みなさんこんにちは、マンガフルライターの神門です。
世の中には“少女漫画”がありますが、男性だとなかなか手を付け辛い、ということが多いと思います。
少年漫画や青年漫画を女性が読むことは普通なのに、少女漫画を男性が読むとちょっと変に思われることもあります。
でも、男性が面白く読むことができる少女漫画も多々あります!
今回はそんな男性でも面白く読むことのできる少女漫画、
『君に届け 番外編~運命の人~』
をご紹介します!
また作品紹介と併せて、
どういう少女漫画なら男性でも面白いのか?
といった点をライターなりに整理してお伝えします。
少女漫画は女性のものだけにあらず。
今まで少女漫画を敬遠していた男性はもちろん、少女漫画を愛する女性の方、はたまた女性だけど少女漫画が苦手と思っていた方もご参考にしていただければと思います!
目次
1、少女漫画が苦手と思っている男性は、こういう少女漫画を読むと良い
作品紹介の前に、少女漫画を苦手と思っている男性でもこのような少女漫画なら楽しめます! ということを簡単にまとめました。
この辺、興味ないわー、というかたは次の項に飛んでいただいても構いません!
1-1 恋愛漫画を読むなら、主人公(ヒロイン)と、恋愛対象の男子が好きになれる作品を選ぶべし
少女漫画の恋愛漫画の主人公は基本的に女の子で、男性キャラと恋愛することになります。
当然、女性視点で女性が望むような恋愛模様が展開されるので、男性が読む男性向け恋愛漫画とは違うジャンルと考えるべきだと思っています。
そうしたときに重要なのは、
- ヒロインの女の子を好きになれるか?
- 恋愛対象の男性キャラを好きになれるか?
ということです。
好きになれる女の子と考えるとなかなか幅広く難しくもなるので、逆に好かれないタイプの女の子が主人公の作品を避けるのも一つの考え方です。
- 主人公の女の子が複数の男性に心を惹かれる ⇒ 男性のウケは悪いです
- 生活の中心が恋愛 ⇒ ウザい、もっと他に大事なことあるだろと思われる可能性が高いです
また恋愛対象となる男性キャラについては、男性が見て好きになれるキャラかどうか? が重要になってきます。
そうでないと、「なんでそんなやつ好きになるの?」と思い、そんな恋愛を応援することなんかできない、と思ってしまい、主人公の女の子も好きになれなくなります。
男が好ましいと思う男性像と、女性が恋愛漫画の恋愛対象として作り出す男性キャラの間で大きな乖離があるのはある意味で当然ですが、かなり重要です。
女性が男性向けのラブコメ漫画(ハーレム系含む)を読んだとき、「こんな都合の良い女いないよ」、「こんなんただの痴女じゃん」と感じたりして面白いと感じないのも同じようなことなのかなと思います。
ですので、恋愛漫画を読むときは恋愛のメインとなる男女がどんなキャラクターかを把握することが重要だと思います。
1-2 恋愛漫画以外=ラブコメ、ギャグを選ぶべし
少女漫画のメインは恋愛ものですが、前述したように男性視点だと合わない部分も多々あります。
そういう場合は、そもそも恋愛漫画以外のジャンル、ラブコメやギャグ漫画を選択すれば男性読者でも楽しめるものが多いです。
少年漫画や青年漫画にあるのは、恋愛漫画ではなくほとんどがラブコメ(調べたわけじゃないので感覚ですが・・・)なので、男性でも読みやすいはずなのです。
ラブコメは恋愛を主題にしたコメディで、主人公の恋愛関係を主におきながらも周囲を巻き込んでのドタバタ劇の要素が非常に強いです。
少年漫画とかだと、
- 宇宙からやってきた鬼娘や、鏡の中から出てきた女神さまっが自分のことを好きになってくれたり
- 複数の女の子に好かれるハーレム展開で誰か一人を選べなくてもどの女の子もそんな主人公を許してくれたり
などなど、男性の理想(ユメ)が詰まっています。
漫画(フィクション)だから、恋愛のドロドロした人間関係よりも、多少ご都合主義でも明るく楽しい方が読んでいて面白いと、多くの男性読者は求めるのだと思います。
さすがに男性主人公のハーレムものはないと思いますが、コメディ要素の強いラブコメ作品なら男性読者でも楽しめる人が多いと思います!
また恋愛とは無関係のギャグマンガも、男女関係なく楽しめるのでお勧めです!
2、『君に届け 番外編~運命の人~』ってどんな作品?
著者 | 椎名軽穂 |
出版社 | 集英社 |
掲載雑誌 | 別冊マーガレット |
掲載期間 | 2018年4月~ |
単行本巻数 | 既刊2巻(2022年1月現在) |
ジャンル | 恋愛 |
ここからいよいよ作品紹介です!
『君に届け 番外編~運命の人~』は、椎名軽穂先生が別冊マーガレットで不定期連載をしている恋愛漫画です。
もちろん、男性でも楽しめる作品になっています!
アニメ化、映画化されて大ヒットした『君に届け』の番外編で、本編において主人公の黒沼爽子の恋敵として活躍したくるみを主人公にして描かれています。
この番外編では、爽子とくるみは高校を卒業して同じ大学に通っています。
風早と遠距離恋愛も好調な爽子に対し、くるみは風早への失恋から新しい恋を始めることもできず、爽子にべったりの状態になっています。
そんなくるみの前に現れたのが、爽子のいとこの赤星栄治です。
栄治は、まだ男性と付き合ったことがないというくるみに、「それならば自分と付き合ってみないか」と提案します。
やや強引な栄治に振り回されながらもくるみは次第に栄治に惹かれていき、栄治もまた徐々にくるみに惹かれていきます。
- 果たして二人はお互いに運命の人だったのか?
- 不器用なくるみの恋の行く末はどうなるのか?
『君に届け』本編では、爽子、千鶴、あやねの恋は描かれましたが、くるみについては風早に失恋したままで新たな恋が描かれることはありませんでした。
そんな、くるみの恋を補完する番外編なのです。
3、『君に届け 番外編~運命の人~』主要登場人物3人の紹介
まずは、物語で重要な3人の主要登場人物を簡単にご紹介します。
3-1 胡桃沢 梅(くるみざわ うめ)
本作のヒロインです。
女系家族で家族の名前には花の名前が付けられていますが、「梅」という自分の名前にコンプレックスを抱いており、周囲には「くるみ」と呼ぶよう促しています。
高校生時代は風早をめぐって爽子の恋敵でしたが、教師を目指すため同じ大学に通うようになった今は、爽子の親友となっています。
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
くるみの魅力はなんといっても、その本音をさらけ出したときでしょう。
ふわふわとした人形のような愛くるしい外見で、周囲にも本性を隠していた時よりもよほど魅力的です。
ただし、性格的にはかなり面倒くさい女の子ですので、それを全て受け止められるような人じゃないと、くるみとずっと本気で付き合っていくのは大変だと思います。
だからこそ、爽子と出会えたことはくるみにとってもとても良かったことなのだと思います。
3-2 黒沼 爽子(くろぬま さわこ)
『君に届け』本編の主人公で、番外編においてもくるみの親友であり、栄治との間を取り持つキューピッド的な重要な役割を持っています。
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
高校時代当初、その見た目と言動から『貞子』と称され周囲から距離を置かれていましたが、見た目に反して本人は実に前向きで性格も明るいのです。
親友となる千鶴、あやね、そして恋仲となる風早の手助け、何より爽子本人の頑張りにより周囲と打ち解け、世界を広げていく姿は見ていて応援したくなります。
本編の2巻は、いい歳したおじさんでも何度読んでも涙ぐんでしまいます。
周囲から距離を置かれていた爽子にとって、正面からぶつかって思っていることをぶつけてくれるくるみのことはむしろ好感を抱いているくらいです。
全く異なる二人だけど、大事なところ(好きな人や将来の夢)は共通しており、だからこそ親友になることができたのだと思います。
3-3 赤星 栄治(あかほし えいじ)
爽子の父方のいとこで、爽子より二つ上の大学生です。
実は椎名軽穂先生の別作品、『CRAZY ROF YOU』の登場人物でもあります。
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
皮肉屋でけっこう強引なところもありますが、優しい心も持ち合わせています。
面倒くさいくるみのことを受けとめる度量の広さを持ち、くるみのことを考えて即実行に移す行動力もある、なかなかの男らしさを見せてくれます。
男性と交際経験がないというくるみに対し、ならば自分と付き合ってみないかと提案しますが、くるみと行動しているうちにくるみの面倒くさい可愛さに本気で惹かれるようになっていきます。
4、『君に届け 番外編~運命の人~』の3つの魅力と、男性でも楽しめる理由を紹介
ここかはら、『君に届け 番外編~運命の人~』が持つ3つの魅力と、それに加えて本作は本当に男性でも楽しめるのか? といったことをご紹介します。
4-1 くるみの本当の姿が可愛すぎる! 本編では見られなかった本当の“胡桃沢 梅”が見られるのはこの『番外編』だけ!
まー、くるみの可愛いこと!
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
一つ目はこれに尽きます。
くるみは当初、本編においては嫌な感じの登場の仕方でした。
風早のことが好きで、爽子と風早の関係が良い感じに進まないように裏から手をまわしてみたりして、「よくいる少女漫画の嫌な恋敵」を思わせました。
皆の前では良い子ぶったりして好印象を受けるはずもなかったのですが、風早への失恋をきっかけにキャラクターも変わり、特に爽子に対しては正面から素を見せることも多くなりました。
それでも、どうしてもメインとなるエピソードがないので、本編ではくるみの魅力はなかなかわかりませんでした。
しかしこの番外編では爽子とくるみの二人は実家を出て一人暮らしを開始、高校時代の友人達である風早も千鶴もあやねもいませんから、くるみの素が爽子の前にさらけ出されることになります。
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
するとまあ、なんて人間臭くて生き生きとしたくるみが出てくるではありませんか!
- 他に邪魔者がいないから、べったりと爽子に甘えてしまうくるみ
- 爽子を試すようでいて、爽子のことを思っているくるみ
- 恋愛に不慣れで、ピュアでありながら疑り深いくるみ
- 栄治のことを爽子につられて「えーじ兄ちゃん」と呼んじゃうくるみ
そしてどのくるみも、「ああ、くるみっぽい」と思わせられます。
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
本編においては爽子のライバルでもありましたし、性格的にも苦手と感じる方も多かったかもしれません。
でも、そんな方こそこの番外編を見てほしいです。
くるみってこんなんだったのかー!
と、その可愛さに思わず微笑んでしまうこと請け合いです。
4-2 爽子との友情が熱い。作品で唯一、物語の初めから爽子と“対等”だったくるみだからこそ、大学生の二人の関係性が嬉しすぎる
『君に届け』は、友情を描いた作品でもあります。
千鶴とあやねが爽子の親友であることに異論はありませんが、くるみもまた二人とは異なる形で友諠を深めています。
特に千鶴、あやねと大きく異なるのは、くるみは『君に届け』本編の最初から爽子と対等だったことです。
千鶴やあやねでさえ、最初は他のクラスメイトと同様に爽子のことを“貞子”と呼び、“貞子”という目で見ていました。
しかし、くるみは初めから“爽子”として見て、接していました。
嫌がらせとかはしていましたが、格下とかは思わず、対等の「恋敵」としての関係を築いていました。
「君に届け 番外編~運命の人~」 2巻 椎名軽穂/集英社 より引用
初めからどちらが上とか下とかのない対等の関係であり、そんな二人の関係が大学生活でより深まった姿を見られるのが、読み手として嬉しくなります。
- 一人暮らしをしているお互いの家にいって、だらだらと映画を見ながらお菓子を食べたり。
- 恋愛の悩みを打ち明けたり。
- 苦しんでいるときに守ってあげたり、一番に話をしたり
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
本編から読んでいる人からすれば、「くるみと爽子の仲がここまできたのか」と感慨深くなること請け合いです。
4-3 くるみと栄治の恋愛模様が見ていて楽しくなるし、くるみを応援したくなる
くるみと爽子の友情はありますが、もちろん本作のメインはくるみの「恋愛」です。
本編において爽子の恋敵だったくるみですが、可愛くてモテるけれど今まで彼氏がいたことはなくて、恋愛に関しては奥手でピュア。
というか、女系家族で男性に免疫がないため、非常に警戒心が強くて結構面倒くさいです(笑)
「君に届け 番外編~運命の人~」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
面倒くさいタイプの女の子の面倒くさい恋愛とか、なんか読む前から嫌になってしまう気もしますが、くるみの面倒くささは読んでいて可愛らしいです(笑)
本編で爽子の恋敵であり、強気で生意気なくるみの姿を見せられていただけに、栄治のことで一人で勝手に悶々としたり、オーバーヒートしたりしているくるみの姿は、むしろ好感度を上げさえします。
これは、本編の方でのくるみのキャラがあってこそ、だと思いますが。
4-4 『君に届け 番外編~運命の人~』、『君に届け』(本編)は男性でも楽しめる少女漫画になっている
今回紹介しているのが『番外編』で、これを手に取るかたはそもそも『本編』を読んでいる方が殆どかとは思いますが、改めてこの『君に届け』(本編&番外編)は“男性でも楽しめる少女漫画”であることをお伝えします!
『君に届け』を読んだことがない方も、是非、手に取ってみてください。
■恋愛漫画であるが、同時に友情の漫画でもある
恋愛漫画であることに違いはありませんが、全編を通して同じくらい友情も大事に描かれています。
そもそも主人公の爽子は作品開始時には友人もいない“ぼっち”で、恋愛よりも友達を作ることの方が重要で、そちらに比重が置かれていました。
- 友達ってどうやってできるのか
- 友達とは何か
- 友達と初めてする体験
「君に届け」 2巻 椎名軽穂/集英社 より引用
そういったことが大事に大事に描かれていき、そこに恋愛も加わっていく感じです。
日本の少年漫画を表す標語に「友情・努力・勝利」があるくらい、男性は“友情”モノが大好きなのです!
女の子同士の友情であってもそれは同じで、特に強く描かれる物語序盤は爽子の友情物語として間違いなく楽しむことができます。
番外編においても、主人公のくるみと爽子の友情を強く描いており、そこは変わりません。
■主人公を好きになれる
主人公の爽子がまた良い子!
最初は周囲から避けられているのだけれど、それでも毎日挨拶は欠かさないし、誰かに役に立ちたいと思って行動して、いつも前向きです。
それでもなかなか報われなかったり、どこかで諦めたりしていたり、そういう姿を見ていると、「頑張れ!」と応援したくなります。
「君に届け」 2巻 椎名軽穂/集英社 より引用
くるみは爽子と正反対に見えますが、不器用だということは共通していて、決して悪い子というわけではありません。
くるみの本当の姿というものが徐々にわかってくると、「面倒くさい子だけど頑張ってほしいなぁ」と思うようになってきます。
■主人公の恋愛対象の男子も好ましい
爽子の相手の風早、くるみの相手の栄治、ともに男目線で見ても嫌だという感じはあまりしないと思います(まあ、女性キャラ含めて好みはあるので絶対とは言いません)
適度に爽やかで適度に抜けているところもあって、現実にいそうだと思えるところと、ちょっと理想入っているところの、ちょうど境目ともいえるような、うまいラインを突いたキャラクターになっています。
「君に届け」 1巻 椎名軽穂/集英社 より引用
「こんなスカしたふざけた野郎を好きになる女子の気が知れん!」
なんてことにはならないと思います。
トータルしてみると、やはり“友情”の描き方が強いので、男性読者にも受け入れやすいのだと思います。
5、男性にもおすすめの少女漫画6作品をご紹介
ここまで『君に届け 番外編~運命の人~』の紹介に加え、男性が楽しめる少女漫画を説明してきました。
そこで、では具体的に他に、男性が読んでも面白い少女漫画を6作品ご紹介します!
5-1 君に届け:ヒロインを応援したくなる恋愛作品、友情ものとしても楽しめます
既に紹介済みなので説明は省略しますが、問題なく楽しめます!
本当に? と思う方は、まず1巻、2巻を読んでみることをお勧めします。
5-2 俺様ティーチャー:椿いづみ先生のギャグセンスが炸裂するラブコメ
作者の椿いづみ先生は、飛びぬけたギャグセンスを持っていると思います。
その能力が発揮されるのはギャグであり、『月刊少女野崎くん』でまざまざと見せつけてくれるのですが、こちらは少女漫画ではないので対象外です。
んで。
椿いづみ先生の代表作である『俺様ティーチャー』、こちらもコメディ要素多めで楽しませてくれます!
もともと番長だった主人公の黒崎真冬は、もとの学校を退学になり新たに緑ヶ丘学園に転入しますが、そこではヤンキーだったことを隠して生活することに。
ところが転入初日から担任教師にバレて弱みを握られ、一般生徒のフリをしながら学園の不良達を正すバトルに身を投じるという、そんな真冬の二重生活を描いた学園コメディです。
『俺様ティーチャー』は↓こちらのアプリで読むこともできます!
5-3 高台家の人々:人の心を読めるイケメン社員×妄想趣味のOLが織りなすほっこりラブコメ
森本梢子先生によるラブコメ作品です。
主人公の平野木絵は妄想することが趣味の、どこにでもいるような地味で平凡なOLです。
ある日、イケメン社員の高台光正が転勤してくるのですが、実は高光は他人の心が読めてしまうという超能力者でした。
他人の心が読めるということは人と深く付き合うのに大きな障害となりえますが、光正は木絵の人柄と不思議すぎる妄想に惹かれ、やがて二人は付き合うことに・・・
心を読まれても大丈夫な木絵に癒される素敵なラブコメです。
あと、木絵の妄想には確かに魅力を感じちゃいます。
「高台家の人々」 1巻 森本梢子/集英社 より引用
周囲からクールにみられている光正ですが、木絵の妄想を読み取って思わず吹き出してしまったりして、そこから木絵に興味を惹かれるというのが面白いところ。
「他人の心が読めるイケメン」×「妄想がおかしすぎる地味系女子」が生み出す素敵な物語が楽しめます。
『高台家の人々』は↓こちらのアプリで読むこともできます!
5-4 桜蘭高校ホスト部:男装してホスト部で活動する藤岡ハルヒの逆ハーレム(!?)ラブコメ
葉鳥ビスコ先生によるラブコメ作品です。
主人公の藤岡ハルヒはちょっとしたミスで高価な花瓶を割ってしまい、その借金帳消しのためにホスト部に入って活動するようになります。
でも実はハルヒは女の子!
かくしてホスト部の6人の男子にハルヒの女子1人という、逆ハーレム的な展開で繰り広げられるラブコメです。
逆ハーレムと言いつつ、ハルヒは毒舌家で大雑把で恋愛に無頓着で、イケメンぞろいのホスト部の面々にもときめいたりしないので甘い展開にはなかなかなりません。
ホスト部の面々も個性的で、特に自称キングの須王環のおバカさは和ませてくれ、ラブよりもコメディ要素が強く楽しませてくれます。
『桜蘭高校ホスト部』は↓こちらのアプリで読むこともできます!
5-5 お父さんは心配症:パピィの強烈さに圧倒される、誰でも笑えるギャグ漫画
岡田あーみん先生によるギャグ作品です。
主人公(?)の佐々木光太郎は、一人娘である高校生の典子をものすごく大事に思っています。
妻に先立たれたこともあるのですが、その心配性はむしろ異常と思えるほど。
大事に思いすぎているが故に、突拍子もない変態的な行動をしばしば(しょっちゅう?)見せつけます。
とにかくこの光太郎(パピィ)が強烈すぎる、ギャグのノリとテンポが突き抜けていて、誰が読んでも楽しめる作品です。
「お父さんは心配症」 1巻 岡田あーみん/集英社 より引用
5-6 アクロトリップ:魔法少女大好き少女が悪の組織の参謀に? キレとテンポの良さが秀逸なギャグ漫画
佐和田米先生によるギャグ漫画です。
アクロトリップについてはこちらに紹介記事をあげていますので、読んでいただければと思いますが、少女漫画に限らず最近のギャグ漫画の中でも上位に位置するレベルのギャグのキレ、テンポの良さを誇っていると思います!
簡単に言うと、魔法少女の大ファンの女の子が、魔法少女を輝かせるためにあまりにだらしない悪の組織の参謀になってしまい、町内でわちゃわちゃ戦うお話です!
『アクロトリップ』は↓こちらのアプリで読むこともできます!
今回ご紹介した作品以外にも色々とお勧め作品はありますが、やはりコメディ系からが最も入りやすいのではないかと思います。
ご参考にしていただければ!
6、まとめ
今回の記事では
- 君に届け 番外編~運命の人~ の魅力
- 男性でも楽しめる少女漫画
を紹介しました。
まさか、くるみを楽しめる作品が出るとは思わなかったのですが、想像をはるかに上回るほど面白い物語になっていて、くるみの魅力があふれ出ています!
また、少年漫画を女性が読むように、少女漫画を男性が読んでも全然おかしなことではありませんし、面白い作品に垣根はありません!
今までちょっと手を出しづらかった方も、今回の記事で興味を持ってもらえると嬉しいです。
ではでは、マンガフルライターの神門でした。
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