『火の鳥』が好きすぎるマンガタリライターじょにすけです。
好きが高じて、先日1人で宝塚市にある手塚治虫記念館に遊びに行ってきました。
…で、思ったんです。これは、、
手塚治虫ファンの人はもちろん、マンガ好きな人みんなにおすすめしたい!
漫画の神様 手塚治虫記念館といえば、マンガ好きなら一度は行ってみたい場所ではないでしょうか?
ということで今回は、まだ記念館に行ったことがない堤(つつみ)さんと一緒に記念館を取材させていただきました。
ここでは、
- 手塚治虫記念館ってどんなとこ?
- 何が観れる?できるの?
という基本情報から、、
- 記念館の見どころ
- こんな楽しみ方もあるよ〜
というところまでご紹介します。
取材当日は、社会見学で来ていた小学生の子供たちが、楽しそうにはしゃいでいました。
記念館初体験の堤さんも、、途中、仕事を忘れてはしゃいでいました。笑
子供も大人も楽しめる手塚治虫記念館。。
まだ行ったことがない。という人も、記念館に行く時のイメージを膨らませながらご覧いただけたらと思います。
どうぞお楽しみください!
目次
1、手塚治虫記念館ってどんなとこ?
場所 | 兵庫県 宝塚市 武庫川町 7-65 |
---|---|
休館日 | 水曜日定休 |
開館時間 | 9:30〜17:00 ※入館は16:30まで |
入館料 | 個人 | 団体 ※10人以上 | |
---|---|---|---|
大人 | 700円 | 560円 | |
中学生・高校生 | 300円 | 240円 | |
小学生 | 100円 | 80円 |
カッコいい火の鳥の像が目じるしの手塚治虫記念館は、宝塚市立の施設で、
漫画の神様 手塚治虫の、、
- 幼少期の作品
- 構想ノート
- アニメの脚本
- 生原稿 などなど
直筆の貴重な資料が展示されています。
その他にも、、
- アニメの制作体験コーナー
- 手塚作品 読み放題スペース
もあり、子供から大人まで楽しめて、海外からも多くの人が来る人気スポットです。
マンガ好きなら、一人で来ても、友達や家族と来ても楽しめると思います。
↑詳細は、公式サイトをご覧ください。
2、記念館は地下と2階の3フロア!全体像を確認してみよう!
手塚治虫記念館 公式パンフレット
記念館は地下1階を含めた3階建てで、比較的小さな施設です。2時間あればゆっくりご覧いただけると思います。
ここからは、記念館の全体像を雰囲気がわかる写真を添えて、順にご案内していきますねー。
まずは、建物前…
アトムを始め、手塚作品の人気キャラクターたちの手型、足型が並んでいます。
ちなみに僕は、ブラック・ジャックと同じぐらいの手の大きさでした。
冷静に考えたら人の手の大きさなんて、まぁだいたい同じなんですけど、その時は、
って、テンション上がりました。
その後、カッコいい火の鳥にも一通り興奮したら、、
中へ入っていきましょう。
※入り口を入って左手に券売機があります。
1階:手塚治虫ワールドで手塚治虫の軌跡を辿る展示スペース
中に入ると、まずは宝塚歌劇をヒントに作られたという『リボンの騎士』の世界が広がっています。
宝塚市民になった元王子?王女?のサファイア。
天井には、『リボンの騎士』に登場する天使たち。チンクもいます。
そして、正面には、、
『火の鳥』太陽編に登場するカプセルをモチーフにしたメッセンジャー機。
当時のフィギア、手塚治虫グッズも展示されてます。
先に進むと、、
手塚先生の生い立ちを知り、手塚治虫の生きた世界を感じられる展示品の数々が並んでいます。
手塚先生の魂が宿った直筆のノートや原稿が、『火の鳥』未来編に登場した生命維持装置の中に入ってる。っていう演出がまた最高なんです。
- 手塚少年が宝塚に住んでいた頃の写真
- 本物の昆虫標本
- アニメの脚本
- 『火の鳥』作中の時系列年表
なども観ることができます。
奥にチラッと見えてるのは、『火の鳥』望郷編に登場する冬眠装置をモチーフにしたメッセンジャー。ここでは、ご本人や著名な漫画家さんたちが手塚先生のことを語ってるインタビュー映像が見れました。※リニューアルにより現在はなくなっています。
そして、壁一面に広がる手塚治虫漫画年表…
そうなんです。
この画像を拡大してもらうとわかるんですが、1970年あたり大変なことになってるんです!
堤さんは、
と大興奮の様子でした。笑
改めて手塚先生の凄さが伝わってくる年表です。
奥へ進むと、、映像ホールがあります。
ここでは、その時々で違う20分ぐらいのオリジナル作品を鑑賞することができるので、係りの方の案内に従ってご覧ください。
その後、エレベーターを使ってG階(地下1階)へ…
G階:等身大のアトムとブラック・ジャックがお出迎え&アニメ工房
エレベーターを降りるとアトムとブラック・ジャックが出迎えてくれます。先へ進むと、、
治虫少年が住んでいた頃の宝塚市を再現した巨大ジオラママップ。
マンガタリでは今後、このマップを参考に聖地巡礼する企画を考え中です。
そして奥には、アニメの制作体験ができるアニメ工房があります。
ここでは、再現された仕事部屋から手塚先生が優しく見守ってくれてる中でアニメ制作を楽しめます。詳しくはまた後ほどご紹介させていただきます。
2階:企画展&ライブラリー&ジャングルカフェ&グッズショップ
記念館では年に約3回のペースで様々な企画展が展開されています。
取材時は、「OSAMU TEZUKA MANGA NO KAMISAMA Ⅰ 〜フランスからみた手塚治虫〜」というフランスのキュレーター(研究家)が独自の視点から漫画の神様 手塚治虫を解説した企画展が行われていました。
企画展を一通り堪能した後は、、
『火の鳥』未来編に登場する電子頭脳をモチーフにした大迫力の検索機。
ここでは、手塚先生に関するいろんな情報やアニメを観ることができます。
そして、壁一面には、
発売当時の手塚作品や、表紙を飾った漫画雑誌が展示されています。
いろいろ回って疲れたら、ちょっと一休みできるジャングルカフェへ。。
モチーフはもちろん『ジャングル大帝』ですね。
そして、
その隣には、手塚作品がずら〜っと並ぶライブラリー…
手塚作品が読み放題のおすすめスポットです。ここも、また後で詳しくご紹介させていただきます!
手塚作品を堪能したら、最後はグッズコーナー…
ここでしか買えない限定グッズも置いてあります。ぜひお気に入りのキャラクターアイテムを見つけてみてください。
3、抑えておきたい!記念館をより楽しむための3つのチェックポイントを紹介!
ここからは、記念館をより楽しむためのチェックポイントをご紹介します。
結論を先にお伝えしておくと、、
一、事前に手塚作品を読むべし(おすすめ作あり)
一、子供に返れるアニメ体験をやるべし
一、ライブラリーに入り浸るべし
です!
それでは1つずつ紹介していきますねー。
3−1 事前に読んでおくと観たとき100倍感動する作品紹介
ここまでご覧いただけたらわかる通り、記念館には手塚作品をモチーフにしたいろんなモニュメントが飾られています。
好きな作品、好きなキャクターの方が実物を見た時の感動は大きいですよね。
知ってる漫画だったら、
って、興奮することもできます。笑
ここでは、読んでからいくとより感動できる作品を並べておくので、まだ読んだことがない作品があったら、ぜひ読んでみてください。
『火の鳥』…未来編、望郷編、太陽編
↓『火の鳥』のまとめ記事です。詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
『リボンの騎士』
『ブラック・ジャック』
すべて、漫画アプリ「マンガワン」で読むことができます。
3−2 自分の描いた絵がアニメに!!! 遊び心に火がつくアニメ体験
G階にあるアニメ工房では、自分の描いた絵が動く感動を味わえます。
定員 | 14名 |
---|---|
所要時間 | 約40分 |
最終受付 | 16:00 |
平日は、随時体験可能です。
祝・休日は、時間が決まっています。係りの方の案内にしたがって順番に並びましょう。
開始時間 | ||
---|---|---|
10:00〜 | 10:45〜 | 11:30〜 |
12:15〜 | 13:00〜 | 13:45〜 |
14:30〜 | 15:15〜 | 16:00〜 |
ちなみに僕は、絵を描いたり、色鉛筆で色塗りしたり、、子供に返ったような気分で楽しみながら作れました。
実際にやってみたら想像以上に楽しかったです!そして、面白い作品が生まれました。
その体験記はまた後ほどレポートさせていただきます。
どうやって作るのか?どんな感じのアニメができるのか?が掴めると思うので、ご自身が作る時の参考にしていただけたらと思います。
3−3 最高の図書館!? 手塚作品が読み放題!
最後にオススメしたいのが、最高の図書館こと「手塚治虫ライブラリー」
手塚作品が読み放題!
手塚先生の偉大さを感じ、手塚ワールドでテンションが上がった後の手塚漫画は、また格別です。
心ゆくまで手塚作品を味わいましょう。
また、ライブラリーは記念館の館長さん一押しスポットでもあります。
館長オススメの手塚作品をお聞きしてきたので、ご紹介させていただきます。
作品名 | 巻数 | 作品概要 |
---|---|---|
アドルフに告ぐ | 全5巻 | 社会派サスペンス漫画 |
七色いんこ | 全3巻 | 1話完結の泥棒&刑事物語 |
ミッドナイト | 全3巻 | 1話完結の深夜タクシードライバー物語 |
W3(ワンダースリー) | 全2巻 | 地球の存亡をかけたSF物語 |
マグマ大使 | 全1巻 | ロケット人間VS宇宙の帝王のバトル漫画 |
※単行本巻数はすべて「手塚治虫文庫全集」です。
『アドルフに告ぐ』は長編で重厚なストーリーなので、1日で読みきるのは難しいかもしれませんが、その他は、短編、もしくは1話完結のストーリーなので、30分〜2時間ぐらいで読み切れるかと思います。
気になる作品があったら、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、職員さんのお話によると、、
家族連れの場合、子供を「アニメ工房」で遊ばせて、親は「ライブラリー」でゆっくり手塚作品を堪能する。というのが定番の過ごし方になっているそうです。
4、【レポート】アニメ制作を体験したら想像以上に面白かった!
ここでは、「アニメ工房」で僕たちが実際につくった作品とその時の様子をレポートします。
ご自身がつくる時の想像を膨らませながら、、どうぞお楽しみください!
…
オリジナルのアニメ制作は、初級(2コマ)と上級(5コマ)から選ぶことができます。
ちなみに、僕は「初級コース」、堤さんは「上級コース」を選びました。
僕がつくった作品はこれです…
アトムとマンガタリのコラボ作品(?)
素人にしては、なかなか良くないですか?笑
これでマンガタリは、アトムからも(正式に?)応援してもらえることとなりました。
こんな感じで、真面目にアニメ制作(仕事)をしていた僕の横で、編集長の堤さんは1人爆笑しながら、1枚目の絵を描いていました。
その絵がこちら…
ん?カッパのサッカー少年??
えっ、なにこれ???
絵心なっ!!!
描いた本人は、大爆笑しています。
なぜこの人は自信満々に上級者コースを選んだのか?がよく理解できませんでしたが、当の本人は、、、
最後のオチは、バッチリ見えてるんですよ。
こっから良くなってきますから。
と、瞳をキラキラと輝かせながら言い放った後、、、
また1人、ケタケタ笑いながら絵を描いていました。。
その後、3枚目を描き終えると、
と、余裕も見られるように。。
完成品に期待しましょう!
そして、バッチリ見えていた。という最後の2枚を描き終えると、彼は壮大な作品を完成させた巨匠のように、、
と一言。
完成した堤画伯の作品がこちらです。
…
…
…
ちょっと早すぎて、よくわからなかったかもしれないので解説します。
1枚目、、
0223(つつみ)のユニフォームを身にまとったカッパが、サッカーボールの前で仁王立ちしています。
おそらく、PKのキッカー。みたいですね?
2枚目、、
0223選手、その細すぎる足でシュート態勢に入る!
3枚目、、
下半身がサッカーボールになった人?
近未来の車椅子「キャタピラーボール」??
いろんな捉え方ができるアート作品。さすが天才画伯ですね。
ただ、この際、絵のことは置いときましょう。
ストーリーの流れを考えて、話を進めると、、
0223選手、シュートを打ちましたーー !!
果たしてゴールは決まるのかーーー !?
…
…
…
止められるんかいっ!!!
はい。見事なオチでしたね。
画伯は、ニヤニヤしながら嬉しそうに何度もアニメを再生していました。
…
ということで、、
アニメ工房では、面白いストーリーを考えたり、夢中になって絵を描いたり、色塗りしたり、、
絵の上手いヘタに関係なく、童心に帰って楽しめます。
記念館に来た際は、ぜひ体験してみてください。
5、手塚治虫記念館のアクセス情報(電車と車での行き方)
最後に、記念館までのアクセス方法をご紹介します。
5−1 電車で…
阪急「宝塚南口駅」から徒歩5分
駅を降りたら、宝塚大橋を渡ります。橋には手塚キャラクターが描かれたタイルがあります。
また、天気が良ければ、川からの綺麗な空気が流れてくるので、気持ち良く散歩しながら記念館に向かいましょう。
5−2 車で…(中国自動車道「宝塚インターチェンジ」から)
宝塚ICを降りたら、(看板に従って)大通りを西へ進みます。2kmほど進むと左手に宝塚文化創造館の駐車場があります。
※記念館入館受付時に駐車券を提示すると、1時間無料券がもらえます。
駐車したら、、
公園で元気よく遊んでる子ども達の姿を横目に、記念館まで気持ちよく散歩です。笑
まとめ
ここでは、手塚治虫記念館の
- 基本情報
- 全体像
とともに、
- 事前に読んでおくといい作品
- アニメ工房
- 手塚治虫ライブラリー
をご紹介させていただきました。
ここで紹介したのはリニューアル前の姿で、現在とは変わっている部分もありますが、今も貴重すぎる展示品の数々に、手塚治虫の世界観や魂みたいなものを感じることができると思います。
さらに!アニメ工房やライブラリーでは、時間を忘れて、子供も大人も楽しめます。
取材当日、僕たちがライブラリーで漫画を読んでいる横で、子どもたちは、、
「ブラック・ジャックめっちゃかっこえぇ〜!」
「アトムもかっこえぇよ〜」
と興奮していました。
記念館初体験の堤画伯も楽しそうでしたね。笑
ぜひぜひ、あなたも楽しんできてください〜。
じょにすけ
↓館長さんへのインタビュー記事です。よかったら併せてご覧ください。