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『ブルーピリオド』美術スポ根って?1960年スポ根概念と比較する、令和の「スポ根美術」ガイド~『あしたのジョー』の実例を添えて~

 

こんにちは、1960年代って半世紀前か・・・と遠い目になってるマンガフルライターの中山今です(もう歴史じゃん・・・)。

この記事では『ブルーピリオド』の「美術スポ根ってなに?」を解説、ガイドします!

 

この10月からアニメ化した『ブルーピリオド』。

作品ジャンルは「美術スポ根」。

ライターは『ブルーピリオド』のファンのため、アツいのはもちろん分かっています。超アツくて胸をかきむしるカタルシスが最高!

でも「美術スポ根」はよく分かりません!

 

というわけで、そもそもスポ根というジャンルが流行していた1968年~1970年代の各種資料を当たって調査、定義。

その定義をもとに、『ブルーピリオド』とスポ根を比較してみました。

 

結論として、『ブルーピリオド』の美術スポ根は従来のスポ根を現代に適応するようアップデートしたスポ根であると感じました。

 

今回は以下の手順で『ブルーピリオド』のジャンル、「美術スポ根」を解説していきたいと思います。

  1. 各種資料からいわゆる「従来のスポ根」の概念を定義、『あしたのジョー』より実例でガイド
  2. 「従来のスポ根」と『ブルーピリオド』のスポ根を比較、ガイド

 

 

この記事はこんな方にお勧めです。

  • 『ブルーピリオド』のアニメが気になるけど、美術スポ根ってなんなのよ?と思っている方
  • 『ブルーピリオド』が好きだけど、美術スポ根ってなんなのよ?と思っている方
  • スポ根の歴史について知りたい方

 

(なおスポ根の定義のため参照した資料はこの記事の末尾に掲載しております。ご興味あればぜひ!)

それではまず『ブルーピリオド』のあらすじからご紹介します。既読の方は飛ばしてOKです!

 

目次

1、『ブルーピリオド』ってどんな漫画?

 

『ブルーピリオド』はアフタヌーンで連載中の美術スポ根マンガです。

著者 山口つばさ
出版社 講談社
掲載雑誌 アフタヌーン
掲載期間 2017年6月24日~
単行本巻数 既刊11巻
ジャンル 美術スポ根

 

【あらすじ】

頭脳明晰、悪さする友人もいる。スクールカースト上位のエリートヤンキー高校生、矢口八虎(やぐちやとら)。

優秀な勉強も良好な友人関係も彼にとってはノルマのクリア。その生活に虚しさを覚えている。

進路決定も間近のある日、たまたま入り込んだ美術部の部室で一枚の絵に出会う。

絵で自分を表現し、絵を通してコミュニケーションを取る実感を得た八虎はある決意をする。

それは実質倍率200倍といわれる東京藝術大学受験。

高2から始まる藝大受験!に、努力で挑むスポ根美術マンガです。

 

 

と、

努力とロジックで挑むスポ根美術マンガです。

と銘打ちましたが、そもそもスポ根ってなんなのか?

まずはスポ根の定義を明らかにした後で、『ブルーピリオド』の美術スポ根と比較したいと思います。

 

2、スポ根とは「ドリーム・指導者・必殺技」!高度成長期のスパルタトレーニングでドラマティックな勝利をつかむ!

 

まずはスポ根ってなんなんだっけ?を確認したいと思います。

まず、スポ根とは1960年後半~1970年前半に大流行したスポーツ題材の漫画のことを言います。

スポ根のコンテンツ性には、高度成長期の時代性が大きく関わっています。

 

そしてスポ根と呼べるジャンルは↓の3つの要素を持っているものと定義します。

  1. ドリーム&チャレンジ精神(動機)
  2. 指導者&過剰トレーニング(方法)
  3. 必殺技&勝利(結果)

 

これらを解説しつつ、伝説のスポ根ボクシング漫画(劇画)『あしたのジョー』から実例をご紹介します。

では、3つの要素ってなんなのよ?ということ、時代性が関わるってどういうことよ?ということを解説していきます。

 

2-1、ドリーム&チャレンジ精神とは?60年代、高度成長期と憧れのスポーツに影響された前向きな挑戦意欲(動機)

 

スポ根の「ドリーム&チャレンジ精神」とは、現実社会のあこがれと高揚感が反映されたものです。

そもそもスポ根マンガは、60年代~70年代後半くらいに流行があったジャンルです。

スポーツ漫画自体は60年代以前から人気ジャンルでしたが、漫画の購読者年齢層が徐々に上がり、「大人社会」が反映されるようになります。

 

スポ根に反映された社会は大きく二つ。

  1. プロ野球リーグなど、スター性のあるスポーツのテレビ放映
  2. 高度成長期の前向きな競争意欲

 

60年代、日本にプロ野球リーグが結成されました。王貞治、長嶋茂雄といったスター野球選手の人気を受けてのことです。

そのほか、女子バレーやボクシングなど、流行に乗ったスポーツの選手は国民的英雄の扱いを受けます。

そして時代は高度成長期。高揚感の中、競争、上昇志向というキーワードが漫画読者にも挑戦すべき(好意的な)課題として受け入れられていました。

そのため「努力とチャレンジで貧困出身者が富裕層に成り上がる」というドラマが大変好まれました。

この二つ、テレビの中のヒーローであるスポーツ選手と現実の競争社会がミックスされ、スポーツで成り上がる漫画・・・「スポ根マンガ」が生まれます。

 

『あしたのジョー』で言えば、孤児でドヤ街に流れてきたジョーが、ボクシングで成り上がる夢が発端です。

後楽園ホールがボクシングタイトルマッチを行ったのは1950年代。1968年連載開始の『あしたのジョー』では、ジョーの指導者、丹下がボクサーとして一攫千金を狙う夢を語ります。

『あしたのジョー』 講談社漫画文庫版1巻 (高森朝雄/ちばてつや) 講談社より引用

 

 

テレビの中のスター選手になるための、競争に挑む精神。

これがスポ根におけるキャラの動機です。「ドリーム&チャレンジ意識」と定義したいと思います。

 

2-2、指導者&過剰トレーニングとは?現実の苛烈なトレーニングを超えるため、ユニークで過激なトレーニングを提示&サポートするメンター(方法)

 

スポ根の「指導者&過剰トレーニング」とは、現実以上のトリッキーなトレーニングと、それをサポートする指導者の存在です。

1964年、東京オリンピックで注目された競技、そして監督がいました。

競技は女子バレー。注目された監督とは、名高い「東洋の魔女」を鍛えた大松博文監督です。

大松監督の「スパルタ式トレーニング」は大変過酷なもので、選手たちは練習期間中、睡眠時間が5時間ほどだったそうです。

現在の感覚で言えば非人道とも感じる指導ですが、前述の「ドリーム&チャレンジ精神」からスポ根マンガはこの過剰な指導を肯定的に受け止めました。

むしろ東洋の魔女という現実のチームが過剰なトレーニングをしているため、漫画たるスポ根はそれを上回るトリッキー&過激なトレーニングをして読者に驚きを与える必要がありました。

スポ根にも、そのトレーニングを提案し、その上で主人公のメンタルをサポートする存在が必要でした。

 

『あしたのジョー』で言えば、悪さの末に少年院に入れられたジョーを見捨てず、はがきでトレーニング方法を送る丹下が指導者に当たります。

「丹下から小遣いをもらって悪さをして少年院に入れられる」どうしようもないジョー。しかし指導者の丹下ははがきで特訓内容を指示するなど、ジョーを見捨てません。またトレーニング方法の驚きもあります。

『あしたのジョー』 講談社漫画文庫版2巻 (高森朝雄/ちばてつや) 講談社より引用

 

 

現実を超えるためのトリッキーなトレーニング方法&指導すし伴走するメンター。

これがスポ根における勝利のための方法です。「指導者&過剰トレーニング」と定義したいと思います。

 

2-3、必殺技&勝利とは?大いなるカタルシスは「競争精神」を持って「過剰トレーニング」をすることによって得られる(結果)

 

スポ根の「必殺技&勝利」とは、テレビを超える夢の必殺技であり、胸のすくようなドラマティックな勝利です。

 

スポ根のキャラクターは、スーパーハードな特訓で夢のある魔球、必殺パンチなどの「必殺技」を体得していきます。

それは1960年代、スポーツ中継がラジオからテレビに切り替わったことも関係しています。

野球中継などをテレビで見られるようになり、現実のフォームや送球などを見られるようになりました。

漫画たるスポ根は現実を超えるため、火が出る魔球などの現実ではあり得ないファンタジーを加えることになります。

 

またその必殺技を使い、実力差が激しい相手にも打ち勝つという大いなるカタルシスを得ます。

1960年代の大人社会で、仮想の強敵と言えば端的に言って欧米諸国でした。

いまだ欧米に後れを取っていた日本(弱者)が欧米諸国(強敵)を上回るために努力をしていた時代でした。

弱者が強者を倒す。この目標は大人社会からスポ根に受け継がれました。

 

『あしたのジョー』で言えば、丹下に授けられ、その後自分のものにしたジョーの「クロスカウンター」。

クロスカウンターを使い、元プロボクサーである強敵・力石と引き分けたシーンが最初のカタルシスであると言えます。

この試合当時、ジョーは単なる少年院の少年。対して力石は元プロボクサー。「身の毛もよだつ威力」のクロスカウンターパンチを身に着けたジョーは、強敵と引き分ける快挙を成し遂げる

『あしたのジョー』 講談社漫画文庫版2巻 (高森朝雄/ちばてつや) 講談社より引用

 

 

夢のある必殺技で、到底勝てない相手に勝利する大いなるカタルシス。

これがスポ根のチャレンジ精神&過剰なトレーニングの結果です。「必殺技&勝利」と定義したいと思います。

 

 

ざっくりではありますが、従来の「スポ根マンガ」を定義、解説しました。

それでは、『ブルーピリオド』の美術スポ根を従来のスポ根と検討、違いを比較してみましょう。

 

3、『ブルーピリオド』の美術スポ根としての特徴。学費とアイデンティティを賭け、綿密な努力で近づく自己達成

 

それでは従来のスポ根と『ブルーピリオド』の美術スポ根を比べてみてみましょう。

比較した結論から言うと、「現代的にアップデートしたスポ根」であるなと思います・・・!

 

2-1、美術スポ根の「動機」は、「好き」と美大学費の背水の陣。高2からの200倍率受験、「好き」と「努力」だけで挑むやけっぱちテンション!

 

スポ根でいうところの「動機」は、「ドリーム&チャレンジ精神」でした。

『ブルーピリオド』で八虎を駆り立てるのは、アイデンティティの確保と背水の陣の受験ゲームです。

 

八虎は美術を自己表現である、と強く思っています。

八虎は勉強も人間関係もコストとしてこなしてきた結果、自分を表現できなくなっていた少年です。

しかし日ごろから夜遊びしている渋谷の「青い風景画」を描いた時、人とコミュニケーションを取る実感と自己表現の満足感を得ます。

友達との付き合いですら「コスト」と考えていた八虎。しかし八虎が描いた「青い絵」を、友人たちはしっかり渋谷の早朝だと理解してくれた

『ブルーピリオド』1巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

 

八虎は自らのアイデンティティを賭け、本格的に美術を学ぶ決意をします。

 

そのためには美大へ行く必要がありますが、大きなハードルがありました。

それは学費。一般の美大は200万を超える学費がかかり、八虎の家庭の経済状態ではとうてい進学できません。

たったひとつの手の届く大学、それが東京藝術大学だったのです。

日本最高峰の美大であり、その受験倍率は実質200倍。その上期間は650日しかない。現在八虎は素人。

しかしそもそも八虎は「早慶余裕」の学力の持ち主。逆境が、八虎に火をつけました。

高2、残り650日。自らのアイデンティティを賭けた八虎の猛攻が始まる!

『ブルーピリオド』1巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

 

自らのアイデンティティを賭け、経済事情を打破しようとするヤケのテンション。

これが『ブルーピリオド』の動機です。

 

従来のスポ根の流行時は、上り調子の好景気。貧乏人でもスポーツで一旗あげたら一躍スター!というアッパーな夢がありました。

2021年の現代では「学費のために頑張る」方が令和的納得感がありますね・・・

 

2-2、美術スポ根の「方法」は全て自分の責任。ハードな指導をしつつも優しい指導者は脱落すら「許してくれる」。課題をこなすのは八虎の鬼の自制心

 

スポ根で言うところの「方法」は指導者&過剰トレーニングでした。

『ブルーピリオド』では、スパルタコーチの代わりに八虎自体が自らを律します。

 

そもそも従来のスポ根では、スパルタコーチが絶対に主人公を見放しませんでした。

過激なトレーニングを課しながらしかし、主人公の心が折れたら持ち直すまでそっと寄り添い見届ける。

それがスポ根の指導者です。

 

『ブルーピリオド』ではどの指導者も、ハードな課題を提示はしても「やれ」と強要はしません。

しかしそれはいつでも「脱落の自由」があるということ。とても孤独で、恐ろしいことだと思います。

心が折れても、立ち直るのは自分の力。そして先生たちは、脱落することを怒らない・・・むしろ温かく肯定してくれる。自由が生む切迫感

『ブルーピリオド』3巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

 

ただ八虎の指導者たちは強要こそしませんが、とてつもない量の課題は出してきます。

そのボリュームをどこまでもこなし、それどころかさらに自主トレーニングを重ねる八虎。

指導者の代わりに『ブルーピリオド』で八虎をたたき上げるのは、八虎自身の自制心です。

体が悲鳴を上げても、八虎は描くトレーニングをやめません。

現代にいたらヤバいスパルタコーチの代わりに、自らの不安と向上心がハードすぎる環境から逃がしてくれません。

大量の課題と技術習得から、ついに八虎の腕にじんましんが現れる。しかし八虎がトレーニングの手をゆるめることはない

『ブルーピリオド』4巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

 

ハードな課題を不安と自制心で絶対にこなす。

これが『ブルーピリオド』の方法です。

 

2-3、美術スポ根の「結果」は素人の八虎が到達する「実際のアーティスト」レベルの作品と、藝大受験を超えた自己達成

 

スポ根でいうところの「結果」は、必殺技&勝利でした。

『ブルーピリオド』では実際のアーティストや美大生の作中作、そして藝大受験を超えた自己達成です。

 

従来のスポ根では、スポーツの試合を現実のテレビ放映より派手にするという漫画の使命がありました。

その結果、分かりやすく現実を超えるため、火が出る魔球や相手が強ければ強いほど効果の出るクロスカウンターパンチなどが開発されます。

 

『ブルーピリオド』は美術が題材であり、派手な必殺技などは出てきません。

その代わり『ブルーピリオド』では作中作品に実際の美大生、アーティストの作品を使用。読者目線で見ても「あッ、すごいな・・・」と唸るに十分な攻撃力があります。

高2までズブの素人だった八虎が描き出す、高度な表現。これは読者に驚きと努力の跡を感じさせるものです。

八虎が「絆」を表現するために描いた絵。実際の藝大生、山道翔太さんの作品です。

『ブルーピリオド』3巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

そして『ブルーピリオド』の勝利条件はもちろん、東京藝大合格です。

しかし八虎の受験を超えた美術への姿勢は、最初の八虎を知っているだけに胸が詰まるような感動があります。

 

勉強や友人関係を「コスト」として「こなし」ていた八虎。

夢中になることも分からず、サッカー観戦をして「他人の感動で酒を飲んでいる」と感じる日々。

しかし美術を知って、受験を決意し、予備校に行って、指導者に出会い、戦友に出会い、なにより自らの美術への気持ちと向き合う日々を経て、

 

八虎は受験当日、「合格なんてどうでもいいから この絵を描かせてください」と願うまでになります。

藝大受験シーン。素人で、ただ絵が好きだっただけの八虎が受験を超えて全身全霊をかける

『ブルーピリオド』4巻 山口つばさ 講談社 より引用

 

八虎は受験のためではなく、そして絵を志した頃のコミュニケーション不安でもなく、ただ最高の表現をしたいがために筆を動かします。

この純粋な想いは、八虎が美術に妥協なく向き合っていたからこそ生まれたもの。

コミュニケーションの自信を失い、美術に頼った少年はもうここにはおらず、ひとりの純粋な表現者がいるばかりです。

不安げな少年が目的をもかなぐり捨てて美術に向き合う姿は、鬼気迫る迫力に満ちています。

 

八虎の成長が見える、実際に技術のある美術表現と、成長の末の美術への純粋な想い。

これが『ブルーピリオド』の結果です。

 

4、まとめ。美術スポ根は現代的にアップデートされたスポ根。そしてだからこそ終わりなき旅路

 

この記事では

  • 従来のスポ根を定義し
  • 従来のスポ根の定義に照らして『ブルーピリオド』の美術スポ根をガイド

しました。

 

そもそもの話、「美術スポ根と言っても・・・体育会系「スポ根」と「美術」って相性悪いんじゃないの?」と思っていました。

でも「スポ根」を定義し、『ブルーピリオド』と比較することで納得できた気がします。

 

『ブルーピリオド』の「美術スポ根」は、

  • 経済状況の悪い令和ジャパンで
  • 自分ひとりのアイデンティティのために
  • じんましん出てもやめたくなっても孤独に技術を磨き続ける美術マン

というジャンルだと理解しています。

 

 

さて、『ブルーピリオド』は現在11巻(2021/10/8現在)。

令和のスポ根はどのような結末を迎えるのか?

 

従来のスポ根(特に高年齢向けの劇画スタイルのもの)では、主人公は表舞台から去って終わります。

あしたのジョーも巨人の星の飛雄馬も、最後は死ぬか、体を壊して引退するなどして強制的に競技に関われなくなります。

 

しかし美術は体を壊してもできます。

受験の脱落は許されても、一度表現に目覚めたらそれは一生降りることが不可能です。

特に八虎の場合、アイデンティティと美術が一体化しています。

スポーツみたいな勝利はない。けれど、スポーツみたいにやめられない。

「美術スポ根」、ひょっとしてすげえやべえんじゃねえの・・・?

 

切迫感でヒリヒリする。その切迫感こそカタルシスの根源。

いずれこの感覚も古くなる時がくる。だからこそ覚えておきたい。

自らのアイデンティティを賭けて、逃げられない戦いに挑むお話。

(中山今)

 

↓『ブルーピリオド』原作を読んだことが無い方、1巻がkindleで無料で読めます(2021/10/9現在)。

八虎が藝大を目指す動機は1巻に集約されていますので、ぜひ読んでみてください!

 

参考資料

『児童心理 2016年12月号(No,1032)』の「子どもたちにとって「スポ根マンガ」とはなんだったのか?』 野上暁 金子書房

『『スポ根ヒーローのあそこが凄い』必殺技を生む肉体と精神に迫る!』 高比良公成(編集) アスペクト 

『『大人の少女漫画手帳』熱血!スポ根ヒロイン』 この漫画がすごい!編集部 株式会社宝島社

『MANGA マンガ!大英博物館漫画展図録』 ニコル・クーリッジ・ルーマニエル 松葉涼子 編 三省堂

『『あしたのジョー』とその時代』 森 彰英 北信堂出版

『1968年』中川右介 朝日新聞出版

『70年代 若者が「若者」だった時代』 週刊金曜日編集部 編 株式会社金曜日

『なんてこった!ざんねんなオリンピック物語』 ウラケン・ボルボックス JTBパブリッシング

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