みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。
皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。
今回ご紹介するのは
『きみとピコピコ』
です!
また、オタクに優しいギャルか!
とか、言わないように。
今作のテーマはタイトル通り、テレビゲームです。
高校に入学した太田が見つけたのが、「テレビゲーム部」
学校で大好きなゲームができるなんて、と、期待に胸を躍らせて部室の扉をあけた太田を待っていたのは。。。
ギャル!!
しかも、
ファミリートレーナ―!?
ということで(どういうことで?)、同じく一年生の鬼咲アゲハとともにゲーム部に入部して、ゲームに恋愛に(?)高校生活を満喫する男女を描いた一作となっています。
タイトルにピコピコとあり、1話で出てくるのがファミコンということもあり、レトロゲーム中心なのかと思いきや意外とそうでもなく。
Switchとかも普通に出てきますので、レトロゲームを中心にしつつ、それだけではなく最新のゲームも含めてゲームを楽しんでいます。
ただ気になるのは、実名のゲームと、現実のゲームからちょっとタイトルを変えたものが混在していること。
何かこれは、版権の問題でもあったのでしょうかね。
あまり気にしないことにしましょう。
「きみとピコピコ」 1巻/ゆずチリ 講談社より引用
本作はあくまで、ゲームを通してギャルとオタク君が仲良くなっていく姿というか、イチャイチャする姿をメインにしていると思います。
実名ゲームばかりではないというのもありますが、ゲームも描いているけれど、ゲームそのものをフォーカスしているというよりは、ゲームに関する思いであったり、あるあるであったり、そういうものを出している感じ。
そして、そういう共通の大好きなことを間に会することで、ギャルとオタク君というなかなか相いれないような二人の距離が近づいていくというわけです。
「きみとピコピコ」 1巻/ゆずチリ 講談社より引用
同じ趣味の人とは仲良く話せるし、自分の趣味がなかなか理解されにくいものだとそれはなおさらですよね。
アゲハはゲーム全般を好きとはいえ、ファミコン、ゲームボーイ、メガドラなど、レトロゲームがメインで好き。
そういうゲームを好きで一緒に楽しんでくれる同世代の友人がいないということで、一緒の目線で本当に楽しんでくれる太田の存在が嬉しいのでしょう。
ゲームに関してそこまでディープに描いているわけではないので、ゲームにそこまで詳しくなくてもラブコメとして楽しめる・・・はず。
もちろん、ゲーム好きなら更に楽しめる。
「きみとピコピコ」 1巻/ゆずチリ 講談社より引用
ゲーム部には太田とアゲハの二人だけではなく、部長の男木に、二年生の倉屋敷さんもいて、さらに倉屋敷さんは部長ラブ。
だけど男木は倉屋敷さんの気持ちに気づいていない、というお約束のような二人も。
二組のカップルの仲がゲームを通して進展していくのを、微笑ましく見守っていく漫画、という感じです。
アゲハも、ギャルで露出や接触を気さくにやってくるけれども、意外なところで純情を見せたりと、この辺も定番をおさえて。
現実にありえないからこそ、こういう漫画ではオタクに優しいギャルを楽しみましょう。
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