

 

2-3、のんびりできる下町和みスペース。広~い空を楽しめる荒川河川敷や秘密の桜ひろばでちょっと休憩。

 

たまにはなにも考えないでいたい。

そんな気持ちを満足させてくれる、のんびりスポットもたくさん登場します。

例えば北千住の際を流れる川、荒川。

整備された河川敷は、都内なのに広々とした空を楽しめる絶好のお散歩コースです。

新しくできたともだちとほおばるサンドイッチ。遠くの建物まで見渡せる開放感

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

古い建物が立ち並ぶ北千住では、家と家の間にちょっとしたスペースがあることもあります。

隠れ家のような桜広場なら、ひとやすみがさらに楽しい時間になります。

突然現れた、すてきなお花見スポット。ぽかっとひらけた広場でおしゃべりする

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

市街地の家と家の隙間から見る空も趣があります。

広いところで観るのとはまた違う、一風変わった花火大会に見とれてしまいます。

古い建物と花火を一緒に楽しむ贅沢!

ホクサイと飯さえあれば 1巻から引用

 

下町というごちゃっとした空間なのに、ぽかっと広い空間もある。

ふだんオフィスで息をつめていることを忘れさせてくれる、ほっとするスペースです。

また『ホクサイと飯さえあれば』では、魚眼レンズで撮影したような構図の絵がよく出てきます。

まるで自分で撮影したような気持ちになれて、お散歩気分が高まるデザインだなあ・・・と思います。

 

3、町に流れる人情を味わう。ザ・下町の日本橋&古都、京都。町散歩ができるシーン2つを紹介

 

『ホクサイと飯さえあれば』には、北千住以外にも下町トリップのできるシーンがあります。

町の風景を丁寧に描いているのはもちろんのこと、その町に流れる人情もきちんと感じさせてくれます。

ここでは、主人公、ブンが北千住を離れて旅をした2つの土地

  • 日本橋
  • 京都

をご紹介します。

3-1、日本橋のにぎやかさ!江戸っ子おじいちゃんたちの下町人情があったかい

まずは東京の老舗の下町「日本橋」です。

物語に関わるのは、歴史のある乾物屋さん。

江戸時代の名残で残る、ビルの谷間の乾物屋さん

ホクサイと飯さえあれば 4巻から引用

 

狭い店内にぎっしり詰め込まれた乾物!

ホクサイと飯さえあれば 4巻から引用

この乾物屋さんは、主人公ブンの祖父母が営んでいます。

おじいちゃんは道楽好きな下町っ子、おばあちゃんは勝気でお店を切り盛りするしっかりものです。

チャキチャキおばあちゃんに怒られちゃうおじいちゃん、かわいい!

ホクサイと飯さえあれば 4巻から引用

 

歴史を感じさせるお店もさることながら、やはり下町のおじいちゃんとおばあちゃんの掛け合いにほっこりします。

3-2、京都ひとり旅!下町ではないけれど、人の歴史を感じる古都散歩もステキ

 

また下町ではありませんが、古いもの好きなら外せない町「京都」のシーンもご紹介します。

 

トンボ舞う京都の鴨川。広々した開放感がステキなイラスト。

ホクサイと飯さえあれば 6巻から引用

 

千年以上の歴史を持つ錦市場でごはんを買う!

ホクサイと飯さえあれば 7巻から引用

京都シーンは大学の夏休み、ブンが引き受けた「京都の空き家でお留守番2週間」のアルバイト中の一幕です。

京都の市場でおばんざいを調達し、留守番中の京町家でいただくうらやまし~いアルバイト。

でも、誰かと行く旅行ではありませんし、なじみの人がいるわけでもありません。

そんな中、ブンは京町家の中で「当時の暮らし」を想像しながら食事を楽しみます。

 

実際には空き家でだれもいませんが、ブンのイマジネーションだとご覧の通り。京町家とは昭和以前に建てられた木造建築なので、当時はこんな風景が見られたんでしょうね。

ホクサイと飯さえあれば 7巻から引用

 

歴史の上に、人の交流が積み重なっているのが古い町の魅力です。

『ホクサイと飯さえあれば』の京都は、あたたかな人の存在を感じるステキな古都として描かれています。

ページをめくるたび、ふとした人情に触れて旅先のような気持ちになれるハズですよ。

 




4、まとめ

 

今回はマンガ『ホクサイと飯さえあれば』から、下町好きさんにおススメするシーンとして

  • 北千住の下町萌えさんにお勧めシーン3つ
  • 日本橋、京都の歴史と人のあたたかさを感じるシーン2つ

 

以上をご紹介しました。

実はライターは20代から7年にわたり、北千住に住んでいたことがあります。

もちろん、下町の雰囲気は大好きです。

『ホクサイと飯さえあれば』は、北千住の描写がリアルなことはもちろん、風景の切り取り方が下町好きにたまらない、うれしいマンガだなあと感じます。

下町の魅力にあふれる『ホクサイと飯さえあれば』ですが、コミックスの巻末やおまけページの風景カットもとってもおススメ。

何気ない北千住の街角がナチュラルな線で描かれており、イラストとして見るのも楽しい本です。

よければ、この機会に『ホクサイと飯さえあれば』のコミックスを手に取ってみてください。

下町で人の温かさを味わいながら暮らす物語は、きっと旅気分を満足させてくれますよ。

久々に行った北千住。やっぱりステキな町でした。

中山 今

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