どうも、和佐です。
春ですね。
就職や異動などで、新たな環境での生活が始まった方も多いと思いますが、慣れましたか?
こんな時期は誰もがこう思うはずです・・・
妖怪人間ベム
「早 く 主 役 に な り た い !」
ということで、今回は「漫画の主人公から学ぶ人生の主役として成功するための7つの法則」をお届けしていきます。
今回の目次はこちら。
1、漫画から学んが7つの成功法則
漫画から学べる人生の成功法則は数多くあります。
これまで漫画を1万冊以上読んできた僕が実際に人生に生かしている7つの成功法則を紹介していきたいと思います。
1-1 信念の法則
まず最初の法則ですが、漫画の主人公には絶対に信念が必要です。
個性と置き換えてもいいかもしれません。
例えばワンピースのルフィであれば「海賊王になる」という夢だったり、「仲間を絶対に裏切らない」という決意だったり。
とにかく主人公たちには、
「絶対に譲れない信念」
があるのです。
これは現実世界で自分の人生の主役になるためにも同じで、その人の個性を表すような信念がない人、あるいは、明確ではない人は、周りの意見に流され、気が付いたら自分が望んだ場所にはいなかったりします。
自分の意見を押し殺して「空気を読んだ」結果として、自分が望まない状況になっていた事って経験ありますよね?
この「空気を読む=自分の信念を押し殺す」ということを続けていると、ひどい時には犯罪に巻き込まれたり、荷担してしまったりもするのです。
「ハンナ・アーレント」という、ドイツ人哲学者が出した「イエルサレムのアイヒマン」という著書の中で、ナチスドイツが行った大量虐殺(ホロコースト)がなぜ起こったのかの研究が紹介されていますが、
彼女がアドルフ・アイヒマン(ナチスドイツの親衛隊隊員で、ホロコーストの指揮的役割を担っていた人物)を研究した結果わかったのは、
「残虐な性格の持ち主が大量虐殺を直接指揮したから、ホロコーストが起こった」
という一般的なイメージとは真逆の、
「普通の性格の、普通の人間が、思考を停止して機械的に仕事を処理すると、大量虐殺もスムーズに行ってしまう」
というとてもショッキングな事実でした。
つまり、このアイヒマンが特別残虐性のある性格だったわけではなく、なんでもない平凡な人間だったが故に、大量虐殺の命令もスムーズに遂行してしまった、というわけです。
彼は今風に言えば、ただ単に空気を読んで、自分に与えられた仕事をしていただけなのかもしれません。
もちろん、だからと言って許されることではありませんが、要するに、自分の信念を曲げることが当たり前になってしまったら、自分の人生の主役どころか、本当に無機質なただの部品のような人生になってしまう、ということです。
また、例えば「電通」での過労死事件など、影響力が非常に強いトップダウンの組織に属した場合も、トップの影響力が強すぎるが故に、自分の人生を犠牲にしてしまうということが起こってしまうかもしれません。
だからやはり自分の信念は大事にするべきなのです。
「自分の信念」がよくわからない人も多いと思いますが、それは少しずつ自分自身に問いかけていくものです。
例えば自分が今好きなものがあるとしたら、
「なぜそれが好きなのか?」
を問う。
または嫌いなものがあるなら、
「なぜそれが嫌いなのか?」
を問う。
答えは別に論理的でなくてもいいのです。
例えばルフィに、
「なぜそんなにあいつのことが嫌いなのか?」
と聞いても、
「嫌いだからだ!(ドーン)」
と言い返されそうですよね?(笑)
それでいいんです。
大事なのは、
「”自分が”ちゃんと納得している」
ということです。
生理的に好き・嫌いはありますから、だとすればそれを受け入れて、そのこと自体を大事にしましょう。
生理的に無理なことを無理して好きになろうとする必要も、慣れようとする必要もないということです。
そうやって少しずつ自分自身を理解して、自分の信念をちゃんと言葉や態度に表せるようになっていくことで、人生の主役度は高まっていくのです。
最初はいじめられっ子として登場するキャラでも、どこかの段階でそれを「嫌だ!」と立ち向かうから、主人公としてのストーリーが始まるわけで、ずっと逃げ続けて、慣れてきてしまったら主人公とは言えませんよね?
1-2 迷惑の法則
2つ目の法則は「迷惑の法則」です。
漫画の主人公というのはほとんどの場合
「迷惑な奴」
です。
例えば、
「ルフィ・悟空・空条承太郎・両津勘吉・ケンシロウ、この中で友達になるとしたら誰?」
と聞かれたら、誰だと答えますか?
冷静に考えると、
「こいつら、全員、ヤバい奴」
なんですよ(笑)
ルフィと友達になったら無茶な冒険に誘われるかもしれないし、悟空と友達になったら修業に付き合わされるかもしれない。
空条承太郎と友達になったらスタンド使いの戦いに巻き込まれて、両津勘吉と友達になったらきっとお金を無心され、ケンシロウと友達になったら無言の空気に耐えられなくて自分で自分の秘孔を突いてしまうかもしれません(笑)
このように漫画の主人公や主要なキャラクターというのは、他人に迷惑をかけて生きている生き物なのです。
日本ではたぶん、ほとんどの家庭で、
「他人様には迷惑をかけるな」
と言い聞かせられて育ったと思いますが、漫画の世界では真逆です。
迷惑をかければかけるほど、より”主役級”になっていくという法則があるんです。
なんで?
と思うかもしれませんが、これの理由は
「自分にとって当たり前のことは他人にとっても当たり前に感じる」
という、人間の脳の機能のせいなんです。
例えばですが、知らない人にも挨拶をするのが当たり前の人にとっては、「他人も自分に挨拶するのが当たり前」です。
だから、挨拶を無視されたらちょっとだけイラっとするかもしれません。
掃除が好きな人にとっては、他人も掃除をするのが当たり前ですから、だらしない友達や恋人のことでイライラしているはずです。
人間というのは「自分にとっての当たり前」を他人にも求める性質があるわけです。
これがぼんやりと広がったものを「文化」と呼ぶわけですが、なんとなくわかりますよね?
で、先ほどの漫画の主人公の話に戻すと、
「自分が迷惑をかけるのが当たり前、だから、他人から迷惑をかけられるのも当たり前」
ということです。
まぁ「迷惑」という言葉で表現するとちょっと嫌な感じがしますが、「頼る」とか「助ける」とか「甘える」と捉えてください。
ちなみに、自分だけが良くて、他人には許さないという状態を「子供」「甘ちゃん」「ボンボン」と呼びます(笑)
それはあまりにも現実的じゃないですね。
大人は持ちつ持たれつ、お互い様だということを知っています。
他人を頼るってことは、「それ以上に自分も頼られるようにする」という条件をクリアしていれば、むしろ良いことなんです。
ビジネスの世界では、
「お客さんの気持ちは実際にお金を使って自分自身がお客さんにならないとわからない」
と言われますが、まさにこれなんです。
自分が困らないと、他人の悩みも本当の意味では共感ができない。
どこかで、
「知らないよ。勝手にしろよ」
と思ってしまうものなんです。
でもそんな薄情なやつは主人公にはなれませんよね?
だから大いに迷惑をかけましょう。
そしてそれ以上に、自分自身が他人に貢献していきましょう。
1-3 弱点の法則
漫画の主人公には「弱点」の設定が必須です。
本物の完璧超人ではキャラクターの魅力は半減してしまいます。
例えば、「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎は一見、何でもできるし、いつも冷静で、男気もあるナイスガイですが、客観的に見れば、コミュ障でマザコンです(苦笑)
また、単純に犯罪者ですし(物語は独房からスタートするし)、スタンド能力も無敵というわけではありません。
仮に「ジョジョの奇妙な冒険」が承太郎だけで冒険をして、全ての敵を難なく倒していたとしたら、まったく面白みのないストーリーになっていたでしょう。
主人公は「苦戦」したり、時には「敗北」する必要があるのです。
また、原作:ONE・作画:村田雄介の「ワンパンマン」では、
「強くなりすぎた故にどんな敵もワンパンで倒してしまう無敵のヒーロー」
が主人公ですが、彼は強すぎる自分に悩んでいますし、何より見た目が残念で、世間の人たちには強さの次元が違いすぎて、もはやヒーローとして認識してもらえていません。
この場合は「強すぎる」ということが弱点になっているのです。
ワンピースのルフィは言わずもがな、ですね。
自分1人では海図も読めないし、飯も作れませんから、物語の序盤でゾロやウソップやサンジやナミを仲間にしていきます。
海賊なのに泳げないし、無鉄砲だし、バカだし・・・まあ、弱点の塊なわけですが、それがルフィの魅力になっています。
つまり「弱点」というのは、人間関係においての
「つなぎ」
になるものです。
弱点のない自己完結した人間がいたとしたら、仲間も恋人も、そもそも他人が必要ないので、人間関係そのものが成立しないのです。
人間関係というのは、良い意味でも悪い意味でも弱点を補い合うようにして形成されていきます。
例えばなんでもない「近所付き合い」にしても、それはその地域で子どもを育てたりするときの監視の目として機能したりします。
親だけでは子供の行動範囲を把握しきれないから、地域コミュニティに協力してもらうわけです。
学校も会社も同じですね。
自分1人では生きていけないし、仕事が進まないから、人間関係を作っていく必要があり、それを学ぶための場所でもあるのです。
僕らは自分の弱点を補い合って関係を作っているのです。
ということは、人間関係を円滑にするにはむしろ、
「あいつはここが弱点だから・・・」
と、相手に自分の弱点を理解してもらっていた方が楽だということです。
職場において、
「あいつは接客が苦手だから・・・」
「あいつは数字に弱いから・・・」
「あいつは○○さんと相性が悪いから・・・」
ということが、同僚に理解されていれば、わざわざ弱点である仕事を任せられることもなくなり、自分にとってもその同僚にとっても、会社にとっても効率の良い仕事ができるようになります。
逆に、相手の弱点を知っていれば同じように、弱点を避けて、得意なことを頼むことができます。
多くの人は「強み」にフォーカスしますが、実は強みなんて何個も持てないわけですから、弱点を伝えたほうが効率的なのです。
強みは1つか2つでもいいですが、弱点は普通いっぱいありますからね。
その強みもまた、弱点があることによってより一層強調されるわけですし、自分の弱点をしっかり認識して、それとなく周囲の人間に伝えていくことは自分が主役になるためには必須のプロセスなのです。
弱点を隠して、その仕事を振られ続けたら、全然主役になれないですからね(苦笑)
また、自分で自分の弱点を把握していないが故に、苦手な仕事に就いてしまうということもよくあるので、気をつけましょう。
1-4 引き受けるの法則
「引き寄せの法則」というのが一般的には有名ですが、僕は本当は
「引き受けるの法則」
だと思っています。
これはつまり、
「率先して自分が引き受けるようにすると良いことがある」
という法則です。
もちろん、自分の弱点であることを引き受ける必要はないので、弱点に限っては「絶対に引き受けない」というぐらいの意志が大事です。
しかし、それ以外のことはできる限り多く引き受けた方が、結果的に自分に一番メリットがあるのです。
普通はこの真逆で、なるべく面倒ごとは引き受けないように生きると思いますが、それでは主人公にはなれません。
例えば漫画の主人公で言えば、「DEATH NOTE」の夜神月はデスノートを拾ったことで、犯罪者を裁く神になろうとしていきますが、これって「勝手にやってること」なんです。
誰かに言われたわけでも、お願いされたわけでもなく、勝手に自分で自分の使命だと思って、デスノートを使って犯罪者を裁いていきます。
そしてこれまた、勝手に「自分しかキラを捕まえられない」と思い込んで捜査を始めるLがいて、「キラを捕まえるためにこの命を捧げる」と、勝手な使命感に燃える捜査官がいる。
彼らは別に誰かに強く要請されたわけではないんです。
特に物語の後半では、ICPOもアメリカも日本政府もキラに対しては、とりあえず様子見というスタンスになっていきましたが、それでも違法に捜査を敢行していきます。
事実,キラによって世界の犯罪の7割が減ったわけですし、その結果だけを見れば「キラ様」なわけですよ。
でもそうやって誰もがひれ伏していたら物語にならないので、L率いる捜査班が出てくるわけです。
これを現実世界に置き換えて考えてみると、例えばですが、
- スティーブ・ジョブスはiPhoneを勝手に作った
- マーク・ザッカーバーグはFacebookを勝手に作った
- ラリー・ペイジはGoogleを勝手に作った
- イーロン・マスクは人類の火星移住を勝手に進めている
ってことです(笑)
彼らは「自分で勝手に、それを引き受けた」ってことです。
日本で言えば本田宗一郎も、松下幸之助も、孫正義も、柳井正も、勝手に「これが時代に必要なんじゃないか?」と思って、勝手に引き受けて作っているんです。
何かを成し遂げる人間というのは、自分で勝手に「それ」を引き受けているということです。
例えばもっと身近なところで話をすると、僕は普段の仕事の現場で「まとめ役」をすることが多いんですが、これは僕自身が自分で勝手に、
- 人の話を聞くこと
- それを客観的に整理すること
- 暫定的でもいいからちゃんと結論を出すこと
という、他の人があまり率先してやりたがらないこと(でも必要とされていること)を感じて始めたことです。
誰かに「お前がまとめ役をやれ」と言われたわけではないんです。
なんとなく「みんなが欲していること・必要としていること」を感じて、それを勝手に引き受けたというだけのことです。
こうやって自分から何かを引き受けることによって、そこの主導権は自分が握ることになりますから、あとは技術を磨いていけば主役になることができるんです。
料理や掃除などのありふれたことでも、「自分が率先して引き受ける、いや、むしろ引き受けたい」と思えれば、その道のプロになれるのです。
何も引き受けない人生では、全てが受動的になってしまうので、責任感もプロ意識も生まれないでしょう。
ルフィや悟空が一番強い敵と「戦いたくない」と言い出したら、もうそれはなんの漫画かわからなくなりますよね?(笑)
彼らは「一番強いやつと戦う」ということを、暗黙のうちに引き受けているから、主人公なんです。
1-5 共有の法則
漫画の主人公には「仲間」が必要不可欠です。
そしてこれは現実も同じです。
仲間がいなければ大したことができないので、あまり面白い活躍をすることができません。
仲間を作る上で一番大事なことは、
「同じ未来を共有する」
ということです。
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例えば、三国志で言えば「桃園の誓い」というシーンがありますが、これは劉備と関羽と張飛の3人の義兄弟が、
「生まれた場所と日は違えど死ぬときは同じ」
と、これからの人生を共に生きていくことを誓うわけです。
そしてこの3人には共通して、
「乱世を終わらせる」
という夢があるわけです。
この3人の誓いは結局果たされない(別々の場所と時間で死んだという意味で)わけですが、最後までこの共通した夢は同じままでした。
「仲間」という関係は、夢や未来が途中で共有できなくなった時に終わります。
「友達」であることに変わりはないかもしれませんが、「仲間」ではなくなるのです。
例えば、ワンピースの「アラバスタ編」では、ビビという女性キャラクターが仲間になりますが、これは「麦わらの一味と目指す場所が同じ(グランドラインのアラバスタ)」という共有できる未来があったからです。
特に登場初期はそこまで親密ではないので、仮にビビの行きたい場所と麦わらの一味の行きたい場所が真逆だったとしたら、仲間になることはなかったでしょう。
同じ目的を共有して、同じ時間を過ごす中で仲間としての絆が強まっていくわけですが、アラバスタ編の最後の場面で、ビビはアラバスタに残ることを決めます。
元々ビビはアラバスタ王国の王女様だったので、この時点で麦わらの一味とは「目的」が共有できなくなったわけです。
もちろんだからといって喧嘩別れするわけではありません。
友達であり、元仲間であるということに変わりはないので、今後、ストーリーに絡んでくると思いますが、現在進行形の仲間ではないですよね?
どんなに仲が良くても、
「同じ未来を共有できなくなったらそこで仲間としての関係は終わり」
このことをしっかりと理解しておかなければ、今後、自分が仲間を作っていくときや、組織を作っていくときに軋轢を生みやすくなってしまいます。
例えば良くあるパターンは、
「友達と一緒に起業する」
というパターンです。
確かに良き理解者であり、仲が良い友達が一緒なら色々と楽ですが、でも一緒にやる理由が「友達だから」ということでは、本当の意味での仲間になることはできません。
人間は良くも悪くも「自分のために」生きていますからね。
何かを頑張るには「自分のため」という要素が必要不可欠なのです。
だから地元の友達だから、とか、同僚だから、とか、恋人だから、とか、家族だから、という理由だけで何かを一緒に始めるのはとても危険です。
高い確率で、どこかの段階で喧嘩別れをしてしまうでしょう。
自分に夢があるということは、相手にも夢があるということなんです。
このお互いの夢を尊重し合わなければ、仲間なんてものは成立しません。
お互いに独立した夢があるってことは、
「いつか、その夢への道が分かれるかもしれない」
ということが前提になるのです。
それ故に、しっかりと夢や未来を共有していく必要があるということです。
共有とは確認作業も兼ねてますから、夢は大いに語らっていきましょう。
1-6 特技の法則
次に6つ目の法則ですが、漫画の主人公には必ず「特技」と言えるものがあります。
現実世界では多くの人が「万能な人間」になりたいと思っていますが、実はそれは大きな間違いです。厳しい現実ですが、苦手な分野をいくら頑張っても人並み以下のことしかできないのです。
「HUNTER × HUNTER」の「念能力」のようなものですね。
能力には「系統」があって、得意な系統と苦手な系統が生まれつきあって、自分の念能力を間違って苦手な系統のものにしてしまうと、念能力の習得に必要以上に時間がかかってしまったり、習得できても自分の系統と合った能力を身につけた術者には到底及ばないのです。
例えば強化系の系統なのに、無理して具現化系や操作系の能力を覚えようとしても、そもそもどんなに頑張っても弱い術しか覚えることができないんです。
これと同じで僕らも決してオールマイティにはなれないのです。
だからこそ自分の得意・不得意を理解した状態で、自分の得意なことを「特技」と呼べるぐらいにまで磨く必要があります。
よく「プロになるには1万時間必要」という話がありますが、僕が思うに、自分が得意な分野であれば1000時間も費やせば相当な特技になるはずです。
例えばパソコンが得意ならプログラミングやWEB制作の勉強をしてみるとか。
僕の場合で言えば、こうやって漫画が好きで読むのが得意なことから、このメディアを立ち上げることにしたわけです。
つまり、僕にとっては漫画が特技なのです。
自分の特技にさらに磨きをかければそれはスペシャルになるので、まさに必殺技とも言える代物になっていきます。
僕もこのメディアで100記事ぐらい執筆した頃には、漫画に関する本が出せるぐらいになっているんじゃないかと妄想しています(笑)
特技が必殺技まで昇華されたらまさに主人公級になりますね。
1-7 ネットワークの法則
最後に7つ目の法則は、主人公には「仲間」以外にも頼もしいブレーンや知り合いがいるという法則です。
例えば、ワンピースのルフィで言えば、途中で登場した元海賊王のクルーの「クロッカス」や「シルバーズ・レイリー」が良き先輩として、ルフィを手助けしてくれます。
シャボンディ諸島から2年間の修行期間では、それぞれの仲間たちが、それぞれの場所で修行をしていますが、その時も、「バーソロミュー・くま」「鷹の目ミホーク」「エンポリオ・イワンコフ」「革命軍」などが一味のパワーアップに協力してくれています。
仲間だけでは足りない分を、さらにその周辺にいる人たち、つまり「ネットワーク」が補ってくれるのです。
これは現実世界でも同じで、ネットワークが広ければ広いほど、何かで困った時にすぐに相談することができます。
この「ネットワーク」というのは単に「人脈」とは違い、
「自分たちのことを応援してくれている人たち」
の事です。
ワンピースの頂上戦争時に、鷹の目ミホークがルフィに対して、
「この海においてあの男は最も恐ろしい力を持っている」
と言っていますが、その正体がこの「味方ネットワーク」なのです。
そしてネットワークを作るための唯一の条件は
「自分達の信念と正義を貫く」
ということだと思います。
例えばビジネスの現場において、信念も正義もなく、ただ単に「儲け」を優先させていたら、味方なんて増えないのです。
「応援したい」という気持ちにはなれないのです。
ぜひ自分なりにでいいので、
「どんな奴を応援したくなるか?」
そして、
「自分はそう生きているか?」
を考えてみてください。
まとめ
さてさて、ザーッと7つの法則について解説してきましたが、いかがでしたか?
改めて紹介すると、
1.信念の法則・・・自分の「信念」を簡単に曲げない。それに慣れると人間は思考停止状態になり、簡単に強い影響力の言いなりになってしまいます。
これでは自分の人生の主役とは当然言えませんし、何よりもアイヒマンの事例があるように、非常に危険です。
2.迷惑の法則・・・「人に迷惑をかけてはいけない」という常識に支配されて生きるということは、他人からの頼みやお願いにも気軽に答えられないということです。
他人から頼られることを渋るような人間も主役とは言えないので、むしろどんどん他人を頼り迷惑をかけることに慣れていきましょう。
そして、「それ以上に他人に頼られる・貢献する」ということを実践すれば、主役感がより強まっていくはずです。
3.弱点の法則・・・「弱点」もまた、人間関係においては非常に大きな武器となります。
弱点の無い完璧自己完結人間は存在しないし、存在したとしてもそいつは他人を必要としないわけですから、そもそも「物語」が始まることが無いのです。
自分と相手の弱点を理解し、そして逆に強みを活かし合うことができれば、非常に有意義な人間関係を構築することができます。
4.引き受けるの法則・・・「引き寄せ」ではなく、自分が何かを「勝手に引き受ける」ことによって、自分の付加価値は磨かれていくのです。
逆に何も引き受けることなく、何となく生きていくと結果的に「何もない人生」になってしまうので注意しましょう。
5.共有の法則・・・仲間とは「同じ未来を共有している人間」です。
彼らの彼らの夢があって、それが「偶然、今、同じ道にある」ということを忘れると、惰性で付き合うことになってしまうので注意が必要です。
偶然だからこそ、それを楽しむためにも、大いに夢や未来について語らい、しっかりと共有・確認をしていきましょう。
6.特技の法則・・・漫画の主人公が必殺技を持つように、僕たちも自分の特技を磨いて、最終的には必殺技レベルまで高める必要があります。
そのためにまず自分自身の「得意」を見極めて、そこに時間と労力を投資していきましょう。
7.ネットワークの法則・・・漫画の主人公には仲間以外にも「ブレーン」や「協力者」が存在して、周囲の人間が味方になってくれています。
この「味方のネットワーク」をどれだけ広げられるかが、人生の成功の最後の鍵を握っているのです。
他人から応援されるような人生を目指していきましょう。
以上でした。
漫画から学べることは偉大です。
これからもぜひ、さらに漫画を読んでいきましょう^^
和佐大輔
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