こんにちは、「好きな漫画は?」という問いあれば、『ゴールデンカムイ』と答えるマンガフルライター中山今ですッ!
さて、『ゴールデンカムイ』が全話無料になりましたねッ・・・!
【最終章開幕戦言!!】
皆様、お待たせいたしました。
本日発売の週刊ヤングジャンプ35号、
クライマックス突入センターカラーで『#ゴールデンカムイ』第285話掲載中です!!さらに本日7/29(木)から9/17(金)まで、空前絶後の全話無料大開放決定!!
詳細は下記よりご確認を!↓https://t.co/5jrT0IbLiM pic.twitter.com/So74sxHZTi— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) July 29, 2021
最終章に入る前の大盤振る舞い。金カム人口が増え、さらに盛り上がることと思われます。
黙ってられねエ!『ゴールデンカムイ』について語らせてくれッ!
『ゴールデンカムイ』の魅力は多々ありますが、今回は特に バトルシーンを選んで語りたいと思います。
なにせひとくちにバトルと言っても、「闇鍋ウエスタン」の異名を誇る本作では様々なジャンルのバトルがあるッ!!!バトルのカッコよさも含め、種類豊富なバトルを語りたいッ!!!
本記事ではライターが
- 『ゴールデンカムイ』26巻までの内容から
- 10のテーマに沿って
- バトルシーンを2つピックアップ!
- チョイスしたバトルの見どころや周辺情報
をお伝えしたいと思います!
なお選別した10テーマは以下の通りッ!
- 圧倒的迫力ッ!重量級バトル
- 数がぶつかる!集団戦バトル
- 技術に惚れる!テクニカルバトル
- 野生に抗うッ!対動物バトル
- 珍バトル環境!ギミックアクションバトル
- 戦慄する狂気!サイコパスバトル
- 暴力で交わる!交流としてのバトル
- 暴力なしでも!精神のバトル
- いろいろ危険!フリチンバトル
- 理想のために!頭領のバトル
既存ファンも新規ファンも!バトルのカッコよさに打ち震えようゼッ!!!
なお、本記事はカッコよさに震えるためにネタバレが含まれます。
読んでない方はぜひとも無料で読もう!9/17までだよッ!
それではまず、ざっとあらすじも振り返っておきましょう。
目次
- 1、『ゴールデンカムイ』ってどんな漫画?
- 2、『ゴールデンカムイ』ベストバウト20ッ!バトルシーンと見どころ解説!
- 2-1、圧倒的迫力ッ!重量級バトル【牛山辰馬vs杉元佐一】【谷垣源次郎vsキロランケ】
- 2-2、数がぶつかる!集団戦バトル【第七師団vs網走囚人】【長倉新八vs馬吉一味】
- 2-3、技術に惚れる!テクニカルバトル【鯉登音之進vsキロランケ】【尾形百之助vsヴァシリ】
- 2-4、野生に抗うッ!対動物バトル【二瓶鉄造vsレタラ】【若山輝一郎vs赤毛クマ】
- 2-5、珍バトル環境!ギミックアクションバトル【稲妻(坂本慶一郎)vs第七師団】【杉元白石vs江戸貝月島】
- 2-6、戦慄する狂気!サイコパスバトル【杉元佐一vs松田平太】【宇佐美時重vs智春少年】
- 2-7、暴力で交わる!交流としてのバトル【杉元佐一vs辺見和雄】【杉元佐一vs 岩息舞治】
- 2-8、暴力なしでも!精神のバトル【関谷輪一郎vs門倉利運】【クマvs姉畑支遁】
- 2-9、いろいろ危険!フリチンバトル【杉元一味vs都丹庵士一味】【鯉登&月島&谷垣vs岩息】
- 2-10、理想のために!頭領のバトル【土方歳三vs渋川一味】【鶴見篤四郎(第七師団)vs網走囚人】
- 3、まとめ。『ゴールデンカムイ』は変化に富んだバトルがむちゃくちゃ楽しい
1、『ゴールデンカムイ』ってどんな漫画?
著者 | 野田サトル |
出版社 | 集英社 |
掲載雑誌 | 週刊ヤングジャンプ |
掲載期間 | 2014年38号~ |
単行本巻数 | 既刊26巻(2021年8月現在) |
ジャンル | バトル・歴史・文化・群像劇 |
『ゴールデンカムイ』は野田サトル先生が週刊ヤングジャンプで連載をしてる青年マンガです。
明治時代の北海道。
主人公杉元は、日露戦争で「不死身の杉元」のあだ名をつけられた元兵士。
目を患った故郷の幼馴染、梅子の治療費を得るために、北海道で砂金堀をしていました。
そこに降ってわいた「とてつもない量の金塊」の噂!
噂を真実だと言うアイヌの少女アシリパとの出会い!
杉元はアシリパと組み、金塊に群がる離反軍人や元新選組、ロシアゲリラと血みどろの戦いに身を投じますッ・・・!
「ゴールデンカムイ」カラー版1 巻 野田サトル/集英社 より引用
「闇鍋ウエスタン」の異名を誇る、面白さ全部盛りの痛快エンターテインメント!
ひとつの作品に様々なジャンルを盛り込み、
- バトル
- 歴史
- 狩猟
- アイヌ文化
- ロードムービー
など、 「おもしれえと思ったものがすべて見られる」超娯楽作品 です。
本記事では豊富なジャンルの中でも特に「バトル」についてピックアップ。
金塊を巡る血みどろのバトルはそれだけで燃えますが、『ゴールデンカムイ』では
- 正統派、力と力のぶつかり合いバトル
- 人数が大量の戦争・抗争バトル
- なぜかフリチンでやるバトル
など、実に多彩なバトルが楽しめます。
ぜひとも!血沸き肉踊る『ゴールデンカムイ』のバトルの世界を堪能してくださいッ!
2、『ゴールデンカムイ』ベストバウト20ッ!バトルシーンと見どころ解説!
この項では以下の構成で『ゴールデンカムイ』のバトルについて語っていきますッ!
- バトルジャンル×10
- ジャンルごとのピックアップバトル×2
- ピックアップしたバトルの登場巻や解説
ライターの選り抜きベストバウト20!ぜひご覧ください!!!
2-1、圧倒的迫力ッ!重量級バトル【牛山辰馬vs杉元佐一】【谷垣源次郎vsキロランケ】
重量こそパワー!力と力でタイマンする熱気は見ごたえ抜群!
まずは 壁もぶち破る力と力のぶつかりがアツい【牛山vs杉元】 !
「ゴールデンカムイ」 6巻 野田サトル/集英社 より引用
6巻第53話「不敗の牛山」より。
金カム随一の重量級 【不敗の牛山】と主人公にして作中イチのバーサーカー【不死身の杉元】の取っ組み合いッ!
洋風ホテルの壁、床を破壊しまくるパワーバトルは王道のアツさ!
そして自分の家族を傷つけた者への重み【谷垣vsキロランケ】。
「ゴールデンカムイ」 19巻 野田サトル/集英社 より引用
19巻第186話「忘れ物」より。
元第七師団の阿仁マタギ、谷垣源次郎がロシア少数民族パルチザン、キロランケに渾身のぶちかまし!
アイヌの女性インカラマッと家族になることを誓っている谷垣。そのインカラマッに重傷を負わせたキロランケ。
怒りの体当たりは体重以上の重み・・・!
2-2、数がぶつかる!集団戦バトル【第七師団vs網走囚人】【長倉新八vs馬吉一味】
人数と人数がぶつかる集団戦は映画的な迫力あるバトル!!
まずは戦争映画のごとき【第七師団vs網走囚人】!
「ゴールデンカムイ」 14巻 野田サトル/集英社 より引用
14巻第133話「700人の凶悪犯」より。
銃、ヒト、ヒト、血、そして残忍な高揚。
北鎮部隊・第七師団vs日本最高の凶悪犯がひしめく網走監獄囚のぶつかり合い。
700人を超える人数と飛び散る血しぶきが圧巻ッ!
そして西部劇的チャンバラ無双!【永倉vs馬吉一味】
「ゴールデンカムイ」 6巻 野田サトル/集英社 より引用
6巻第59話「雪原の用心棒」より。
土方歳三をして「バカだが太刀筋だけは美しい」と言わしめた元新選組・永倉新八のチャンバラ!
町を二分するヤクザの抗争。用心棒として雇われた土方歳三&永倉新八がヤクザをなぎ払う!
小柄・老齢ながら、並み居る烏合の衆をバッタバッタと斬りまくる長倉新八の剣豪ぶりが爽快!
2-3、技術に惚れる!テクニカルバトル【鯉登音之進vsキロランケ】【尾形百之助vsヴァシリ】
磨き上げた技術に唸るテクニックが光るバトル!
ますは空中斬り!かっこよさが異次元突破【鯉登vsキロランケ】!
「ゴールデンカムイ」 19巻 野田サトル/集英社 より引用
19巻第190話「明日のために」より。
剣の達人、第七師団鯉登少尉が元工兵・キロランケの手投げ弾を一閃!
なお、鯉登少尉は直前に月島軍曹と谷垣源次郎の負傷を受け「部下を傷つけた」と激怒。
激情にかられながらの正確な剣技に、何人の鯉登ファンが斬られたことか・・・ッ!
そしてあまりにもシブい沈黙と忍耐の狙撃手バトル【尾形vsヴァシリ】。
「ゴールデンカムイ」 17巻 野田サトル/集英社 より引用
17巻第163話「指名手配書」より。
元第七師団にして中央政府の手先・最強狙撃手尾形百之助vsロシア警備隊の凄腕狙撃手・ヴァシリの狙撃戦。
狙撃は一撃必殺。撃ち漏らせば自分が撃たれる。そのため作中時間にして一晩・実際のページ数にして9ページにわたる思考の読み合いが展開。
プロフェッショナル同士の探り合いは緊迫のひとこと。執念のあまり、この後尾形は体調を崩す・・・
2-4、野生に抗うッ!対動物バトル【二瓶鉄造vsレタラ】【若山輝一郎vs赤毛クマ】
『ゴールデンカムイ』と言えばVS巨大動物!野生と戦う荒々しさに燃える!
まずは「エゾオオカミが最後に見る猟師になりたい」と願った二瓶の死にざまに胸を打たれる【二瓶vsレタラ】!
「ゴールデンカムイ」 4巻 野田サトル/集英社 より引用
4巻第29話「老人と山」より。
最後のエゾオオカミを狙う猟師・二瓶とエゾオオカミ・レタラの戦い。
最終的に二瓶にとどめを刺したのはレタラの”つがい”だった。しかし二瓶は野性との戦いに満足して死んでいく。
『ゴールデンカムイ』の雪深い山と野性の力強さに美しさすら感じるエピソード。
そしてヤクザと野性!長ドスでクマを撃退【若山vs赤毛クマ】
「ゴールデンカムイ」 7巻 野田サトル/集英社 より引用
7巻第69話「脱出」より。
刺青の囚人でありヤクザの親分若山輝一郎。手下(男)と痴話喧嘩をしてギャグキャラ扱いされていますが、「商売敵を斬りまくってのし上がった」武闘派らしくクマを撃退!
クマがアシリパが毒矢で弱っているタイミングではありますが、長ドスでクマの鼻先を叩き落とすのはさすが。この後、若山はクマの逆襲に遭い壮絶な死を迎えます。
2-5、珍バトル環境!ギミックアクションバトル【稲妻(坂本慶一郎)vs第七師団】【杉元白石vs江戸貝月島】
戦いの舞台が凝ってるバトルも『ゴールデンカムイ』の見どころ!
まずは入り組んだ建物の中での3Dアクションが見ごたえたっぷり【稲妻vs第七師団】
「ゴールデンカムイ」 11巻 野田サトル/集英社 より引用
11巻第105話「夏の虫」より。
刺青の囚人・「稲妻」坂本慶一郎の刺青を巡って第七師団と交戦!
見どころは1日に200キロを走るという稲妻の跳躍×建て増しで階層が増えた油問屋内での3Dアクション。
容赦ない砲弾の雨を浴びせる第七師団。それをかいくぐって飛び回る稲妻!立体的なアクションに興奮するバトルです。
また爆走するトロッコアクションが楽しい!【杉元&白石vs江戸貝&月島】
「ゴールデンカムイ」 8巻 野田サトル/集英社 より引用
8巻第79話「大非常」より。
インディージョーンズばりのトロッコチェイス!
夕張の炭鉱に逃げ込んだ「刺青の贋作師」江戸貝&護衛の月島軍曹vs刺青を追う杉元&白石のバトル。
別で追いかけてきた尾形による「銃でポイント切り替え」の離れ業や炭鉱大爆発など、見て楽しいアクション回です!
2-6、戦慄する狂気!サイコパスバトル【杉元佐一vs松田平太】【宇佐美時重vs智春少年】
『ゴールデンカムイ』名物、寒気をもよおす狂気とのバトル。
まずは多重人格者の出す異様な剛力と戦う【杉元vs平太】。
「ゴールデンカムイ」 22巻 野田サトル/集英社 より引用
22巻第221話「ヒグマ男」より。
刺青の囚人、松田平太は多重人格のサイコパス。
人格のひとつ、「自らを罰するウェンカムイ(悪い神)」として杉元たちにも襲い掛かる!
普段は砂金堀りの非力な小男が、不死身の杉元と互角の戦いを繰り広げる剛力を発揮。
松田平太の「多重人格が分かるまで」はサスペンス仕立てになっており、スリラーとしても見ごたえのあるエピソードです。
そして金カム随一のスーパーサイコパス宇佐美の少年時代ドン引きエピソード【宇佐美vs智春少年】
「ゴールデンカムイ」 23巻 野田サトル/集英社 より引用
23巻226話「聖地」より。
第七師団上等兵、宇佐美の少年時代のエピソード。
柔道は強いがごく平凡な少年宇佐美が、虫のように親友・智春を殺める。智春への嫉妬と、生命への軽視によって。
牧歌的な田舎の風景と無邪気な少年たちのやり取りをたっぷり見せてからのこの惨劇。ライター個人的には作中イチの残虐シーンです。イチオシ(その意味で)
2-7、暴力で交わる!交流としてのバトル【杉元佐一vs辺見和雄】【杉元佐一vs 岩息舞治】
心身への過度の干渉、それが暴力。思い余って心にまで干渉するバトル!
まずは殺し合いはセックスなのか・・・?【杉元vs辺見】
「ゴールデンカムイ」 5巻 野田サトル/集英社 より引用
5巻第40話「ニシン御殿」より。
刺青の囚人であり、快楽殺人犯にして「無残に殺されたい」欲望を持つサイコパス・辺見和雄。
杉元に対し「この人に殺されたい」と願い、抗い、殺されていく様子はまるで片思いが成就したかのようにロマンティックな演出がされています。
なお辺見の度を越した変態ぶりはネットミームとしても大人気。また野田先生描きおろしの単行本告知などでもよく登場する愛されキャラです。
そして拳を交えて心情を吐露し、拳を介して赦しを伝える【杉元vs岩息】
「ゴールデンカムイ」 15巻 野田サトル/集英社 より引用
15巻第147話「トドを殺すな」より。
暴力で自己表現をしてきた刺青の囚人・岩息舞治と殴られ過ぎによりバーサーカー化した杉元のバトル。
アシリパを奪われたこと、幼馴染を救えていないこと、杉元の様々な後悔を拳で受け止め、返す岩息。
まるで暴力を介した懺悔室のよう。脱走囚人でありながら、岩息には牧師のような包容力を感じます。
2-8、暴力なしでも!精神のバトル【関谷輪一郎vs門倉利運】【クマvs姉畑支遁】
暴力だけが『ゴールデンカムイ』のバトルじゃない!精神力で戦うバトルもあるッ!
まずは生きるか死ぬかは運しだい。命をベットする緊張感【関谷vs門倉】
「ゴールデンカムイ」 18巻 野田サトル/集英社 より引用
18巻第175話「繭」より。
神はいったい誰を裁くのか?
敬愛する土方歳三を人質に取られた元網走監獄看守の門倉。刺青の囚人・関谷と運任せのデスゲームで対決することに。
土方救出のタイムリミットが迫る切迫感と、門倉と関谷の張りつめたやり取りが見どころ!門倉は毒を飲み、関谷の前に倒れます。
しかし関谷はその後、「度胸と経験が運命を引き寄せた」土方に斬られ絶命。なお門倉は持ち前のチートな悪運で生き延びます。
そして倒錯した赦しを求め、研究者はクマのお尻を狙う【クマvs姉畑】
「ゴールデンカムイ」 12巻 野田サトル/集英社 より引用
12巻第112話「ウコチャヌプコロ」より。
刺青の囚人の一人・姉畑支遁は野性の動物を犯して殺すことを繰り返す動物性愛者。
釧路のアイヌから動物殺害の濡れ衣をかぶせられた谷垣源次郎。谷垣の疑いを晴らすため&刺青確保のため、杉元とアシリパは姉畑捕獲に挑む。
姉畑の実践的かつ執念深い動物への迫り方が圧巻。
ただし姉畑の行動(獣姦)には歪んだ贖罪の精神がつきまとっています。
そのためヒグマを狙う最終目的として「(ヒグマと交われたなら)醜い私はこの世界とひとつになれる気がする」と吐露しています。
なおアニメシリーズで堂々たるカットをくらった問題シーンです(23巻アニメDVD同梱版にて映像化)。
2-9、いろいろ危険!フリチンバトル【杉元一味vs都丹庵士一味】【鯉登&月島&谷垣vs岩息】
ラッキースケベ・・・?と言いつつ防御が0なので実際危険、フリチンでのバトルです!
まずは暗闇の中でバトルする不利感とフリチンのギャグ味【杉元一味vs都丹庵士一味】!
「ゴールデンカムイ」 13巻 野田サトル/集英社 より引用
13巻121話「暗中」より。
温泉宿で入浴&作戦会議中、盲目の刺青の囚人・都丹庵士たちに襲われる!
【暗闇慣れした相手と暗闇で戦う】【武器ナシ・防御ゼロ状態】での不利なバトルに手に汗握りますが、それ以上にモザイクぎりぎりの陰影にも冷や汗をかくバトルです。
なお、本格的にまずい場合は「ベニテングダケ」や「白石由竹の顔」などが問題点を隠しているので安心です(安心)。
そしてサウナで戦うから裸!その必然はあったのかフリーダムフリチン【鯉登&月島&谷垣vs岩息】
「ゴールデンカムイ」 13巻 野田サトル/集英社 より引用
15巻第146話「ロシア式蒸し風呂バーニャ」より。
刺青の囚人、岩息をロシアの雪の森で追跡する最中、猛獣クズリと遭遇した鯉登、月島、谷垣。
たまたま目についた小屋に逃げ込んだはいいが、そこは”世界一熱いサウナ”と呼ばれるロシア式サウナ、バーニャであった!
耐え難い暑さ!ヤバい!では脱ぐ!という鉄壁の合理性によるギャグ回。
しかしながら↑の画像で全員が振り回している「ヴェニク」によりさらにサウナの体感温度が上昇。ガマンバトル・・・と言えばいいのかもしれない。
2-10、理想のために!頭領のバトル【土方歳三vs渋川一味】【鶴見篤四郎(第七師団)vs網走囚人】
戦乱の頭領たちのバトルは凄みのあるカッコよさ!
まずは従わぬ者は切り捨てる!【土方一味VS渋川一味】!
「ゴールデンカムイ」 3巻 野田サトル/集英社 より引用
3巻第21話「亡霊」より。
ならず者の渋川一味を仲間に引き入れようとした土方一味。
協力の交渉が決裂し、即「皆殺し」を選択。ウィンチェスターライフルと日本刀をふるう土方の雄姿!!
『ゴールデンカムイ』の土方歳三は、元新選組にしてアイヌや少数民族を束ねた北海道独立を企てる幕末の亡霊。
目的達成のための冷血な判断力と行動力に震える・・・!
そして『ゴールデンカムイ』の戦争の象徴、【鶴見中尉(第七師団)vs網走囚人】!
「ゴールデンカムイ」 14巻 野田サトル/集英社 より引用
14巻第133話「700人の凶悪犯」より。
金塊のありかを知るのっぺら坊とアシリパを確保するため、網走監獄を襲撃した第七師団。
看守・門倉により監獄の扉が開け放たれ、700人もの最凶の囚人たちが第七師団に襲い掛かる!
しかしながら鶴見中尉は日露戦争旅順攻囲戦にて203高地を占領した最強師団・第七師団の小隊長。
北海道に独立した鶴見中尉の独裁軍事政権を築き、戦争遺児や戦災未亡人に仕事を与える国家を築こうとしている。
その目的のためならば虐殺もいとわぬ、狂気の指揮官ぶりに戦慄する・・・!
3、まとめ。『ゴールデンカムイ』は変化に富んだバトルがむちゃくちゃ楽しい
この記事では以下の内容をまとめました。
- 『ゴールデンカムイ』の様々なジャンルのバトル×10
- ジャンルごとにピックアップしたバトル×2
- ピックアップしたバトルの登場回&解説
お楽しみいただけましたら幸いです。
しかし本当は話し足りねえッ・・・・!ベストバウト20なんて甘え!
本当は本当は!!【海賊vs杉元】の水中バトルとか!もはやギャグ枠【ソフィアvs虎】とか!!【月島スチェンカ】とかッ!!!!!もっといろいろとカッコいい・面白いバトルがあってッ!!!!!!!
(ちょっとクールダウン)
えー、『ゴールデンカムイ』はこの記事の通り、バラエティに富んだバトルが展開される漫画です。
単にチカラ押しだけでなく、バトル環境そのものが変わっていたり、規模感の大小、攻撃以上の目的があったりとバトルを楽しませる工夫が目白押し。
元からアイヌグルメや歴史など娯楽要素たっぷりなのに、バトルだけ切り分けてもさらにバラエティ豊か。『ゴールデンカムイ』のエンタメのサービス精神に震える次第です。
ライターの後悔通り、『ゴールデンカムイ』のベストバウトはこんなもんじゃあありません。
ぜひあなたも、好きなバトルを探してみてくださいね!
(中山 今)
↓とてもイイモノだから、好きなバトルがある巻だけでも買ったらいいよ・・・
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
あと、もし良ければ『ゴールデンカムイ』26巻だけに特化した感想記事もあったりするので併せましてどうぞ↓
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