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【『あさきゆめみし』キャラ解説】0回:コラム連載にあたっての前説~本作の魅力とキャラ解説に至った理由

みなさんこんにちは!ほんのり歴女なマンガフルライターayameです。

今回から定期的にゆるっとしたコラムを連載していこうと思います!

お題はズバリ、名作『あさきゆめみし』キャラ解説!

ライターayameは文庫本でもってます!

大和和紀先生の『あさきゆめみし』とは、あの『源氏物語』を原作とした漫画。

時代もの漫画入門としても、源氏物語入門としても、少女漫画としても面白い超名作なのです!

なぜ『あさきゆめみし』なのか?コラム連載にあたって前説

 

繰り返しますが、『あさきゆめみし』は名作です。

そもそも原作が紫式部の『源氏物語』なわけで。

日本史や国語の授業でチラっと聞いた人も多いと思いますが、平安貴族が老若男女問わずみんなこぞって読んで夢中になった作品なわけです。

人の本質が変わらないのと同じように、「面白い」の根本的な基準も時代を違えどそれほど変わりません。

そんな作品を現代のエンタメの代表である【漫画】として、あらたに息を吹き込んだ『あさきゆめみし』…、これが面白くないわけない!

とはいえ、『源氏物語』を原作としたコミカライズ作品はほかにもたくさんあります。ええ、とてもたくさんあります。

なかにはものすごく砕けてて読みやすいもの、絵が美麗でうっとりしてしまうものなどなど……実際のところ、おすすめしたい作品はほかにもあるのです。

ではなぜ、そのなかからあえて『あさきゆめみし』を推すのか?

ayameが大和和紀先生が好きだから? もちろんそれもありますが……。

実はびっくりするほど膨大なボリュームを誇る『源氏物語』、そんな物語を比較的原作に忠実に、かつ最初から最後まできっちりコミカライズしている作品が『あさきゆめみし』だけなのです!

(※可能な限り調べた上での結論ですが、もしほかにも桐壺~夢浮橋までコミカライズされている作品があればコメントにて教えていただけますと幸いです)

 

そんなわけでayameが全力でおすすめする『あさきゆめみし』。

いままさに古典で『源氏物語』を習っている人にもおすすめだし、古典が好きな/嫌いな現役高校生にもおすすめです。

(学生の皆さんへ。個人的な経験ですが、古典得意になれます!古典なんて慣れてしまえばセンター試験(共通テスト)満点も楽勝です!)

が、なんせ登場人物がすっごく多い……。そりゃそうだ、だってすごいボリュームですから。

終盤の相関図がこれ。この相関図をつくる方もすごい……

(ていうか源氏から出てる二重線の多さよ!)

(文庫版『あさきゆめみし』5巻 大和和紀/講談社 より引用)

ayameの義母(漫画好き)も言ってました……。

ayame「義母さん!大和和紀先生の『はいからさんが通る』好きなんですね!じゃあ『あさきゆめみし』は読んでます?」

義母「『あさきゆめみし』ねぇ~……読みたいんだけど、読んでないの。なんせ登場人物が多すぎてなかなか読む気になれないのよね」

ayame「ぐぬぬ……(それを言われると何も言えない)」

このときのショックといったら……。

でもね、こういう人、けっこう多いんじゃないかなと思ったんです。

  • 古典の授業などで『源氏物語』に触れて興味を持ったものの、そのボリュームやキャラの多さに躊躇している人
  • 漫画好きだからこそ気になっているけど設定や人物に混乱しそうでなかなか手が出ない人
  • 読みたい気持ちはあれども時間が無く、ささっと内容だけさらいたい人

そんな人たちに向けて、『あさきゆめみし』の魅力をどうにか布教したいと思い、キャラ解説へと思い至ったのです!

 

コラム1回につきキャラ1人(おもに女性キャラ)を紹介し、簡単なストーリーの解説もします。

なので、キャラとおおまかなストーリーの両方を掴むサポートになるかと!

 

それでは、長々しい前説はこのあたりにして。

次回、記念すべき第1回は、源氏の母である 桐壺の更衣 のキャラ解説です!

【『あさきゆめみし』キャラ解説】1回:すべての始まりである悲劇のヒロイン・桐壺の更衣

2022年2月9日

 

ayame

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ABOUTこの記事をかいた人

元研究職、現在は飼い猫を溺愛する主婦兼フリーライター。小さいころから漫画が好きで、実験の合間にも漫画を読むほど。 ジャンルを問わずなんでも読むけど、時代もの・歴史ものがとくに大好物。 篠原千絵先生大好きです!好きなタイプは『はじめの一歩』のヴォルグさんと『はいからさんが通る』の編集長。