みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週金曜日、基本的には直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回は、実に約1年半ぶりの新刊発売となった、『スクールゾーン』4巻でございます!
なお『スクールゾーン』に関しては、こちらの記事で紹介していますので、作品内容の詳細はこちらをご覧ください!
ということで4巻です!
ここまでの3巻でも少しずつ人間関係は変化していきましたが、この4巻では更に大きな変化が発生します。
なんといっても本作のメインCPである、礼と契の二人がいよいよラブコメ展開!?
これまでは礼が礼すぎてどうにもこうにも進みようがなかった感じでしたが、3巻からの続きの海でのお泊りで急展開が。
そう、3巻のラストで八手が知った衝撃の事実(礼が契のことを好き)
それが真実かどうかを、八手は直接礼に問いただし、そこから礼は余計に契を意識して今までと同じような言動ができなくなっちゃうという初心な姿を見せる!
いやまあ、その姿もどこかおかしいというか、残念な姿であることに変わりはないのですけれどね。。。
『スクールゾーン』 4巻 ニンギヤウ/マッグガーデンより引用
二人の関係の変化が確実に見られるのが、お祭りデート会!
海から帰ってきて以来、契と会うどころか連絡もまともにとれなくなってしまった礼を見かねて恋愛相談に乗る八手から授けられた秘策!
それがお祭りデート!
浴衣を着た礼はいつもと違う感じ・・・・って、ええええええっ!?
という4巻における一番大きな衝撃を受けるシーンに刮目せよ!
『スクールゾーン』 4巻 ニンギヤウ/マッグガーデンより引用
これが顔面ハーバードの実力か!
契ちゃんも、思わずドキッとしちゃって・・・いますよね?
でも、礼があきらかに変な様子であることに気が付き、自分の思っていることを伝える契の姿に、なんだかんだで一緒にいることが気持ちよい、居心地よいのだなと感じさせてくれるのでした。
なんかこう、こういうもどかしい感じの進展の仕方を見せてくれるなんて、『スクールゾーン』、やってくれるじゃないですか!!
礼と契の二人以外では、表紙も飾った椿と柊の双子姉妹の過去が描かれます。
なぜ、椿と柊は仲が悪くなったのか。
というか、椿が一方的に柊のことが好きで、柊が一方的に椿のことを嫌っているのか。
その理由が分かります。
そして、二人の歪さというか、危うさというか。
柊というよりも、椿の危険性がちらほらと描写されるのが、なんともうすら寒く感じるところがあります。
『スクールゾーン』 4巻 ニンギヤウ/マッグガーデンより引用
おいおい大丈夫か椿?
と思ったりもしますが、八手や要、ピヨ子の存在が椿を救っているのでもあり、でも逆に間接的に柊に影響を及ぼして危険性を増加させたり。
いや本当、紹介記事でも書いていますが、積み重ねられていく人間関係による変化や影響が色々なところに出てきます。
もちろん、他にもまつりと岸屋さんとか、芥見先生と賢木さんとか、要とピヨ子と椿の女子会とか、そういうところも描かれていますよ。
まつりのはやっぱり良い味だしているよなぁ。。。
あのネガティブさが素敵なんだけど、岸屋さんに対しては少しアグレッシブになれるまつりも可愛い。
『スクールゾーン』 4巻 ニンギヤウ/マッグガーデンより引用
って、あ、お祭りで岸屋さんとデートしてないじゃん!?
頑張れまつり、まけるなまつり!
偏差値にも負けず、ちゃんと岸屋さんと不細工なぬいぐるみをゲットするんだぜ!?
ということで4巻も非常に満足な『スクールゾーン』でした。
ただ1点、不満があるとしたら・・・
- 藤まつりの出番が少ない!
- 椿とピヨ子のイチャイチャ進展がない!(いや、お泊り女子会する仲にはなったけどさ、もっとこう・・・!!)
ということですね、
あ、2点でしたね。
その辺は5巻で期待しています、ニンギヤウ先生!!
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