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【今週の一冊】『陰キャギャルでもイキがりたい!』感想。陰キャギャルとサブカル女子の日常を描いた百合漫画

 

みなさんこんにちは、【今週の1冊】として毎週、直近に読んだ作品(時には古い作品も!)をご紹介するマンガフルライターの神門です。

皆さんが作品を購入するご参考にしていただければと思います。

今回ご紹介するのは

『陰キャギャルでもイキがりたい!』

です。

 

 

ギャルといえば陽キャ!

というわけではありません。

本作の主人公、市子と九蘭はかわいいものが好きで、サブカルが好きで、見た目もギャルなんだけど陰キャでコミュ症!

そんな二人の日常を描いた百合作品です。

 

そうかー、ギャルといえば陽キャだという固定観念みたいなものがありましたが、そうと限ったわけでもないのですね。

考えてみれば、今どき可愛いものが好きで見た目がギャルっぽい子も増えているのかもしれません。

もしかしたら、そういう子の割合が増えてきているのかもしれません。

となれば、そんな子達の中に陰キャでコミュ症な子がいてもおかしくないと、そういうわけですな。

見た目ギャルの市子が、陰キャでコミュ症。

クラスのキラキラ女子達に話しかけられるとキョドってしまったり、お店のカウンターで注文は九蘭にお任せだったり。

その見た目に反して九蘭以外とは全然うまくコミュニケーションが取れません!

 

一方で九蘭はサブカル系オタク女子。

色々な方面の知識に強く、それでいて知識を誇示したり自慢したりはしない(はず)なのは好感度高い。

基本的に常にテンションは低いダウナー系だけど、市子のようにコミュニケーションに難があるわけではなく、クラスの女子とも普通に話せる。

そんな二人が基本的にイチャイチャしている日常を描いたギャル百合が、なんというか良い!

ナチュラルにお互いのことを好き合っているという感じ

「陰キャギャルでもイキがりたい!」 1巻 かしわぎつきこ/一迅社 より引用

 

二人ともお互いのことが好きなことは丸わかりなんだけど、性的な感じやいやらしい感じが全くない。

とにかく純粋に相手のことが可愛いと、好きだというのがごく自然と言動に出ているのが良いです。

当たり前に一緒に色んな所に出掛けて、些細なことでも二人で一緒なら楽しめる。

自然と手をつなぎ、周囲からは「いちらん」とセットで認識されている。

かといって二人の世界に閉じこもっているわけではなく、周囲とも適度な関係性を保ちつつ二人独自の世界を構築している。

ギャグ要素も多く、お笑いやアイドル、カメラ、スニーカー、ネットビジネスと、扱っているものも多くまさにサブカル。

テーマも多岐に渡ります

「陰キャギャルでもイキがりたい!」 1巻 かしわぎつきこ/一迅社 より引用

 

二人のイチャイチャを見ているだけでも楽しいけれど、話のネタとしても読んでいて楽しめる。

いつまでも読んでいたくなる、そんな良作百合漫画です!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

社畜として働きつつ、漫画と小説と野球に癒される日々。人生を変えた作品は「女神転生」。プロ野球を愛しベイスターズを愛する。 熱血王道もの、血飛沫舞うバトルものから美少女百合ものまでなんでも好む。特に「無限の住人」の美しい殺し合い、「はやて×ブレード」のバカバトルが好きです。