みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『セイレーンは君に歌わない』
です。

世の中には人間ではない亜人がひっそりと隠れて生活しているという。
主人公の小鳥遊叶羽は、自分がそんな亜人の一種であるセイレーンだということを隠して生きています。
そんな叶羽が人間と生きていくうえで一つの大きな障壁があります。
それは、セイレーンは愛した人を食べたくなる、という習性があることです。
だから叶羽の母親は、本気で好きになった人ではなく、一緒にいて落ち着くくらいの相手を見つけて幸せになって欲しいと言います。
しかし叶羽は同級生の渋谷圭のことを本気で好きになってしまいます。
本気で好きになっては駄目だというのに。
ところがこの渋谷くん、実は亜人保安官という職についており、人と亜人が共存するよう尽力しています。
その職務の中には当然、凶悪な亜人を倒すことも含まれています。
本気で愛してはいけない亜人の少女、好きになった相手が亜人に関わる危険な仕事をしている!
そんな二人関係性を描いたラブコメです。
亜人との激しいバトルのあとで・・・!
「セイレーンは君に歌わない」 1巻 猗笠怜司/集英社 より引用
最初に作品の紹介を軽く見た時、叶羽と渋谷が対立する関係にあって、その中で戦いながらラブコメしていくのかと思っていました。
だけど読んでみたら全然違った(笑)
叶羽も渋谷も不器用だけど真っすぐで、正面から相手とぶつかりあう。
あ、バトルという意味ではなく、気持ちの意味でです。
愛した人を食べたくなる習性を持つけれど、だからといって本気で好きになった渋谷のことを諦めるなんてできない叶羽。
亜人保安官の家に生まれて厳しく育ち、遊びや恋など知らなかったけれど、叶羽と出会い変化を見せる渋谷。
渋谷と二人でいるために変わろうとする叶羽。
叶羽のことや自分の気持ちを知りたいと変わっていく渋谷。
なんといいますか、そんな二人のキラキラしたというか、ストレートな物語が眩しいですね。
絵柄もそれに合っていると思います。
なんとゆうか、お互いに真っすぐなんですよ~
「セイレーンは君に歌わない」 1巻 猗笠怜司/集英社 より引用
恋愛系にはしるのか。
亜人が絡むのでバトルとかそういう方向にむかっていくのか。
それはこの先のお楽しみということで!
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