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【日曜更新】『女の園の星』~最近読んだ漫画感想~

こんにちは!高校を卒業して20年が経ちました。マンガフルライターの中山今です。

本連載では毎週、ライター中山が読んだ漫画の感想をお送りしております。

日曜の昼下がり、漫画レビューをサラッと楽しんでもらえれば幸いです。

このレビューでは作品を以下の2つの項目でご紹介していきます。

  1. 簡単なあらすじ
  2. レビュー

読む作品の参考にどうぞ!

 

1、『女の園の星』のあらすじ。女子校を舞台に、小さすぎる事件が低体温で進行するギャグ

著者 和山やま
出版社 祥伝社
掲載雑誌 FEEL YOUNG
掲載期間 2020/1/8-(連載中)
単行本巻数 既刊2巻(2021年5月時点)
ジャンル 日常ギャグ

 

『女の園の星』は、どこかにある「成森女子高等学校」を舞台にした日常ギャグ。

メイン人物はローテンションの国語教師、星先生。そして同僚でいつもポロシャツの小林先生。

主に職員室で採点をしながら、実にたわいのない話をダラっと語ります。

メガネをかけているのが星先生、ポロシャツを着ているのが小林先生。低体温で実がない、こんな話をいっつもしてる

『女の園の星』1巻/ 和山やま 祥伝社より引用

 

女子生徒や同僚の先生とも交わされる会話。クラスや教室のベランダ、たまには居酒屋でも繰り広げられる実の無い話。

これがなぜか、クスリと笑える低体温ギャグ爆弾・・・ッ!

センスの塊で贈る、新感覚ギャグマンガです。

 

2、『女の園の星』レビュー。何もないけど「無駄」がある・・・もはやこれは無駄ヒーリングだ

 

癒されるッ・・・!

ライターが『女の園の星』から受ける感情、それは癒し!

『女の園の星』はいわゆる日常系ギャグであり、女子高生と先生たちの低体温の日常とくだらない会話で進行します。

ハイセンスなギャグで構成された唯一無二のギャグマンガに間違いないのですが、ライターは笑いながらどんどん癒されちゃって読み終わるころにはちょっと肩が軽くなる勢いです。

癒しポイントは2つ。

1つ目の癒しは「無駄」・・・!

「効率よく」とか「生産性」とかいう言葉をギッタギタのめっためたに叩きのめす無駄な時間・・・!

「自習時間で悩みを聞く」シーン。高校生ってこんな無駄なことしてたっけ・・・(してた)

『女の園の星』2 巻/ 和山やま 祥伝社より引用

 

そうだったそうだった、ジュースの味で一週間くらい悩む権利あった。

大人になると忘れがち。こんなん楽しいに決まってんじゃん!

これで癒しポイント1ゲットです。

更に『女の園の星』で癒されるポイント、それは「誰も傷つかない」こと・・・

「いじめ」とか「辛い」とかの世界線はなく、ただただ淡々とした日常。

「女子高で生徒からあだ名をつけられる」というシチュエーション(小林先生は「ポロシャツアンバサダー」)。深刻さゼロ、スルーっと進行する安心感

『女の園の星』2 巻/ 和山やま 祥伝社より引用

誰も傷つかない幸せがここにある・・・

 

『女の園の星』には必要なことはなにもありません。

無駄・・・それがたまらなく愛おしい・・・

 

3、今週のまとめ。というか私は疲れているのかもしれない

 

『女の園の星』のあらすじと、癒される~っていう話をしました。

本来なら「超ハイセンス低体温ギャグ」「低体温日常系少女マンガの殿堂『動物のお医者さん』はミステリだけどこっちはギャグだ」とかいう話もしたかったのですが、多分私は疲れているんだと思います。

癒されたいとき、笑いたいとき、どちらもおすすめです。買って損なし!小林先生との絶妙な関係ももやもやしていいですぞ!

来週は猫ウイルスパンデミック『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』の話をします~!

(中山今)

 

 

↓前回のレビュー記事はこちら↓

【日曜更新】『ギョ』『後ハッピーマニア』~最近読んだ漫画感想~

2021年5月9日
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