こんにちは、なんだかんだで異世界ものも好きなマンガフルライターの神門です。
異世界で無双したりなりあがっていったりするのも良いですが、そんな都合よくいくばかりのはずがない。
今回はそんな、異世界ものに一石を投じて人気を博している
『異世界おじさん』
を記事化しました。
『異世界おじさん』には魅力的なヒロインキャラが3人登場します。
ツンデレエルフさん、メイベル、アリシアの3人です。
今回の記事では、
- その3人のうち誰がヒロインレースで優勢なのか?
- おじさんは誰と結ばれるのが一番良いのか?
といったことを考えてみました!
え、既に現実に一人で帰ってきたおじさんを見ればヒロインレースもくそもないですって?
そんなことはありません、まだエルフさんたちの方が現実世界に転移してくる可能性もありますからね!
ということで細かいことは考えないようにして、いざ、ヒロイン3人のことを考えてみましたので気になる皆さんも是非!
1、『異世界おじさん』ってどんな漫画?
著者 | 殆ど死んでいる |
出版社 | KADOKAWA |
掲載雑誌 | ComicWalker |
掲載期間 | 2018年~ |
単行本巻数 | 既刊8巻(2022年11月現在) |
ジャンル | 異世界ファンタジー、コメディ |
『異世界おじさん』は殆ど死んでいる先生がWEBコミック配信サイトComicWalkerで連載をしています。
主人公が異世界に転生してしまい、その世界でいかに苦労して生きていくか、あるいはその異世界で無双していくか、という作品が多く出ていますが、本作はそれら「異世界もの」を逆手にとった作品です。
主人公のおじさんは17歳の時に交通事故にあい17年間昏睡状態となりますが、実はその17年間は異世界にいて、昏睡状態から目覚めた=異世界から帰還した状態から物語はスタート。
おじさんが異世界から持ち帰った魔法を使って甥のたかふみなどと共に異世界での孤独で辛い生活を思い返したり、17年ぶりの現実世界をなんとなく暮らしたりと、他の異世界もの作品とは一線を画しています。
異世界もののテンプレを活かしたコメディ展開や魅力的なキャラクター達が人気を博し、2022年にはアニメ化もされています。
アニメの出来も良いですよ!
2、おじさんと3人のヒロインの関係性を出会いからざっくり確認
ヒロインレースに入る前に、まずはおじさんが3人のヒロインと異世界でどのように出会い、どんな関係性を築いているのかを簡単にまとめました。
2-1 エルフさん:魔毒竜との戦いで助けてからおじさんにつきまとい始める??
「異世界おじさん」 3巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
おじさんがエルフさんと出会ったのは、おじさんが異世界に来た後、たわしより安い値段で見世物小屋のおっさんに売られた後のことでした。
おじさんは見世物小屋の地下にある檻からどうにか逃げ出した後、魔毒竜との戦いで窮地に陥っているエルフさんを助け、そこから二人の関係は始まりました。
戦いで衣類がボロボロになったエルフさんにパーカーを貸してあげて、エルフさんの収納魔法を目にして勘違いしたおじさんがエルフさんにセクハラ紛いのことをしてエルフさんをドキドキさせてしまい、なぜかストーカーエルフのツンデレさんが生まれてしまったのです。
それ以来、エルフさんはおじさんの行く先々につきまといます。
- 干ばつに苦しむ村で吊るされかけたおじさんを助けてくれたり
- 崖から落ちて死にかけたところを助けてくれたり
- 竜化したおじさんを助けてくれたり
とにかくおじさんに付きまとって色々と旅をします。
だけど「ツンデレ」の概念を知らないおじさんは、エルフさんの悪口や態度をそのまま受け取ってしまい、エルフさんの力は信頼しているけれどエルフさんの好意には気づいていない鈍感主人公のような状態になっています。
2-2 メイベル:人生設計を壊してしまったおじさんにたかりにいくように?
「異世界おじさん」 1巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
おじさんとメイベルの出会いは、伝説の魔炎竜が復活して困っている村にやってきたときのことです。
魔炎竜を倒せるのは氷の一族に伝わる凍神剣のみで、その凍神剣を使えるのが氷の一族の末裔のメイベルでした。
しかし、おじさんは凍神剣を使わずに魔炎竜を倒してしまい、メイベルの存在意義や未来を奪ってしまいます。
氷の一族としての人生を狂わされたメイベルは村を出ておじさんを追いかけますが、おじさんの説得(?)により冒険者として生きていくことにしました。
異世界の他の人と違って、メイベルにとっておじさんはオークではなく普通の人間に見えています。
その後もおじさんの旅の行く先にちょいちょい現れて同行したりしますが、根が怠け者だけに時に置いていかれてしまうこともあったりします。
2-3 アリシア:勇者一行パーティとたびたび共闘する
「異世界おじさん」 3巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
アリシアがはじめておじさんと会ったのは異世界での越冬祭の時でしたが、この時はまだおじさんはアリシアのことは認識していませんでした。
その後、アリシア達一行がドルド村からの依頼を受けてゴブリン討伐をしているところにおじさんがやってきて共闘したのがおじさんにとって最初の記憶となります。
その際、封印都市ルバルドラムの結界を壊したところをアリシアに見られていたと知って一度はアリシア達の記憶を消去しますが、その後アリシア達がまた別のクエストをしているところで出会い、それを契機にその後も温泉宿での魔獣退治や祠の試練など何度か行動を共にします。
健気で良い子な性格のアリシアは、出会った時こそおじさんに怯えていましたが、助けられて以降は一貫しておじさんに対しては好意的に接するようになります。
3、3人のヒロインのうち誰がもっともおじさんを射止めるのに近いか? 5つの観点で得点化
では、ここからいよいよ3人のうち誰がヒロインレースのトップを走っているのかを予想してみました。
5つの観点でそれぞれ誰がリードしているかを考えてみましたので、順にご説明していきます。
3-1 おじさんからの好感度:おじさんのヒロイン達に対する見方の違い
まずは一番重要な点、おじさんがヒロイン達をどのように見ているか、言ってしまえばおじさんのヒロイン達に対する好感度を考えてみました。
エルフさん
おじさんのエルフさんに対する見方、印象は最初に会った時から
- おじさんのことをいつも罵倒してくる酷いやつ
- おじさんの弱みを握ってつきまとってくるやつ
というのは変わっていません。
「異世界おじさん」 8巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
魔毒竜から助けたのをきっかけにしてしつこくつきまとわれて、更に封印都市ルバルドラムの結界の件で弱みを握られて強請られたりたかられたりしていると思っています。
エルフさんはツンデレなので、心にも思っていないようなことばかり口にしてしまうのですが、おじさんは相手の言葉を全てそのまま素直に受け取ってしまいます。
そのため、ツンデレが治るはずもないエルフさんに対する印象は出会いの時からずっと良くないままで現実世界に戻ってきてしまいました。
それでも、エルフさんは口が悪くても根が悪い人(悪いエルフ)でないことは分かっていますし、危ないところを何度も助けてもらったり、強い魔物を相手にするときは頼りにしたり、信頼していることは間違いありません。
また容姿に関しても素直に「綺麗」だと認めてもいます。
ただそれでも、おじさんからの好感度は残念ながら三人の中で一番低いと思います。
メイベル
おじさんのメイベルに対する好感度は最初からそんなに悪くないと思います。
といっても恋愛的な好意ではなく、どちらかというと同じ匂いがするという方向だと思います。
もともと引きこもりニート属性のメイベルですから、その価値観はおじさんと非常に合致する部分があり、特に労働観などはお互いに相当ホワイトなものしか受け入れることができません。
またメイベルの容姿もダ●ナマイトヘッディーのフィンギィみたいな魅惑的で綺麗な目だと褒めたり、メイベル相手だと喋りやすいと言ったり、ストレートに「かわいい」と言ったりと、実は最も素直に褒めているのがメイベルかもしれません。
「異世界おじさん」 4巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
このようにおじさんからの好感度そのものは悪くありませんが、異性としては見ていないと思います。
また好意だけでなく凍神剣に苦戦したことから、メイベル攻略法を考えて倒したいと考えていることも事実です。
アリシア
おじさんのアリシアに対する見方は、三人の中で一番フラットのような気がします。
越冬際のときはアリシアを認識していなかったので、出会いはゴブリン討伐の時と考えますが、ゴブリン討伐に苦戦しているアリシア達を助けて一緒にゴブリンを倒して報酬も四等分してと、ある意味で対等な関係を築いています。
「異世界おじさん」 2巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
また、最初こそおじさんのことをオークと勘違いして恐れていたアリシアですが、この最初のゴブリン討伐でおじさんの言動を目の当たりにしてからは怯えることも差別することもなくなります。
その後も「深闇の迷宮」の攻略を手助けしたりと、健気なアリシアに対してはエルフさんやメイベルに対して時に向ける冷たい態度もありません(いや、少しあったか?)
ただし、おじさんがまずいと思ったら躊躇なくアリシアから記憶を奪うなど、そういった意味で容赦はありません。
■おじさんからの好感度
エルフさん:★
メイベル:★★★★
アリシア:★★★
3-2 おじさんへの好感度:ヒロイン達がおじさんのことをどう思っているか
続いては逆に、ヒロイン達からおじさんへの好感度チェックです!
エルフさん
もはや説明不要かもしれませんが、なぜかエルフさんのおじさんへの好感度は非常に高いです。
魔毒竜の戦いで助けられた直後は、おじさんのことを醜いオークと思って酷い態度をとりますが、
- 戦いで衣服が破れて半裸状態になっていたエルフさんにおじさんが服を着せてあげたり
- 収納魔法を勘違いしておじさんから心底心配されたり
- それでおじさんからセクハラ紛いのことをされたり
そんなことがあって、おじさんのことを強烈に意識するようになってしまいました。
「異世界おじさん」 3巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
なんでやねん!?
と突っ込みたくなるかもしれませんが、それだけエルフさんにとっては刺激の強い出来事だったのだと思います。
エルフさんはエルガ王族の王女で、魔法も戦闘能力も強大でおそらく一族の中でも相当に優秀なのだと思います。
またエルフは長命でその分、個体数は少ないと思われます。
それらのことが組み合わさってエルフさんは孤独というか孤高の存在として一人で旅をしてきたと思いますし、その旅で出会った人たちもエルフさんのことは特別な存在と見ていた可能性が高いです。
そんな状況下でおじさんに助けられてその強さを目の当たりにして、優しくされて、体を心配されて、褒められて、一人のヒト(エルフ)として接せられたことで惹かれてしまったのでしょうか。
「異世界おじさん」 5巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
しかもそれが媚びたり見かけだけのものだったりせず、おじさんの純粋な本心によるものだったから。
その後もおじさんはエルフさんに媚びることもなく、むしろ冷たく接することでエルフさんの想いは逆にどんどん強くなっていったように思います。
メイベル
メイベルのおじさんに対する印象は最初からそこまで悪いものではありません。
他の人はおじさんの容姿(=オーク顔)から必然的にマイナスの印象から入るのですが、メイベルの一族(氷の一族)の祖先はニホンバハマルから転移してきたこともあって、おじさんの容姿が特に醜いと感じていないのです。
といっても、いきなり魔炎竜を倒してメイベルの存在価値をゼロにしてしまったことで恨みを買うことになるのですが。
それでもその後、メイベルの堕落した理想をおじさんが受け止めて許容してくれたことで、おじさんへの気持ちはまた反転します。
メイベルのことを否定せず、叱ることもせず、だけど甘えさせるだけでもないおじさんの存在は、ある意味でメイベルにとっては気持ちが良いのかもしれません。
「異世界おじさん」 1巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
エルフさんのような明らかな好意ではなくとも、父親、あるいは兄に甘えるような気持ちを持っているのではないかと勝手に想像します。
アリシア
アリシアのおじさんに対する思いは、尊敬と好意が入り混じったもののように感じます。
最初こそオークと勘違いして恐れはしたものの、その後、ゴブリン討伐などで共闘しておじさんのことを知っていくにつれてアリシア内でのおじさん評価が爆上がりしていくのが分かります。
- 封印都市ルバルドラムの結界を直したのに黙って立ち去ったり
- 報酬そっちのけでゴブリン討伐を手伝ってくれたり
- 凄く強いのにそれを誇ったり見せびらかすこともなかったり
- 貴重な回復呪符を見知らぬ人を助けるのに使用したり
おじさんのそういうところを見て知っているアリシアは、おじさんこそが「伝説の勇者」みたいだと思ったりします。
「異世界おじさん」 2巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
それなら尊敬までだったのですが、おじさんのラッキースケベ発動によって押し倒されたり、温泉で裸を見られたりしたことで、異性としても意識するようになったとも見えます。
これは、共に旅をしているエドガーとライガが幼馴染で異性として意識しないまま育ったというのも大きいかもしれません。
“良い子”なアリシアさんの誇大評価もありますが、様々なことが重なってアリシアさんのおじさんに対する好感度もかなり高い状態になってきていると思います。
■おじさんに対する好感度
エルフさん:★★★★★
メイベル:★★★
アリシア:★★★
3-3 おじさんからのプレゼント:おじさんからヒロインそれぞれが貰った贈り物
プレゼントは誰からもらっても嬉しいですが、それが好意を寄せている相手からなら尚更のことです。
ここでは、ヒロイン達がおじさんからどんなプレゼントを受け取ったかを確認してみました。
エルフさん
なんといっても外せないのは指輪です。
崖から落ちて死にかけていたところを助けてくれたエルフさんに、大きな借りを作ったままにしたくないと言って渡したのが、世界に七つしかないと言われる天星石の指輪です。
そんな貴重な指輪を、おじさんはあっさりとエルフさんにプレゼントし、しかも左手の薬指にはめてあげちゃいました。
「異世界おじさん」 3巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
まあこれは他の相手に対しても同じで無意識に、指輪はそこにはめるものと思っているのでしょうね。
その指輪は次の街であっさり換金されてしまうのですが、エルフさんはその指輪をわざわざ借金してまで買い戻すほどでした。
そしてエルフさんが貰ったものといって忘れていけないのは、おじさんのパーカーです。
魔毒竜との戦いで衣類がボロボロになったエルフさんにおじさんが渡してあげたもの。
エルフさんはそのパーカーを実に大事にして、おじさんから返却を求められても決して返そうとしませんでした(おじさんは借りパクされたと思っています)
「異世界おじさん」 1巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
このパーカーは、他の二人と比較してアドバンテージですね。
メイベル
メイベルもおじさんから指輪を貰っています。
メイベルは魔炎竜をおじさんに倒されて村を追い出されライフプランをボロボロにされてしまいました。
そのことに責任を感じたおじさんは、メイベルにも天星石の指輪をプレゼントしてしまいます(当然ながら左手の薬指に)
「異世界おじさん」 2巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
しかもさらにその後、メイベルに歌を歌ってもらったお礼にと二つ目の指輪を追加でプレゼントしています。
指輪二つ!
これはエルフさんにも与えられていないアドバンテージになります。
アリシア
アリシアは残念ながらまだ指輪を貰っていません。
これは、今後貰うことが出来るのかどうか気になるところです。
プレゼントは貰っていませんが冒険を何度も助けてもらい、おじさんの力によって救世のワンドを手に入れることが出来ています。
残念ながらおじさんからのプレゼントという点では二人から大きく後れを取ってしまっている状態です。
■おじさんからのプレゼントの充実度
エルフさん:★★★★
メイベル:★★★★
アリシア:★
3-4 おじさんとのスキンシップ:おじさんとヒロイン達の親密度の深さ、距離感の近さ
こちらでは、実際に異世界での生活においておじさんとヒロイン達と親密度を、気持ちの面とスキンシップの面から考えてみました。
エルフさん
エルフさんとおじさんの距離感は近くて遠いという感じです。
おじさんはエルフさんのことを決して良く思っているわけではありませんが、嫌っているとか認めていないとかそういうことはありません。
むしろ異世界においてはかなり頼りにしていると思います。
越冬祭で酔ってしまった時にはエルフさんに宿の部屋まで送ってもらいましたし、戦いにおいてはどんな強大な魔物を相手にしても安心して背中を任せます。
「異世界おじさん」 8巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
また異世界における旅でも誰よりも多くエルフさんと長い時間を過ごし、その間に直接的なスキンシップも多くとっています。
ルバルドラムで凍結封印されたときには、エルフさんはおじさんに抱き着いて寝ていましたし、温泉宿では(強引に)同じ部屋に宿泊してマッサージをしてもらいましたし、魔炎竜との再戦の時はおじさんにお姫様抱っこをされたりもしていました。
「異世界おじさん」 3巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
なんだかんだ一番付き合いが長く、戦闘においてもプライベートにおいても非常に近しい。
だけど、おじさんの心の中ではエルフさんとの距離が一番遠いので現実でもそういうところが垣間見られる。
それがエルフさんなのかなと思います。
メイベル
メイベルとおじさんはある意味で似た者同士であるので、心の距離は意外と近い気がします。
働くことを嫌がり、引きこもりで楽をしたがるメイベルの気持ちも分かるし、そんなメイベルを否定もしません。
もともと引きこもりで他者とのコミュニケーションが得意とも思えないメイベルですから、おじさんがありのままの自分を受け入れてくれて求婚されたら(指輪をプレゼントされたら)、あっさりと心の氷も全部溶けてしまったくらいです。
直接的なスキンシップも、ルバルドラムではおじさんに抱き着いて一晩寝ていましたし、唄う魔物の討伐の際にはおじさんに膝枕をしてあげていましたし、おじさんと触れ合うことに対しても嫌悪感や羞恥を見せることもありませんでした。
「異世界おじさん」 6巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
距離感という意味では一番おじさんの懐に入り込んでいるかもしれません。
だけど、働くことが嫌いで、強いけれど積極的に戦いたいわけでもないので、異世界の冒険者という立場から考えると一緒に行動しないことが多いのも事実だったりします。
アリシア
アリシアについては、ラッキースケベ的な展開がたびたびあります。
なんといっても温泉宿での魔物との戦いにおいて、うっかりおじさんがアリシアを押し倒してしまったり、一緒に温泉に入ることになったり、アリシアを抱きかかえて空を飛んだりと、畳みかけるようにアリシアとの距離を近づけています。
「異世界おじさん」 5巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
特に、一緒にお風呂というのはアリシアだけのアドバンテージともいえます。
エルフさんやメイベルと比べると一番普通の人の感覚を持ち合わせており、またアリシア自身が自分の思い(おじさんのことを忘れたくないし、おじさんに自分のことを忘れてほしくない)を素直に伝えているのも他の二人と違う点かとも思います。
「異世界おじさん」 6巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
エドガー、ライガとパーティを組んでいるので、エルフさんやメイベルのようにはおじさんと同行できないのがちょっと苦しいところです。
■おじさんとの心の距離感
エルフさん:★★
メイベル:★★★★
アリシア:★★★
■スキンシップの充実度
エルフさん:★★★★
メイベル:★★★★
アリシア:★★★★
3-5 おじさんとの相性:能力や性格などから人生を共にするのに重要な相性を考える
ここでは、実際にパートナーとして生きていくとしたら相性が良いのかどうか?
ということを戦闘面、私生活面で考えてみました。
エルフさん
能力という点では申し分ありません。
- エルフさんの背中を任せられるのはおじさんだけ。
- おじさんの背中を任せられるのはエルフさんだけ。
能力に限らず、裏切らないといった信頼感も含めてベストなパートナーといえるでしょう。
「異世界おじさん」 6巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
ただ残念なことに
- ツンデレエルフさんの悪口や態度をおじさんはストレートにそのまま受け取ってしまうこと
- エルフさんが今さら素直になれなさそうなこと
- 異世界から戻れば戦闘能力は重要でないこと
などが足を引っ張ります。
性格的な相性は悪いのですが、それでもおじさんは意外と許容度が広くて受け止めてくれるのと、エルフさんが口は悪いけれど悪い人じゃないことは分かっているので、喧嘩しながら仲良くやっていけるタイプだと前向きに考えたいところです。
メイベル
メイベルがおじさんの容姿を怖がらずに懐いていき、変なところの価値観が合うというところが高相性です。
しかし、メイベルは基本的に人生をチョロく生きていきたい、自分さえよければ的な考えを持っています。
「異世界おじさん」 6巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
おじさんはSE〇Aのことや他にも変なところはありますが、困っている人は助けるし約束は守るし、まともな感性も多くもっています。
正直、かなりダメ人間のメイベルに対してはどうしても許せないところが出てくる可能性も高いです。
実際、何度かメイベル攻略法を本気で考えて倒そうとしたりしています。
人生のパートナーとなるにはその辺が問題点かと思います。
アリシア
アリシアは素直で健気で性格も良く、おじさんのことも初回以降は恐れずに普通に接してくるので、性格的なところでは全く問題ありません(これはおじさん相手ではないとしても)
ですが、戦闘能力という点ではどうしてもエルフさん、メイベルに比べると劣ります。それでも、エルフさんやメイベル、そしておじさんも持っていない回復魔法を使えるというのは非常に大きいです。
「異世界おじさん」 4巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
おじさんは各地でオークと間違われてボコボコにされることも多いですし、日本に戻るため大きな力を求めている中で危険も多く、回復できるアリシアがパートナーになってくれたら心強いです。
「神聖勇者」として知名度があるというのもおじさんの冒険のプラスになりそうです。
■おじさんとの戦闘の相性
エルフさん:★★★★★
メイベル:★★
アリシア:★★★★
■おじさんとの私生活の相性
エルフさん:★★
メイベル:★★★
アリシア:★★★★
3-6 総合評価:3人の誰がヒロインレーストップなのか!?
5つの観点で考えましたが、それで、結局のところ結論はどうなのよ??
となるかと思いますので、ここで最終的な総合評価を下したいと思います。
結論を申してしまえば、
ツンデレエルフさん一択
「異世界おじさん」 2巻 殆ど死んでいる/KADOKAWA より引用
ではないでしょうか。
出来レースではありません!
総合的に考えてですね・・・メイベル、アリシアを選択した時、おじさんの命はなくなるものだと思いますので・・・
4、まとめ
今回は『異世界おじさん』に登場する3人のヒロインをご紹介しました。
まあ実際のところ、おじさんとヒロイン達は何もなく現実世界に戻ってきてしまったわけですが、それでもこんなことを考えてしまうくらい魅力的な3人だと思います。
個人的には、やっぱりなんだかんだエルフさんに報われて欲しいです。
まあ、報われないことが分かっているのですが。
以上、それでもエルフさんを応援したいマンガフルライターの神門でした。
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