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【最近の新連載】『クジマ歌えば家ほろろ』紺野アキラ(ゲッサン)~ロシア語を操るヘンな鳥類は、家を明るくするのか?変化球ホームコメディ~

 

こんにちは、漫画のトレンドをヌルめに追いかけるマンガフルライター中山今です。

この記事では直近の月内~週内に新連載された漫画をピックアップしてご紹介します。

ライターの好みで青年誌~少年誌、また女性誌(web・雑誌とも)などの新連載のご紹介をしています。

気に入る新連載を探すきっかけにしてみてください。

 

それでは【最近の新連載】、10/16(土曜)のお知らせです。

今週はゲッサン、9/10連載開始の『クジマ歌えば家ほろろ』の連載開始をお知らせします!

↓リンクから作品が読めますよー

『クジマ歌えば家ほろろ』

 

 

 

(そう、実は連載後2カ月が経過してしまい、厳密にいえば「新連載」じゃないですが・・・面白かったから・・・)

 

【あらすじ】ちょっとシュールなホームコメディ。ピリピリ家族のもとにきたのは、優しくって変な友達(なお鳥類)

 

「中学1年生の秋、僕は変なモノに出会いました。」

鴻田新、中学生。

家庭は受験を控えた浪人生の兄によって若干ピリついている。

そこにやってきたのが新が出会った謎の生き物「クジマ」。

鳥類っぽいけど日本語とロシア語を話し、日本食に異常な食い意地を張らせてくちばしからだ液をもらす。

謎の生き物は勝手に鴻田家に居ついて、家を少し和ませたり、無邪気にけんかをしたりする(ロシア語で)。

ヘンなイキモノとさみしい家庭が織りなす、ちょっと変わったホームコメディー。

 

【作者のデビュー読み切り】人体を乗っ取る深海生物との、小さな冒険のお話

 

紺野アキラ先生は本作が初の連載作品!

なお、読み切り『知らない海の底』で第80回新人コミック大賞に入選。同作にてゲッサンデビューをしています。

↓クリックでpixivにジャンプします

紺野アキラ先生デビュー作『知らない海の底』

 

『知らない海の底』のあらすじもご紹介しますね。

 

【あらすじ】

ある日男子高校生・洋平が出会った人語を解する「魚的生き物」。

それは人間に飲み込まれることによって人を操ることができる深海生物だった。

「魚的生き物」のうちの離反者が、人間を操ってもっと上の存在になろうとしている。

洋平と「魚的生き物」は人類を守ることができるのか?

ささやかな恋と大いなる博愛の、小さな冒険のお話。

 

 

【所感と今後の期待】シュールなイキモノギャグが楽しいホームコメディ。

 

『知らない海の底』も『クジマ歌えば家ほろろ』も、シュールな「イキモノ」がかわいいです。

喋れて友好的でちょっとキモくてよく聞くと結構わがまま。非常に人間臭いイキモノ、魅力的です。

特に『クジマ歌えば家ほろろ』のクジマは、食い意地のためにロシア語でキレてくるし何と言っても目がマジ。

新の家にやってきて、日本食が食べられないと知った時のこの剣幕。目が怖いよ!この鳥類!!

『クジマ歌えば家ほろろ』紺野アキラ 小学館より引用

 

 

そんなクジマですが、家が静かでさみしい新にロシア料理を作ってあげたり日曜日に家族にサプライズを仕掛けたりと案外優しい。

いきすぎない、実に友達っぽい優しさで心が温かくなります。謎生物だけど。

 

タイトルは「雌鶏歌えば家滅ぶ」ということわざのもじりでしょうか。

『めんどりがおんどりに先んじて時を告げるのは不吉なきざしである、転じて妻が夫を出す抜く家は滅ぶ』ということわざだそうです。

兄の受験の失敗で、ちょっぴりぎすぎすした鴻田家。

クジマが歌う時、鴻田家はいったいどうなっていくのでしょうか。

 

ライターは掲載媒体のゲッサンが出す、変化球の作品が大好きです。

ゲッサンは古くは『あずまんが大王』、最近は『ドロヘドロ』や『金剛寺さんは面倒くさい』といった遊び心のある作品をたくさん送り出しています。

『クジマ歌えば家ほろろ』も、ゲッサンののびのびした土壌で大いにキモかわいさを丸出しにしてもらえたらいいなあと思います。

 

(中山 今)

なお、ゲッサン購読もできる「サンデーうぇぶり」のアプリはこちらからどうぞ!(下罫線部クリックでジャンプ)

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2021年10月9日

 

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