『怪獣8号』クロスレビュー!5人のライターによる王道ヒーロー怪獣マンガの読み方とは?

 

『怪獣8号』、ジャンル違いのマンガライター5人が読んだらどんな評価になるのか!?

こんにちは、マンガフルライター中山 今です。

少年ジャンプ+にて連載中のアクションヒーロー怪獣マンガ『怪獣8号』。

先日発表された「マンガ大賞2021」では10位を受賞。Twitterでのプロモーションも盛んで気になっている方も多いのでは?

でも読んだことの無いマンガって、ほんとにおもしろいかな?自分にハマるかな?と悩みますよね。

そこで今回は『怪獣8号』について、好きなジャンルが異なる5人のマンガライターの忌憚なきレビュー(感想)をお届けしたいと思います!

↓この記事はこんな方にお勧め↓

  • 『怪獣8号』が話題だけど、ほんとに面白いのか?を知りたい方
  • 自分と似た傾向の人の『怪獣8号』の感想が読んでみたい方
  • 『怪獣8号』のいろんな感想が見てみたい方

 

レビューする各ライターの紹介で、好きな漫画作品を挙げています。「あ、このライターは自分の趣味と似ているかも!」というレビューを参考にしてみてください。

もちろん、すべてのライターのレビューを読んでいただいてもOK。『怪獣8号』既読の方にも発見があるかもしれません!

この記事では以下のようにクロスレビューを紹介していきます。

  1. まずは『怪獣8号』のあらすじ
  2. 各ライターが5つの★で評価した『怪獣8号』結果発表&ライター5人の紹介
  3. 各ライターの詳細なレビュー文

 

『怪獣8号』の複合的な評価、また1つの作品を複数人でレビューする視点の違いもお楽しみいただければ幸いです!

 

↓この段階で『怪獣8号』を「もう読んでみようかな」という方は↓

 
 

1、『怪獣8号』ってどんな漫画?

 

著者 松本 直也
出版社 集英社
掲載雑誌 少年ジャンプ+(漫画アプリ)
掲載期間 2020年7月3日~
単行本巻数 既刊2巻(2021年3月現在)
ジャンル バトル漫画

 

舞台は日本。ただし人間の住居や身体を破壊する「怪獣」、そして怪獣と戦う日本防衛隊という組織が活躍する架空の日本国です。

32歳「日比野カフカ」は、子どものころ幼馴染「亜白ミナ」と「怪獣を全滅させる」という約束をします。しかしカフカは日本防衛隊の入隊試験に落ち、対してミナは日本防衛隊のエース

怪獣死体の清掃会社に入り悶々とした日々を過ごすカフカでしたが、ある日謎の生物に体を怪獣化されてしまいます。

その結果カフカは伝説級の強さを持つ怪獣、「怪獣8号」に変身できるように。

ただし変身のコントロールは効かず、さらには未討伐事件の怪獣として日本防衛隊に追われる身になってしまいます。

そんな時、日本防衛隊の募集年齢が引き上げられたことを知ったカフカ。「怪獣8号」となったことを隠し、ミナとの約束を果たすべく再び日本防衛隊試験にチャレンジします

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

32歳落ちこぼれ男子が怪獣に変身して怪獣と戦う、熱き怪獣バトル漫画です!!

 

2、『怪獣8号』クロスレビューの結果発表!5つ星評価一覧&レビュアー5人の紹介

 

それでは各ライターが出した『怪獣8号』についての評価を5つの★で発表します!

その後、レビューしたライター5人の紹介をします。評価の参考になれば幸いです。

 

2-1、各ライターの5つ星評価一覧!総合は★★★★☆(★4つ)

 

各ライターの最大★5の評価一覧です。

おおむね高評価の傾向が高く、 総合★★★★☆(★4つ) という結果になりました。

 

ライター ライター属性  総合オススメ度

じょにすけ

ジャンプ・王道バトル好きライター

★★★★☆

相羽裕司

ストーリー重視ライター

★★★★★

ayame

イケメン好きライター ★★★★☆

中山今

バイオレンス好きライター

★★★★☆

神門 順

設定マニアライター

★★★☆☆

 

まずはざっとした評価をご紹介しました。

それでは、この評価を出したライター陣のご紹介をしたいと思います。

どのような漫画を読み、どんな記事を書いているライターか?がレビューの参考になれば幸いです。

 

2-2、ライター5人の紹介・・・ジャンプ好きやイケメン好き、設定マニアまで。自分と合いそうなレビュアーを見つけてください

 

レビュアー5人の紹介です。好きなマンガ作品、またマンガフル内での執筆記事を併記しているので、好みの参考にしてみてくださいね。

 

【ライター紹介】

じょにすけ

小中学生という多感な時期にジャンプ黄金時代を過ごし、以来、王道バトル漫画が大好物。今作もそうなので今後の展開が楽しみです。好きな漫画は『呪術廻戦』。

執筆記事:

漫画『ONE PIECE』の笑って死んだ8人に注目!なぜ笑って死ねたのか?を考察してみた

2020年1月5日
相羽裕司

「マンガフル」では主に考察系の記事を担当。ストーリー重視で構造(世界観)と実存(キャラクター)が有機的に関係し合っているような作品が好きです。百合、日常系も好き。マイバイブルはCLAMPの『ツバサ』

執筆記事:

2010年代の百合漫画おすすめ5選!『やがて君になる』もWEB漫画も紡ぐ多メディアで百合が編まれた時代の注目作をご紹介

2019年9月27日
ayame

好きなのは時代ものとファンタジーもの、あとイケメン。 古の乙女。やっぱり人生ときめきよね!最近ハマっている漫画は『煙と蜜』

執筆記事:

『銀牙ー流れ星 銀ー』のイケメントップ5+3匹!イケメンに欠かせない5つのパラメーターを5つの★で評価してみた!

2019年7月11日
中山今

好物は血みどろバイオレンス、クライムサスペンス

時に大人向けの人情モノにも涙する。好きな漫画は『ゴールデンカムイ』

執筆記事:

100冊マンガTwitter民セレクト上位10!137ツイートを集計、同数2位は『チェンソーマン』『進撃の巨人』一番買われた1位は!?

2021年4月12日
神門 順

設定マニア、王道ベタでも魂を燃えさせてくれる作品が好み。 好きな漫画は『はやて×ブレード』

執筆記事:

『サマータイムレンダ』のループ全周解説!各周回の繋がりが一目でわかる俯瞰図付きで慎平の行動を追跡!

2021年3月5日

 

見ていただいたとおり、方向性のバラけた5人のレビュアーが評価を行っています。

次の項目から、どのようにして総合評価に至ったか?という各ライターの詳細なレビューをご紹介していきます!

 

3、各ライターの詳細なレビュー!友情・幼馴染関係やイケメン、怪獣のグロさ(是非両論)など多方向の視点あり

 

5人のライターによる詳細なレビュー文です。

レビュー文だけでなく、最初に総合評価+独自項目として2つのポイントを★で評価しています。レビュー文はピンポイントにまとめたレビューもあれば、のめりこむような長文になったレビューも。

独自項目の★評価を見るもよし、がっつりレビュー文を読むもよし。お好みのライターのレビューを参考にしてくださいね!

 

3-1、主人公のカフカとその後輩・市川レノの熱い関係:ジャンプ・王道バトル好きライターじょにすけレビュー

 

【☆評価】

じょにすけ

総合オススメ度:★★★★☆

バトルの迫力:★★★★★

コンビ愛:★★★★★

【レビュー】

今回初めてこの作品を読んだんですが、人気の理由がよくわかりました。面白いです!(今後、さらに面白くなることを期待して今はオススメ度4

  • 山ほどデカい怪獣との大迫力バトルシーン
  • 主人公の幼馴染であり防衛隊隊長の亜白ミナが超カッコいい(ミナさんがでっかい銃をぶっ放してるシーンやばすぎ!)

 

など、見どころはいくつもあるんですが… 僕がご紹介したいのは「主人公のカフカとその後輩・市川レノのエピソード」です。

30歳を過ぎ「防衛隊になり怪獣を全滅する」という夢を諦めたカフカでしたが、夢に向かって突き進む若者・市川レノとの出会いをきっかけに、再び夢を追いかけることになります。

2人は、怪獣が暴れた後の清掃をする職場の先輩後輩関係にあたるんですが、初対面のシーンでは…

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

惨めな気持ちを押し殺して作り笑いで言い訳をするカフカをぶった斬るレノ。

尖った後輩にこんなこと言われたらキツすぎる。。 と、始めはこんな感じだったのに、辛い仕事を共にしたり、怪獣との死線をくぐり抜ける中で、お互いを高め合う良い関係になっていきます

そして死闘を繰り広げた後の2人のやりとりがまた最高なんです。

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

戦いの後、大切なことを思い出したり、それを伝え合ったりして…また次の戦い・夢に向かって再起する2人。熱いです。

あとは、ちょっと抜けてる先輩のカフカにしっかり者の後輩レノがつっこむ関係性もできつつあり笑えます。

これから読む人はぜひ、

  • カフカとレノのやりとり
  • 一度は夢を諦めたカフカの再起の物語

にも注目してお楽しみください!

 

3-2、日比野カフカと亜白ミナの感情面のドラマがイイ。:ストーリー重視ライター相羽裕司レビュー

 

【☆評価】

相羽裕司

総合オススメ度:★★★★★

ストーリーの充実度:★★★★☆

燃え萌え度:★★★★★

【レビュー】

同じ想い、同じ子供の頃の体験を原点として共有していたはずなのに、大人になった現在は距離的にも気持ち的にも(?)離れてしまっているという 日比野カフカと亜白ミナの感情面のドラマがイイと思いました。

二人の原点が災害(怪獣)によって壊れた街・故郷の風景……というのには現実の東日本大震災を連想させられる部分もあり。

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

「こんな筈じゃなかったんだけどな…」と語るカフカは、子供の頃に思い描いた理想の自分にはなれなかった大人というポジションですが。

一方で、ミナの方も何かを抱えているようです。

幼少時、「少し怖いな」というミナにカフカが「俺が隣にいる!!」と言ったのに、大人になった現在その約束は果たされていないことについて。 ミナが、「うそつき…」ともらす場面があります。 

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

本当は、誰か(カフカ?)に隣にいてほしいのかもしれない。 つまり、子供の頃に思い描いた理想の未来を生きられていないのは、ミナも同じなのです。

私事で恐縮ですが、震災の時僕も東北で被災して、これから復興を頑張るぞ! と思いました。 でも、10年経ってみて、そんなにも大きなことはできなかったなぁという自分がいます。

理想の自分にはなれなかった……というのは現代人の多くが抱えている気持ちかと思います。

『怪獣8号』は、当初思い描いた最善(理想)の自分になれなかったとしても、次善の自分なりに、まだある災害(怪獣)と戦い続ける話です。

これからも続く、人間たちの「理不尽なこと」との戦いのお供に、読んでみてほしい漫画です。

 

3-3、キャラ萌え的にはある意味女性向け!?:怪獣ものは普段読まないイケメン好きライターayameレビュー

 

【☆評価】

ayame

総合オススメ度:★★★★☆

イケメン遭遇度:★★★★★

女性でもハマれる度:★★★☆☆

【レビュー】

怪獣ものにはあまり縁がない私……(エヴァと進撃の巨人は好き)。 ハマれるか否かはストーリーとキャラ次第だな!というわけで、まずはイケメン捜しです。

初っぱなからページを繰れども繰れども巨大生物の死骸……。 これは厳しいか……?と思ったら! 隊長!イケメン発見しました!

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

クールだけど熱い、ツンデレ属性と思しきツッコミ系イケメンです!

それも1体ではありません!やんちゃ系、落ち着いた兄ちゃん系、寡黙な褐色筋肉系と、選り取り見取りです! キャラ萌え的にはある意味女性向けか!?

気になるストーリーは、たまたまチート的パワーを手にしてしまった主人公が一度は諦めた夢に向かい奮起するという、わりとジャンプど真ん中な展開。

ただし、怪獣のグロさや主人公の年齢、境遇を考えると、なかなか尖ってて特定層にこそ響きそう。

女性の好き嫌いは大きくわかれそうですが、血の雨が降るシーンや訓練シーン、キコルの境遇など、『エヴァンゲリオン』や『進撃の巨人』好きならグッとくるシーンが多いかと!

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

今後のストーリー展開はもちろん、キャラの深掘りもめちゃくちゃ楽しみです! (余談ですが、もしアニメ化するなら保科さんの声は石田彰さん希望します!←)

3-4、バカでかクリーチャー、爆裂四散ゴア好きにお勧め:バイオレンス好きライター中山今レビュー

 

【☆評価】

中山今

総合オススメ度:★★★★☆

グロクリーチャー度:★★★★☆

バトルの爽快感:★★★★☆

【レビュー】

バカでかクリーチャー好き、巨大生物が爆裂四散するゴア好きならぜひお勧め!

出てくる敵は怪獣・・・と言ってもウルトラマン、ゴジラなど特撮の恐竜系テクスチャではなく、血管の脈打つグロいビジュアルで「クリーチャー」と呼びたいシロモノ。

そんなグロクリーチャーが戦車サイズやビルサイズ、街の一区画サイズなどで町破壊!デカイは正義!怪獣と冠するにふさわしい迫力!!

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

そんなデカグロクリーチャーをガンガン撃って崩壊させる。ゴア好きの浪漫にあふれる物理攻撃ッ・・・!

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

銃撃ほか刀攻撃やゲンコツ(!)など現段階では物理攻撃オンリー。この後能力系が出てくると面白いバトルが見られるなあと期待しています。

また主人公カフカ怪獣の更なる強火力化、怪獣の巨大化インフレもあればどんどん派手なバトルが展開するはずッ・・・

期待を込めて★4つ!楽しみ楽しみー!

 

3-5、王道のエンタメ特化のヒーロー、ただもっと怪獣の「脅威」が欲しい!:設定マニアライター神門順レビュー

 

【☆評価】

神門 順

総合オススメ度:★★★☆☆

ヒーローものとしての王道さ:★★★★★

物語設定への納得感:★★☆☆☆

【レビュー】

今回、マンガフルで一つの作品を複数ライターでクロスレビューすることになり、その初回の題材がこの『怪獣8号』です。 題材となって初めて『怪獣8号』を読んでまず思ったのは、「これはレビューが難しいな」でした。

まず間違いなく評価できるのは、ジャンプらしい燃える王道ヒーローものとして続きが楽しみな面白い作品である、ということです。

作品には様々な設定がありますが、『怪獣8号』では王道をゆく設定がなされています。 怪獣が発生するのが当たり前となっている日本を舞台に、

  • 主人公は無能力だけど、最下層から踏ん張って這い上がろうとする=努力
  • 若く才能あふれた仲間達と切磋琢磨していく=仲間・友情
  • 人類を苦しめる怪獣に立ち向かう=バトル・勝利

と、努力・友情・勝利というワードが見事にハマっています。

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

加えて登場人物の作りも非常に上手く、

  • 一度は諦めた夢を再び追い求めて走り出したおっさんの主人公・カフカ
  • クールに見えて心の奥に熱い魂を持った後輩かつ相棒・レノ
  • 黒髪ロングのクールビューティな幼馴染のヒロイン・ミナ
  • 金髪ツインテールの高飛車お嬢様なヒロイン・キコル
  • 一癖も二癖もありそうな上官・保科

 

更に主人公のカフカは、本来倒すべき敵である怪獣の力を手に入れてしまうというアクセントを加えることで、ダークヒーロー要素でキャラを強く立たせてもいます。

一読しただけですんなりと頭に入って記憶に残る人物造形の秀逸さ。 物語の冒頭からグイグイと読み手を引っ張っていく力強さがあるのは、そういった王道テンプレ的な設定が一定以上のレベルで示され、更にコメディとシリアスを絶妙に組み合わせてテンポよく描かれているからです。

エンタメ特化のヒーローものとして、冒頭から一気に引き込まれて読み切る面白さと魅力を持った作品です。

一方で、ここまで評価しておきつつ、どうにも個人的に据わりが悪いなとも感じていました

それはなぜかと考えると、敵である怪獣の見せ方のせいです。 『怪獣8号』の怪獣の造形は非常にグロテスクで醜悪です。グロテスクで醜悪な怪獣を見て期待することは、人類に対して圧倒的な恐怖と脅威と絶望の対象であることです。

 

(怪獣8号 1巻 松本 直也/集英社より引用)

 

そうであればこそ、絶対に怪獣を倒す、駆逐してやると強く思うようになるのですが、現在のところ怪獣に対し恐怖も脅威も絶望も感じません。なぜかと考えると、個人的に大きいのは防衛隊の存在です。

防衛隊の応募資格は33歳未満で尚且つ選抜試験があり、人材を選定するほど余裕があるわけです。 少なくとも室町時代から怪獣は出現していますが、人類は普通に文明科学も発展させて今に至っており、怪獣の存在は人類の存亡を脅かすほどではないことが分かります。

そもそも室町時代には今のような科学兵器、身体能力を大幅強化する戦闘用スーツはないはずで、怪獣が当時より進化していない限り戦闘は相当楽になっていると思われます。 そして実際、初めて怪獣討伐に出る新人が簡単に活躍していますし、そもそも物語が始まってからモブキャラをはじめとして死者が出ていないように見えます。

これでは本当に怪獣は殲滅すべき敵なのか、人類の脅威なのか、を感じられません。

例えば『怪獣8号』の怪獣の造形のモチーフになったのではないか? と思われるのは『マブラヴオルタネイティヴ』のBETAですが(ライター私見です)、その『マブラヴ』でBETAは圧倒的な物量で人類を蹂躙し地球上で人が住める場所はごくわずか、男性は大方徴兵され尽くして多くは戦死している状況で女性が次々と徴兵され前線に送り込まれています。そして新人の多くはBETAを前にして何も出来ず、パニックに陥り、泣き喚き、絶望のうちに命を落としていきます。

ちなみこちらが「マヴラヴ~」のBETAの一例

「『マブラヴ オルタネイティヴ』公式メカ設定資料集―MUV-LUV ALTERNATIVE IN TEGRAL WORKS」 エンターブレインより引用

 

『怪獣8号』はヒーローものであり、求めているものが違うのは重々承知していますが、怪獣の造形が巨大でグロテスクであるがゆえに、「こうじゃないだろう」とギャップを感じてしまうのです。 そのため、王道ものとしての面白さを感じると同時に、惜しい、勿体ない、ということも強く感じます。

これが例えば仮面ライダーの怪人やスーパー戦隊ものの悪の組織のように、独自の思想を持ち、分かりやすくヒーロー側と敵対する組織であれば、このようなことは感じません。 あくまで怪獣が人類を脅かし、意思疎通することのできない人類全体の敵に見えるからこそ、作品全体に漂う緊張感の無さに違和感を覚えてしまうのです。 私が勝手に期待していた内容と違うだけ、といえばそうなのですが・・・

『怪獣8号』はこのレビュー時点で2巻までしか発売されておらず、怪獣はどこから来ているのか、なぜ怪獣が生まれているのかといったことは分かっていません。人型で知識を持つ怪獣も登場して、怪獣の目的や本当の恐ろしさはこれから判明してくるのかもしれません。 その時に、私の違和感も消えるのかもしれませんし、諸々の不安を上回る面白さを見せてくれるかもしれません。

期待は込めつつ、腹に落ちない点もあり、現時点評価は★3としました。

 

4、まとめ。総合★★★★☆!アツくてエモくて怪獣&イケメン。怪獣の脅威に今後期待!

 

以上、趣向の異なる5人のマンガライターによる、『怪獣8号』のクロスレビュー(星評価、詳細レビュー)をお届けました!

評価をまとめると、

総合的な☆評価(最大5つ)は★★★★☆

  • 主人公カフカのアツい関係・エモい関係
  • グロテクスチャ怪獣・より取り見取りイケメン
  • 怪獣の脅威への違和感

 

というクロスレビューとなりました。

参考になった、また面白かったレビューがあれば幸いです!

マンガフルライター一同としても、お互いの受け取り方の違いが楽しい記事でした。

『怪獣8号』はまだ2巻の刊行です。これからどんどん面白くなるはず・・・!今後の展開、ライター一同期待しておりますッ!

(編集:中山今)

 







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください