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【日曜更新】『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』~最近読んだ漫画感想~少しだけバンド・デシネの話を添えて

 

こんにちは!近未来の荒廃した世界大好きマンガフルライター、中山今です。

毎週日曜連載のこの「最近読んだ漫画感想」、本日は『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』の感想を書きたいと思いますー!

日曜の昼下がり、漫画レビューをサラッと楽しんでもらえれば幸いです。

このレビューでは作品を以下の3つの項目でご紹介していきます。

  1. 簡単なあらすじ
  2. レビュー
  3. まとめとバンド・デシネの話

 

日曜の昼下がり、気軽にマンガレビューを楽しんでいただければ幸いです。

 

1、『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』のあらすじ。荒廃した日本でサバイブする男と、謎の鳥足の少女が出会った。

 

著者 ippatu
出版社 講談社
掲載雑誌 週刊ヤングマガジン
掲載期間 2021/1/25~(連載中)
単行本巻数 既刊1巻
ジャンル アポカリプスサバイバル

 

遠い未来のフランス。無実の罪で死刑囚となった元軍人・レオーネ。

彼のような死刑囚を「免罪」を掲げ危険地帯へ派遣、機密文書を回収するプロジェクトがあった。

舞台は260年前に核戦争で崩壊した「日本」。文書名は「TORATHUGUMI」。

しかし日本に到着間際、回収プロジェクトチームの飛行機が墜落。レオーネは荒廃した日本で独りになってしまう。

助けが来るのは1年後。

食料もなくさまようレオーネを襲う「服を着た何か」。そして現れる鳥の足を持つ美しい少女と雄々しい猛獣。

レオーネは家族の残るフランスに帰るため、謎と暴力に満ちた日本で機密文書の回収に向けサバイバルする・・・!

 

(『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』 ippatu/講談社より引用)

 

2、『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』レビュー!廃墟萌えまっしぐら!がっちりアクションと鳥足の美少女つぐみ&猛獣の謎がそそるワクワク

 

『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』の素晴らしいところを3つピックアップすると、

  1. 荒廃したビル群でのサバイバル
  2. 謎生物とのナイフや跳躍などの身体能力系バトル
  3. つぐみやとら?の雄々しさと謎

 

まず放射能濃度抜群の荒れ果てたビル群のすてきさときたらッ!

 

 

廃墟萌え陶然!「漢字の書かれたクラッシュ看板」

(『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』 ippatu/講談社より引用)

 

廃墟萌え勢歓喜の倒壊っぷりで大変目の保養。こんなところを軍人ステータスありとは言え水ナシスタートでサバイブするとか非常によきです!

またサバイブものゆえ謎生物ともバトル。アクションは(今のところ)飛び道具なし、身体能力活躍系の戦闘。

 

手斧、ボクシング、超飛躍など・・・謎生物と身体能力を駆使したバトル

(『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』 ippatu/講談社より引用)

 

謎生物も1巻では猿タイプですが、2巻予告では禍々しいヒト×鳥?クリーチャーがチラ見えして実に期待大。

そして絶望的なサバイブバトルに咲く一輪の花のような少女、つぐみ。そして寄り添う美しき獣。

 

小さいヒトと獣の組み合わせはどうしてこんなにヨイのか

(『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』 ippatu/講談社より引用)

 

まだあきらかにはなっていませんが、どうやらつぐみは獣のことを「とら」と呼んでいるようです。

まさにレオーネが派遣された機密文書回収プロジェクトの目的、「TORATHUGUMI」の名前を持つ獣たち。敵なのか、味方なのか、そもそも何者なのか。

謎と暴力に満ちた日本で、レオーネは何を見るのか?期待して待ちたいです!

 

3、今週のまとめと少しだけバンド・デシネ(フランスの漫画)の話

 

『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』は2019年にフランスで先行公開され、話題になった作品とのこと。

Amazonでもフランス語版のペーパーバックが発売されており、レビューの得点は高い傾向があるのが見て取れました。

↓24レビューで★4.9(80%以上の5つ星評価)

 

フランス語圏のコミックは「バンド・デシネ」と呼ばれています。日本の漫画よりもアート寄りの表現が多く、またフルカラーの作品が多いことも特徴だそうです。

 

アレハンドロ・ホドロフスキー作『アンカル』(出版元集英社小学館プロジェクト)より。比較対象は普通サイズのボールペン。図鑑くらいの大き目の冊子です。

 

ライターはあまりバンド・デシネには詳しくはありません。
ですがバンド・デシネは日本の漫画、北米のアメコミに次ぐ活況な漫画市場であること、そしてなにより芸術の国フランス・ベルギーで制作されている・・・ということは間違いなく言えると思います。

また、『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』は週刊ヤングマガジンに掲載されています。
ライターは本誌で読んだのですが、初見時にダイナミックなアクションやつぐみのかわいらしさは日本漫画としての違和感が全くありませんでした(この段階ではフランス先行公開は知りませんでした)。

日本漫画として芸術の国で受け入れられた『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-』。グローバルな魅力を持つ、と判断してよいと思います。

 

そしてライターは個人的に「小さく強いヒトとデカくて気高い猛獣」の取り合わせが大好きなので!!そしてクリーチャーも大好きなので!!

すでに3巻まで発売されているフランスペーパーバック版レビューでは「どんどん面白くなる」というレビューもあり、楽しみでたまんないです!!!

 

 

それでは今週もありがとうございました。

来週のこの「今週読んだ漫画感想」は、アメコミ『Ms.マーベル』の感想を書きます!

ライターはアメコミもそんなに詳しいわけではないので、「普通に面白かった」ということを書きます。16歳、イスラム教徒のアメコミヒロイン!

(2021/6/26追記)

『Ms.マーベル』のレビューアップしました!

【日曜更新】『Ms.マーベル:もうフツーじゃないの』~最近読んだ漫画感想~日本漫画と比較を添えて

2021年6月20日

 

↓前回のレビュー記事はこちら↓

【日曜更新】『きのう何食べた?』18巻~最近読んだ漫画感想~コロナと漫画の距離の取り方

2021年6月6日
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