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『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の百合×バトル×研究の魅力を紹介!二人の少女が世界を変えていく物語

どうも。マンガフルライターの相羽です。

以前から百合作品の記事を書かせて頂くことが多く、これまでこのような記事を書かせて頂いておりました。↓

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一時は百合漫画ソムリエっぽいと言われたことも、あったとか。

そんな私から、今回ぜひとも紹介したい、今一推しの百合作品があります。

そう、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』、通称『転天』です。

この記事は、

 

  • アニメ放映中だけど、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』ってどんな作品か知りたい! と思ってる
  • 最近の面白い百合作品についての情報を探している
  • もともと『転天』が好きで改めて見どころなどを共有したい

 

そのような人におすすめです。

それではさっそく、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の魅力を力説していってみたいと思います。

 

目次

1、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』ってどんな漫画?

著者 漫画・南高春告/原作・鴉ぴえろ/キャラクターデザイン・きさらぎゆり
出版社 KADOKAWA
掲載雑誌 電撃マオウ
掲載期間 2020年~
巻数 既刊4巻
ジャンル 王宮百合ファンタジー

最初は原作小説の鴉ぴえろ先生が「小説家になろう」で執筆していたWEB小説です。その後、きさらぎゆり先生をキャラクターデザインにむかえての富士見ファンタジア文庫からのライトノベルとしての刊行、南高春告(なだかはるつぐ)先生による漫画版(コミカライズ)の連載などを経て人気となり、2023年にはアニメ化もされている、今、勢いがある作品です。

以下、「マンガフル」は漫画メディアなので、基本的に漫画版を中心に語っていくことをご了承頂けたらと思います。

幼い頃に前世の記憶を思い出したパレッティア王国の王女アニスフィアは、この世界でなら前世の頃に憧れていた魔法を使うことができる! と胸を高鳴らせるのですが。

しかし、彼女は生来的に魔法を使うことができませんでした。

それでも願った「不可能を可能にする」魔法使いとして、自分自身があるために。アニスフィアは魔法科学、通称「魔学」という独自の研究体系を追求し、数々の魔道具を開発。その常人とは異なる奇想天外・自由奔放な生き方に、いつしか「キテレツ王女」と噂されるようになっていました。

ある夜。魔女箒の飛行実験をしていたアニスフィアは空中で制御を失い、国立貴族学院のパーティにて公爵令嬢のユフィリアが婚約者のアルガルドから婚約破棄を突きつけられている場面にうっかり乱入してしまいます。

ショックで茫然自失としているユフィリアを前にして、アニスフィアは生来の彼女の気質か、ただ放っておけなかったのか、あるいは運命の導きだったのか、ユフィリアをその場から攫(さら)うことを決断・実行します。

 

物語のはじまりを感じさせる、象徴的なシーンです。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』1巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

以後、婚約破棄にともないこれまで築いてきたものの全てを失ったユフィリアは、アニスフィアの助手として生きていくことになるのですが……

アニスフィアとユフィリアの出会いをきっかけに、運命が回りはじめ、二人の生き方が、国が、世界が変わっていきます。

アニスフィアとユフィリアの百合恋愛の関係の進展、国を脅かす敵とのバトル、王宮での内政劇、魔道具開発で世界を変えていく興奮、などなど……様々な面白さを盛り込んだ、超熱量のエンターテイメント作品です。

 

2、破天荒な転生王女とクールな天才令嬢!メインキャラクター二人を紹介

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』にはかなり沢山のキャラクターが登場するのですが、今回はイントロダクション的な記事ということで、メインキャラクター中のメインキャラクター、アニスフィアとユフィリアに絞って紹介させて頂きます。

 

2−1 「アニスフィア・ウィン・パレッティア」魔道具開発で世界を変えていく融通無碍で転生者な王女

アニスフィア・ウィン・パレッティア。愛称は「アニス」。

 

自由。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』1巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

パレッティア王国の第一王女。

魔法に焦がれるものの、自分自身は魔法を使うことができない、”誰よりも魔法を愛し、魔法に愛されなかった天才”

魔法が使えないからこそ、”魔法と同じような効果を、或いはそれを超える魔法の道具”を生み出すことに行き着き、魔法科学、通称、「魔学」を編み出し求道しています。

その奇抜な生き方から「キテレツ王女」と呼ばれることも。

転生者でもあります。異世界転生もの作品の流行の中、近年の作品では様々なパターンの「転生」が描かれていて「転生」という語の定義も難しくなってきてますが、アニスフィアは前世での記憶を思い出してるタイプの転生者です。

研究のための素材を入手するために、自ら素材狩りを行うことも。自分で開発した特殊剣・マナ・ブレイドを使用した独自の剣術を使い、王女だけどギルドに登録していて「狩猟の略奪姫(マローダー・プリンセス)」と異名を誇る金級認識票(ゴールドランク)の冒険者だったりもします。

自分の最初の想いを諦めない。

不可能を可能にする、純粋な願いと、歩みをやめない行動力を持っている人間です。

 

2−2 「ユフィリア・マゼンダ」婚約を破棄されたのをきっかけにアニスフィアの助手になった天才令嬢

ユフィリア・マゼンダ。愛称は「ユフィ」。

 

婚約破棄された直後ということもあり、物語冒頭では憂いがあります。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』1巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

パレッティア王国の有力貴族マゼンダ家の公爵令嬢で、才色兼備です。

次期国王とされるアルガルド(アニスフィアの弟でもあります)と婚約関係にあって、次期王妃の立場として克己の人生を歩んでいたのですが。

婚約者のアルガルドから婚約破棄を突きつけられたタイミングでアニスフィアに攫われ、以後、彼女の助手となることに。

自由奔放なアニスフィアに惹かれ、少しずつ彼女の隣が居場所になっていきます。

婚約破棄を契機に次期王妃としてのこれまで積み上げてきたものが崩れさった後、自由に生きるアニスフィアを鏡として自分を映すうちに、否応なく「自分が本当に求めているもの」について考えさせられていく少女。

婚約破棄のショックもあって序盤では脆さも覗かせますが、徐々にとても芯が強い人間であることが描かれていきます。

魔法に関しては本当の天才で、使える魔法属性の適性数は歴代一とも言われています。

そんな、周囲からは破格の評価を得ながらどこか自分自身とズレが生じていた彼女が、少しずつ前向きに変わっていく過程が本作では描かれます。

 

3、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の3つの魅力~百合ありバトルあり魔道具開発ありのユニークな作品

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』は、様々な要素がかけ合わさって、独特の面白さを作り出しているユニークな作品です。

短い記事ですべては語り尽せませんが、とりあえず主要な要素、

  • 百合
  • バトル
  • 魔法科学(魔学)の研究

 

の3つに注目しつつ、本作の魅力を紹介していってみようと思います。

 

3−1 孤立した少女と自由な少女が惹かれあう描写&同衾〜百合作品のオーソドックスを押さえている

まずはシンプルに百合を要素としてプッシュしている作品として、高水準の百合的な魅力に溢れた作品である点をあげたいと思います。

初めて同じベッドで寝るといった、ある意味あざといというか、そのような定石を押さえてる百合百合しい場面もあります。

 

最初は物理的に少し距離があるまま同じベッドに入り、心が触れ合うような会話をしているというよいシーンです。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』1巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

ユフィリアがアニスフィアに膝枕をしてあげるといった、定番のシーンがあったりも。

ただ、膝枕の場面に関しては、どちらかというと普段クールで奥手な感じのユフィリアが膝枕だなんて! というキュンとする要素の他にも、けっこうストーリー上も大事なシーンだったりもするので、後で少し触れさせて頂きます。

 

3−2 王女が魔物をメッタ斬りの戦闘シーンは痛快〜バトルアクション作品としても惹きつけられる

序盤の大きいイベントに、魔物の群れが王国に向かってくる「スタンピード」という出来事があるのですが。

迫るモンスターの大群に対して、アニスフィアが先陣で戦います。

その時のバトルアクションシーンが、少年漫画のバトルもの作品か! というノリでカッコいいです。

 

この後魔物の群れに突撃して、わりとメッタ斬りにします。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』2巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

王宮という落ち着いた場所での百合とか人間関係劇とかいったパートを面白く描きつつ、時にバトルアクションありまくりの「動」のパートに突入する熱さも、本作の魅力です。

 

3−3 魔道具開発パートの基礎研究も視野に入れて魔法科学の体系を追求していく姿勢が熱い

魔法科学、通称「魔学」を探究して、それまで世界になかった製品を開発するなど、研究で世界を変えていくというのも本作の特徴の一つなのですが、この研究パートがかなり濃いです。

作中の「魔学」のイントロダクション的に、アニスフィアがユフィリアに講義を行うシーンでも、この世界における「魔法」に関して、表面的な理解と深層的な理解の層があるということが出てきます。アニス様は深層の原理まで探究するタイプ。熱いです。

 

表層的な現象の理解にとどまらず、深層の原理を追う姿勢があります。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』1巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

私事で恐縮ですが、ライターはかつて研究者志望だったので、このような世界の謎を解き明かす! というノリの魔学研究パートには、燃えるものを感じたりします。

しかもアニスフィアは(実際に製品を開発するなど)対外的に分かりやすい応用研究のみならず、基礎研究(理論の構築・探究など)もやってますからね。目立たなくとも土台となる研究の大事さが分かってるというのは、好感度が高いです。

このあたりは、研究というけっこう地味なイメージもあるいとなみで、着実に世界が変わっていくという、静かな熱のようなものを感じながら読んでみて頂きたい部分です。

 

4、自由に戸惑うユフィリアがアニスフィアと並ぶために変化していく丁寧な人間関係描写を語ってみる

本節では、さらに『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の魅力を深掘りするために、婚約破棄にともなって訪れた自由に思いがけず戸惑うユフィリアが、アニスフィアと並び立つために変化していく漸進(ぜんしん)的な人間関係描写について語ってみます。

この一連の丁寧な流れの中に、本作の真髄が表現されていると思っております。

ユフィリアに焦点をあてて、物語の進行に合わせた心のプロセスを追うという本節の形式上、以下には序盤のコミックス3巻までのある程度のネタバレが含まれます点をご了承頂けたらと思います。

 

4−1 ユフィリアは婚約破棄にともなう自由に戸惑い、アニスフィアは彼女の本来性を尊重して見守る

アルガルドに婚約破棄を突きつけられたところを、アニスフィアに連れ出された後、ユフィリアは傷心なのもさることながら、かなり自分自身というものについて戸惑う、一種のアイデンティティクライシスを経験する状態となります。

ユフィリアはこれまでの「居場所」(アルガルドの婚約者としての「役割」)が一度壊れてしまったので、新しく自分自身の「居場所」を自分で見つけて、つくっていかなくてはならないという状況です。とはいえ中々に難しく、いわば自由に戸惑ってしまう状態にしばらくなります。

ユフィリアは王女・アニスフィアのメイドのイリアに「重症」とまで評されてしまいます。

これまで、あまりにも「役割」にこたえるためだけに生きてきたユフィリアは、他に生きる指針をすぐに見出したりもできずに、王女(本来命令する権限はある)でもあるアニスフィアに「もっと役割を…」「だから…ッ」「だから命じてくださいッ」とまで言いかけてしまうので、確かに重症です(笑)。

そんなユフィリアに対して、アニスフィアは「本当にやりたいことが見つかる日まで」(ユフィリアを)「自由にする」、と言います。

 

あなたを自由にする、ということ。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』2巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

ここが本作のとても好きなところなのですが。

微妙なニュアンスなのですが、伝わりますでしょうか。アニスフィアは何でもかんでもアニスの方から働きかけて一方的にユフィリアを「救ってやる」といった態度はとらないのです。

第一話こそ、(物語上の)シンボルとしてユフィリアを物理的に閉じた場所からアニスフィアが連れ出すというエピソードでしたが。

その後は、アニスフィアはユフィリアが自分で(心理的に)閉じた場所から出てくるのを待つ、というスタンスをとるのです。

こちらの方が、その人(この場合はユフィリア)の自主性、本来性を大事にしている。他者を尊重している感じがするのは私だけでしょうか。

 

4−2 ユフィリアが元婚約者にもしなかった膝枕をアニスフィアに〜心が少しずつ自由になってゆく

やがて時間がたち、いくつかのイベントを経て、ユフィリアの心は少しずつ自由になっていきます。

人は何かを得ることで前進すると思い込んでいることが多いのですが、実は、何かを手放すことで前進することの方も多々だと思ったりします。

固定観念となっているようなもの。本人が理性で自分にとって大事なものだと自分自身を無理やり説得してるような類のもの。

そういうものほど手放してみると、スっと軽くなって、本来の自分。自分の本当の「たましい」のようなものが素直に出てくるようになったりします。

ユフィリアが変わったのが印象的に描かれているのが、序盤の名シーンの一つ、アニスフィアに膝枕をしてあげるシーンです。

 

膝枕のシーンはけっこう長く描かれ、ユフィリアの心の動きが描写されます。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』2巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

アルガルドの婚約者として自分で自分に制限をかけていた頃はできなかったのに、心が自由になってきたら、してあげるのもまんざらじゃなくなっていた。

無理してアルガルドの婚約者として「務めて」いた頃よりも、このシーンのユフィリアの方が、自然な彼女らしさが出はじめているという、名シーンだと思います。

空っぽになったところに、アニスフィアがいた。ユフィリアにとって、アニスフィアの存在が大きくなっていきます。

 

4−3 ユフィリアがアニスフィアと並び立つのとバトルクライマックスが重なるVSドラゴン戦が熱い

そうして、徐々に心が自由になってきたユフィリアはついにアニスフィアと並び立ちます。

婚約破棄を突きつけられて傷心だったユフィリアの立ち直り&アニスフィアと対等な関係でありたいという願いの成就。

そういった、これまでの「タメ」を解放してアニスフィアとユフィリアが並び立ち、共同戦線を展開する序盤のクライマックス、VSドラゴン戦はめちゃめちゃ熱いです。

 

「対称」な関係で同じ方を向いて共に戦うということ。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』3巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

ユフィリアの心理的な自由度の向上と、躍動的なバトルのアクションがシンクロして、テンションが上がります。

 

VSドラゴン戦では空中戦アクションも。

(『転生王女と天才令嬢の魔法革命』3巻 南高春告・鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA より引用)

 

ここの左下のところ。普段はおしとやかな様式(モード)を纏っているユフィリアが狙撃手(スナイパー)みたいな目をしていて(しかも上下反転アクション)、めっちゃ好きなコマです。

こういうユフィの激しさって、もともと彼女にあったものだと思うのですよね。

それが、この節でみてきたプロセスで解放されて、バトルクライマックスのVSドラゴン戦で十分に発揮されていると。

ブロックが外れて、本来性を開花させていく女子はイイものです。

この熱いVSドラゴン戦の終盤に関しましては。

女子同士の関係性を描く百合漫画……というか、なんか別の漫画読んでるのかな!? という大技も出て盛り上がるので。

ぜひ、実際に手にとって読んでみてください!

 

5、まとめ

今回の記事では、

新鋭の百合ファンタジー漫画『転生王女と天才令嬢の魔法革命』に関して、

 

2人の主要登場キャラクター、アニスフィアユフィリアを紹介させて頂いた上で、

 

  • オーソドックスな百合作品として二人の関係性の進展を見守りながら読むのもヨシ
  • 痛快なアクションを堪能しながら少年漫画のバトルものを読むようなテンションで楽しむのもヨシ
  • 魔法科学の探究パートで基礎研究&応用研究で世界を変えていく高揚を感じてみるのもヨシ
  • そして、丁寧な心理描写の積み重ねの果てにユフィリアとアニスフィアの共同戦線が炸裂する序盤のクライマックスのVSドラゴン戦で盛り上がるのもヨシ

 

な感じで作品の魅力を紹介させて頂きました。

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』を読むと、何かしら前向きな気持ちになれること請け合いです。

ぜひ、実際に読んでみて、本作の迸(ほとばし)るエネルギーを受けとってみてください。

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』は現在(2022年9月時点)、雑誌『電撃マオウ』の他ComicWalker(コミックウォーカー)とニコニコ漫画で、WEBでも読むことができます。↓

 

ComicWalker(コミックウォーカー)で読む

ニコニコ漫画で読む

 

今回の記事がきっかけで、この熱くて面白い漫画に触れて頂けたら、一『転天』ファンとしても、たいへん喜ぶのでありました。

 相羽裕司(あいばゆうじ)

ご購入は各種電子書籍販売サイトなどで↓

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』は原作小説も面白いです↓

「マンガフル」では主に「考察」記事や「取材」記事を執筆させて頂いております。

ピンとくるコラムなどがありましたら、タイミングが合った時に読んで頂けたら喜びます~。↓

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