この記事では最近始まった漫画新連載をショートレビューでご紹介します。
気に入る新連載を探すきっかけにしてみてくださいね。
- TOP絵
- 作品詳細
- 媒体記載あらすじ
- 一言レビュー
でご紹介します!
1、3月1週目の漫画新連載紹介~『ゾミア』美麗な絵で貧困や血が表現される重さと、「言語を武器にする」をはじめとした歴史ギミックにゾクゾクする~
『ゾミア』浅村壮平/石田点 講談社より引用
タイトル | 『ゾミア』 |
作者 | 浅村壮平/石田点 |
連載開始 | 2022年2月28日 |
掲載媒体 | ヤングマガジン |
【媒体記載あらすじ】
舞台は13世紀、モンゴルの侵攻に疲弊する金国の首都・中都大興府。
元奴隷の少年であらゆる言語を覚えることができる語学の天才・ネルグイは、モンゴル軍が仕掛けた「史上初の空襲」によってすべてを失った。
「自由が欲しければ戦え」親友バートルの言葉を胸に、ネルグイはモンゴル相手にリベンジを誓う。
武器は「言葉」、相手は史上最強最大の帝国。
元奴隷少年の、「知」で「血」を洗う歴史大河スペクタクル開幕――!
ヤンマガWeb 講談社より引用
【一言レビュー】
石田点先生の絵はいいなあ~!
前作は『テロール先生の怪しい授業』。細くも硬い線と漫画らしいケレン味のある迫力で「人の心の悪さ」の魅力たっぷり。
本作『ゾミア』は13世紀の戦乱のさなかということで、街の薄汚れたイメージや栄養状況の悪い人間の体つき、溢れる血液、そして目の周りの真っ黒なフチ(↓引用を見てくれ!)など、仄暗いマインドが前面に出ていて大変見ごたえアリ!
『ゾミア』浅村壮平/石田点 講談社より引用
また話にちりばめられる歴史豆知識に脳汁がドンドン出る!!
- 仕事の給金としての「塩」
- 「ツバメに油をしみこませて火をつけて放つ」(マジで!?)という空襲の方法
- 「歌」を記憶術として用いるモンゴル騎兵
などなど、トンデモない情報が無造作・豪華に盛り込まれていてたいへん楽しい~ッ!
1話目、主人公の「言語の天才」ネルグイは、「誰よりも強い」盟友バートルと生き別れに。
鎖につながれ捕らわれた少年は、このあとどのような戦いを展開するのか。
言語と知を軸に展開するであろう13世紀モンゴル~中国近辺物語。なんだったら関連書などを読みつつお待ちしてます!おっもしろそー-う!!
『ゾミア』浅村壮平/石田点 講談社より引用
この『今週の新連載』記事は毎週火曜日12:00に公開しています。
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(中山 今)
こんにちは、漫画の新連載を共有しまくりたい! マンガフルライター中山今です。
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