こんにちわ!すっかり寒くなり、北国住まいなのもあり乾燥肌がとどまることを知らないライターayameです。
家族には乾燥しきった肌を「減量中の宮田君状態」なんて言われてます……。
こちらが減量中の宮田くん……
骨格が階級に合っていないため、減量はいつだって壮絶です(森川ジョージ『はじめの一歩』35巻/講談社 より引用)
そんな乾燥に苦しむ私が最近ドハマりしているのが、『ハレ婚。』という青年漫画!
最初タイトルを見たとき、「晴れ婚?おめでたい話かしら?」なんて思ったのですが、題材はまさかのハーレム婚!
ハーレムものとなると、女性のなかには読むのをためらってしまう人もいるかもしれませんね。
でもこの『ハレ婚。』、じつは女性目線でも楽しめる数少ない青年漫画のひとつなんです!
- 『ハレ婚。』ってどんな漫画?魅力的なキャラクターは出てくる?
- ハーレム漫画だけど女性でも楽しめる?
- 漫画アプリの広告や書店で見かけて気になってるけど買う価値ある?
そんな疑問をもっている人に向けて、『ハレ婚。』のあらすじと主要キャラ5人の詳細、そして女性でも楽しめる3つの魅力ポイントをお伝えしていきます!
1、『ハレ婚。』ってどんな漫画?
『ハレ婚。』(ハレこん)は、週刊ヤングマガジンで連載中の青年漫画。
タイトルの『ハレ婚』とはハーレム結婚の略で、一見すると男の願望が詰まった(?)ハーレム漫画です。
作者 | NON |
---|---|
構成 | 手塚だい |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表期間 | 2014年~ |
巻数 | 17巻(2019年1月現在) |
ハーレム漫画といえば基本は男性向け。(女性向けだと「逆ハーレム」なんて言ったりしますし)
ハーレムもの=ぼさっとした冴えない男主人公がなぜか美女たちに好かれてアワアワ……なんていうイメージが強いかもしれませんが(私だけかしら?)、ところがどっこい!
『ハレ婚。』の主人公は、ハーレム結婚に抵抗ありまくりの女子!
おまけに、ヤングマガジン公式サイトの『ハレ婚。』のページには以下のような紹介文が!
愛は永遠、そして3つある‥‥‥!???
すべてのオトメと、オトメを知るべきすべての男子に捧ぐ!ヤングマガジン公式サイトより引用
すべてのオトメに捧ぐ……。
つまり、『ハレ婚。』とは女性でも十分楽しめる、むしろ女性だからこそ楽しめる漫画なのです!
また、「オトメを知るべき男子」とあるように、女心を学びたい男性にもおすすめ。
彼氏や旦那さまに対して「ぜんぜん乙女心をわかってない!」なんて思っている女性は、さりげなくパートナーにおすすめするのもいいんじゃないでしょうか!
2、『ハレ婚。』のあらすじをザッと紹介!
主人公は前園小春。
死んでません(笑)
(NON『ハレ婚。』2巻/講談社 より引用)
東京で3人の男と付き合ったけれど、まさかの全員既婚者という筋金入りの男運のなさ。
傷心状態で故郷・茨城県北つばめ市に帰ってきたものの、父親は病気で倒れ、多額の借金によって実家の喫茶店は閉店の危機にたたされています。
それでもなんとか実家を守りたい小春の目の前に表れたのは、伊達龍之介という謎の男性。
龍之介は小春に対し、「借金を肩代わりするかわりに、自分と結婚しろ」とプロポーズします。
突然の求愛に戸惑う小春。
それもそのはず。なんと、龍之介にはすでに美人妻が2人も!
小春より格段にレベルが上の妻たちの登場
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
実は北つばめ市は、過疎化と少子化対策として、日本で唯一「ハーレム婚(一夫多妻制度)」が認められた特区となっていたのです!
少女漫画ならありえない台詞です
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
散々男に騙されてきた小春は当然「馬鹿にするな!」と拒否しますが、ほかに実家を救う手段はなく……。
小春のせいで伊達家が豪邸を手放すことになってしまったせいもあり、悩んだ末に小春は伊達家の第3夫人になることを決意。
まさに売られた喧嘩を買っている状態
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
それから小春は、夫である龍之介、第1夫人のゆず、第2夫人のまどかと4人で生活することになるのですが、そもそもハレ婚反対派の小春が伊達家にすんなりと馴染めるわけもなく。
住まいはボロ屋だし、夫婦生活はローテーションだし、先輩妻たちのあたりは強いし、なんせ龍之介がキモい!
新婚初夜にしてこのキモさ……
(NON『ハレ婚。』2巻/講談社 より引用)
そんな伊達家の中で、不思議な家族愛と友情と恋心を育みつつ、小春が成長していく……のか、いかないのか……『ハレ婚。』とはそんな漫画です。
こうしてあらすじだけ見ると、まるで小春が身売りをするように伊達家に嫁いでいますが、ちゃんと龍之介に惹かれている描写もあり悲痛さはありません。
龍之介に「可愛いだけの女」と罵倒されたあとの小春。ドM。
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
また、一見するとバカバカしいハレ婚条例ですが、以下のように意外ときっちりルール整備されています。
- 1家庭に妻は4人まで
- 助成金あり
- 住宅支給あり
- 結婚・離婚は家族全員の承認(サイン)が必要
漫画の世界の話ですが、町おこしも兼ねたハレ婚祭は大盛況だし、「そこまで現実味のない話でもない……?」なんて思ったりしちゃいますね。(実際一夫多妻が合法な国だってあるんだし)
3、『ハレ婚。』の登場人物紹介
『ハレ婚。』のあらすじがなんとなくわかったところで、次は伊達家のメンバー+αの愉快な登場人物たちを紹介します!
3-1 ハレ婚反対派の第3夫人?!ウザさも魅力の主人公、小春
伊達小春(だて こはる)(旧姓:前園)、22歳。
とにかく腕っ節が強い
(NON『ハレ婚。』3巻/講談社 より引用)
単純バカで素直なところが長所であり短所(まるでジャンプの主人公のよう……)。
しばしば開かれる脳内会議では、小春のウザさが存分に発揮されています。
見事に全員ウザい……(笑)
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
友人いわく「既婚者ハンター」、龍之介からは「貧乳奥様」や「美尻のシンデレラ」と呼ばれたことも。
口も出るし手も出るタイプで、被害者はおもに龍之介。
グーパン以外にも大外刈りやかかと落としをするシーンも
(NON『ハレ婚。』9巻/講談社 より引用)
実は性的なことが大の苦手で、龍之介との夜の営みにも強い拒絶を示します。
ひどい言われようです
(NON『ハレ婚。』2巻/講談社 より引用)
小春は「痛いしコワいし」「キスとかハグだけでいい」と言いますが……。
個人的には現実にこういう女性、少なくないんじゃないかなと。
小春も世間的に見ればまだまだ若い22歳。
その世代の女性のリアルな声を代弁しているようで、読みながらなんとも言えない気持ちになります。
というわけで『ハレ婚。』のストーリー序盤は、小春がハレ婚を受け入れ伊達家に馴染んでいくまで、そして龍之介とのリハビリ(夜の営みのトレーニング)がメインとなっています。
が、結婚して2週間で実家に帰ってるあたり、道は険しそうですね。
引き止めてほしいんだなぁ……
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
とはいえ、小春の気持ちもわかると言えばわかる。
伊達家にはすでにデキる先輩嫁が2人もいるため、小春は自分の存在意義に悩んでいるのです。
ハレ婚ならではの悩み
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
伊達家での自分の役割を見出すまでが、小春にとって第一関門と言ったところですね。
3-2 突き抜けた変態がクセになる?!ハーレムの主、龍之介
伊達龍之介(だて りゅうのすけ)、25歳。
黙っていればイケメン
(NON『ハレ婚。』8巻/講談社 より引用)
伊達家の王様であり、ハーレムの主。ただし無職。
自他共に認める変態で、手首を触ると相手が処女かどうかわかる特殊能力持ち。
イケメンなのに、その言動とひょろりとしたもやし体型がキモさを割り増しさせています。
狂気すら感じられる……
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
正体は元ピアニストで莫大な財産を持っていたのですが、小春(の父親)の借金返済に使ってしまったため、伊達家は貧乏暮らしをすることに。
そこまで龍之介が小春に執着するのには、理由があります。
小春と龍之介の出会いは、12年前の夏。
かなり印象的なシーンです
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
小春はそのことを忘れていますが、龍之介は12年間小春を思い続けます。
そして片思いをこじらせたせいか、突き抜けた変態に……。
脚に「スリ…」
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
ハッキリと宣言もします。
小春、逃げてー!(笑)
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
ちなみに、ゆずからの評価はかなり高く、無職で変態なことを除けば理想的な旦那様と言えなくもない?
うーん、たしかに?
(NON『ハレ婚。』6巻/講談社 より引用)
ただの女好きの変態のようにも見えますが、ハレ婚に対しては意外と真面目(?)で、3人の妻を平等に愛し、守ることを宣言しています。
ハーレムの基本といえば基本
(NON『ハレ婚。』2巻/講談社 より引用)
「こんな旦那ほしいか」と聞かれると微妙ですが、不思議な魅力をもつキャラクターですね。
3-3 エロギャルなのに家庭的!ギャップが魅力の第1夫人ゆず
伊達柚子(だて ゆず)(旧姓:大津)、26歳。
露出度はつねに高め
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
Iカップの美巨乳を持つ、姉さん女房。
見た目は完全にギャルですが、実は家庭的で、伊達家では料理をはじめとした家事&運転を担当しています。
伊達家で唯一、龍之介に匹敵するエロさをもち、色気を武器にすることもしばしば。
小春いわく「痴女」
(NON『ハレ婚。』9巻/講談社 より引用)
美人でエロいだけではなく、時に厳しく時に優しく、そして男を上手に立てつつ甘えさせるという、まさに理想のお嫁さんです。
当初小春が伊達家に入ることには難色を示していましたが、結婚式を熱望していたゆずに対し、龍之介が「小春ちゃんが結婚を承諾して4人でやるならいいよ」と言ったことから小春を受け入れます。
とはいえ、手をかけた豪邸を小春のせいで失ったことから、小春にボロ部屋をあてがったり嫌味を連発したりと、まるでシンデレラに出てくる意地悪な姉状態。
プールつき大豪邸を失った恨みは大きい
(NON『ハレ婚。』2巻/講談社 より引用)
けど、同じ嫁として小春をさりげなく導く優しい一面も見られます。
ぐぅの音も出ませんな
(NON『ハレ婚。』3巻/講談社 より引用)
世話焼きなのは年の離れた3人の弟妹がいるからですね。
ほかの嫁に対しても余裕のある態度を崩すことなく、修羅場も刺激として楽しんでいます。
小春と龍之介の情事に聞き耳を立てるゆず、あきれるまどか
(NON『ハレ婚。』8巻/講談社 より引用)
龍之介に対する信頼はとてもあつく、龍之介と妻たち、そして第2夫人と第3夫人の間で緩衝材のような役割をしているといってもいいでしょう。
たまに出るなまりと実は音痴なところがチャームポイント。
感情が高ぶるとなまるようです
(NON『ハレ婚。』1巻/講談社 より引用)
けれどそんな彼女も、ハレ婚を続けるのにはある理由があるのでした。
ゆずの秘めた想いとは……?
(NON『ハレ婚。』13巻/講談社 より引用)
3-4 知的クールだけど愛は重め?!会計担当の第2夫人まどか
伊達まどか(だて まどか)(旧姓:西條)、21歳。
おっしゃるとおりです
(NON『ハレ婚。』5巻/講談社 より引用)
伊達家の会計を担当するクールなモデル級美女。
小春いわく、「忠犬まど公」、「無愛想おすましクイーン」。
伊達家の日常のなかで洗濯をしているシーンがいくつか見られるので、家事のなかでも洗濯はまどかの担当なのかもしれません。
美脚の映える洋服姿もいいですが、和服姿も印象的ですね。
着物にたすき掛けで洗濯をするまどか
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
伊達家において、まどかの存在は少しだけ異質です。
龍之介との関係は夫婦というより主従関係に見えることが多く、一身に龍之介に仕え、龍之介のすることはすべて許し、肯定し、痛いほどに彼を愛しています。
龍之介にすべてを捧げています
(NON『ハレ婚。』3巻/講談社 より引用)
小春が嫁に加わることに対しては、「そんな人いてもいなくてもどっちだっていい」とバッサリ。
何人嫁が増えようと、自分の龍之介への思いはゆらがない、そして龍之介の望みが叶うならそれでいい、といったところでしょうか。
また、龍之介がピアノを弾くことに強い執着をもっています。
ピアノの上で縛られています
(NON『ハレ婚。』3巻/講談社 より引用)
ピアノのこととなると、我を忘れる傾向あり。
まどかのこんな表情は貴重です
(NON『ハレ婚。』7巻/講談社 より引用)
とはいえ、龍之介の想いはおろか自分の想いにすら気付かない小春に対する怒りは相当大きく……。
小春が伊達家に馴染むまでのキーマンとなる存在、それがまどかだと言えるでしょう。
ちなみに、甘党です
(NON『ハレ婚。』7巻/講談社 より引用)
3-5 新たな嫁候補?伊達家に嵐を呼ぶ清純女子高生うらら
松橋うらら(まつはし うらら)、18歳。
ふたつ結びがかわいい
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
農家のひとり娘。
小春の実家の喫茶店でアルバイトを始め、ひょんなことから伊達家メンバーと親しくなります。
おとなしくてかわいらしくて純情で、ただれた伊達家の中にいるとまるで清涼剤のような存在ですね!
ウブなのですぐ赤くなります
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
当然、龍之介も放っておかないわけですが……。
「おでこ出した方がいいんじゃない」(このあとゆずに怒られます)
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
実はうらら、農家の跡取り娘であることから、東京の大学に進学することを父親から反対されています。
そうとう厳しい父親だ
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
高校3年生のうらら。
進路や恋愛に悩む等身大の女子高生の姿を見て、なんとなく自分自身の青春時代を振り返ってしまう人も多いのではないでしょうか?
伊達家との関わりの中で、うららも少しずつ成長していきます。
一世一代の大決心
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
うららの人生はまだまだこれからです。
幸せになってほしいですね
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
4、なぜ『ハレ婚。』は女性におすすめなのか?女性目線で3つの魅力を紹介します!
魅力的なキャラクターたちを紹介したところで、次は『ハレ婚。』の作品自体の魅力を説明していきましょう!
今回は女性でも楽しめる3つの理由を、女性目線からお届けします!
4-1 女性作者ならでは?青年誌でありながら女性誌でも通用しそうな美麗な作画!
『ハレ婚。』作者のNON先生は、女性です。
そのためか、作画が女性誌でも通用しそうなほど綺麗で、髪のツヤベタやまつげの描き込みもとても細かいですね。
女キャラの心理描写も的確
(NON『ハレ婚。』8巻/講談社 より引用)
また、エロ漫画によくある『構造的にありえない女体』描写もほとんどありません。(ありえない女体、女性は萎えるんですよね)
適度に肉付きのある綺麗なラインをしているので、これも女性作者ならではかもしれませんね。
各キャラの魅力を見事に描き分けています
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
もちろん男キャラもかっこいいですよ!
ピアノを弾く龍之介
(NON『ハレ婚。』9巻/講談社 より引用)
ちなみに、構成の手塚だいさんはNON先生の旦那様だとか。
夫婦共同でこの『ハレ婚。』をつくっていると思うと、また見る目が変わってきますよね。
男性目線に偏ることも、女性目線に偏ることもない。
それもまた、『ハレ婚。』の魅力の1つでしょう。
ちなみに、作中にはこんなシーンも……。
ひょっとして作者の旦那様の声でしょうか?(笑)
(NON『ハレ婚。』16巻/講談社 より引用)
4-2 エロいだけじゃない!各キャラのストーリーが切なくて泣ける!
『ハレ婚。』にはエロシーンがふんだんに盛り込まれています。
でも、見所はエロシーンだけじゃありません!
実は、要所要所で切ないストーリーをはさんでいて、読者を泣かせにかかってくるんです!
たとえば、ハレ婚を反対する小春父と小春のエピソード。
小春の父親は自分のせいで娘が嫌々ハレ婚していると思っています
(NON『ハレ婚。』7巻/講談社 より引用)
龍之介のおかげで小春は父親の思いを知ります
(NON『ハレ婚。』7巻/講談社 より引用)
まどかが自分の道を決めたエピソード。
まどかの苦悩に共感する女性も多いはず
(NON『ハレ婚。』9巻/講談社 より引用)
龍之介のピアノを聞いて涙を流すまどか
(NON『ハレ婚。』10巻/講談社 より引用)
うららの最初で最後の初恋エピソード。
うららが恋する相手とは……
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
ピュアな涙に切なくなります
(NON『ハレ婚。』12巻/講談社 より引用)
過去を断ち切ったゆずが本当の意味で伊達家の一員となったエピソード。
ゆずが下した大きな決意とは……
(NON『ハレ婚。』14巻/講談社 より引用)
ゆずと小春の関係性に泣けます……
(NON『ハレ婚。』14巻/講談社 より引用)
どのエピソードもキャラクターたちの繊細な情緒が描かれていて、これぞまさに女性作者ならでは!
まさに、女性読者にこそすすめたいポイントです!
4-3 「恋愛もの・家族もの・女同士の友情もの」すべてが詰まっている!
『ハレ婚。』はハーレム婚という特殊な設定から、「恋愛もの・家族もの・女同士の友情もの」のすべてを堪能することができます。
というのも、普通なら順番が逆ですが、小春と龍之介は結婚してからやっと恋愛関係を築いていきます。
しかしそれはまさに亀の歩み……3歩進んだと思ったら2歩さがる状態。
ハレ婚ですからね
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
また、ハレ婚だからこそ、抑えなければいけない感情もあります。
当たり前のことすら望んではいけません
(NON『ハレ婚。』8巻/講談社 より引用)
当然、嫁同士の嫉妬や独占欲、優越感といったドロドロした感情も見逃せません。
バッサリ
(NON『ハレ婚。』4巻/講談社 より引用)
ハッキリ言われるならまだいい方で……。
誕生日ケーキがゴミ箱に……(でもこれは小春も悪い!)
(NON『ハレ婚。』8巻/講談社 より引用)
3人の妻たちがどのように折り合いをつけていくか、関係性を構築していくか……それは新しい家族の形の模索であり、女同士の友情の芽生えでもあります。
4人はどんな家族になっていくのか……。
(NON『ハレ婚。』6巻/講談社 より引用)
妻同士の友情は……?
(NON『ハレ婚。』14巻/講談社 より引用)
『ハレ婚妻』という、普通ではありえない形でつながった小春・ゆず・まどか。
けど3人には【同じ男を愛している】という究極の共通点があります。
それが吉と出るか凶と出るか……。
ぜひ、読んでみて確かめてくださいね。
5、まとめ
今回は主に女性に向けて、
- 『ハレ婚。』のおおまかなあらすじ
- 伊達家で生活を共にする主要キャラ+α
- 女性が楽しめる3つのポイント
をお話ししました。
エロシーンも多いので抵抗のある人もいるかもしれませんが、綺麗な絵柄や繊細な心理描写は女性向けといっても過言ではありません!
また、ただのハーレム漫画ではなく、結婚というものについて考えさせられるのもこの漫画の魅力だと思います。
私は一夫多妻制を否定も肯定もしませんが(もちろん日本ではダメですが)、「もし自分だったら……?」と考え込んでしまいました。
家事や育児を分担できるし、仕事もやめなくていい。
それ以上に、ハレ婚だからこそ救われる人もいるかもしれません(実際それを狙ったキャラクターも登場します)。
作中、龍之介が「僕には3人とも必要なんだ」と言っていたのも、単純に物足りないからではなく、小春・ゆず・まどかの3人だから必要なんだと納得できました。
連載がすすむなかで、伊達家も少しずつ形をかえていきます。
今後伊達家がどうなるか……それはまだわかりませんが、今もっとも続きが気になる漫画の1つであることは間違いありません。
まさに読んで損はナシ!
『ハレ婚。』が気になっている人は、ぜひコミックスを読んでみてくださいね。
(NON『ハレ婚。』7巻/講談社 より引用)
ayame
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