去年見事なエンディングを迎えた『ハレ婚。』ですが……タイトル通り、いまだに余韻さめやらぬのが私、マンガフルライターのayameです。
あぁ、NON先生にインタビューさせていただいて、もう1年以上になるんですね……。
この時はちょうど担当さんもいらしてて、最終回の打合せをするとのことでした!(貴重な時間をいただけて、あらためて感謝です)
さてさて。
今回私がゆるコラをしたためようと思ったきっかけですが……。
↑こちらの記事の最後で、麟之介の父親がわかったらまた記事書きますね~と書いたものの……、
麟之助の父親、わからないままだ!!
っていう。
というわけで、今回は公式では語られないままの麟之介の父親について、いちファン目線でつらつらと語ったり、連載が終了した今、あらためて思うことなどを書き散らしていこうと思います。
目次
明確な答えは出ないまま……そもそもまどかはなぜあそこまで確信をもてたのか?
作中、いろいろなヒントを残しながらも、結局詳しく語られることがなかった麟之介の父親。
普通ならモヤモヤするところですが、「ええい!誰の種とかどうでもいいんじゃ!麟之助は伊達家の子じゃ!龍之介パパとゆずママと小春ママの子供なんじゃ!」と思わせてくれるのがNON先生の絶妙な描写テクニックというか、魔術というのか……。
そこを無粋にもあえて突っ込んでみた記事が先ほども紹介したこちらなのですが……。
私なりにない頭をひねりまわしても、結局父親がジョーなのか龍之介なのか、可能性は半々という結論にしか至りませんでした。
なのに、なぜまどかだけは【麟之介=ジョーの子供】という図式にほぼ確信を持てたのでしょうか?
ゆずが再びジョーと関係をもっていた時期、そばにいて事細かにゆず&ジョーを観察していたのならともかく、すでに伊達家を出ていたのに?
思うに、龍之介への強すぎる愛がまどかの視野を狭めていたのでしょう。
人は追い詰められると蜘蛛の糸ですら確信を持ってつかむもの。
龍之介を取り戻せるわずかな可能性でも、それはまどかにとって強い確信に思えたのでしょう。
もともとまどかは正論で人をぶん殴るようなところがあるし、「間違いを正さなければ!」という思いも合わさった結果かなと思います。
ということを考えると、結局まどかの行動が不発に終わったのも、まどかの目を覚まさせるためにはよかったと思えますね。
(と言いつつ、当時は「いけ、まどか!やれやれ!誰が父親かハッキリさせてくれ!」と煽りまくっていた私なのですが)
子はかすがい?麟之介が本当に龍之介の子供だったら小春は帰ってきたか?
さてさて。
物語のラストは、小春の妊娠が発覚、まどかとゆずに連れられ伊達家に戻りハッピーエンドとなるわけです。
が!
ここででふと考えるわけです。
子供が出来たからって、あんなに大騒ぎして別れたのにホイホイ戻るものか?と。
私には子供がいません。
なので、「子はかすがい」とはいうものの、その存在の大きさをイマイチわかっていないからこその疑問なのかもしれませんが……。
そもそも小春が龍之介と別れたのは、一夫多妻というスタイルに耐えられなくなったから。
で、何も解決しないまま(むしろまどかも戻って妻が増える結末)、子供が出来たことをきっかけに伊達家に戻るわけです。
小春の無鉄砲かつまっすぐな性格を考えると、「一人でも立派に育ててやる!」と鼻息荒く決心しそうなものですよね(それが可能か不可能かはおいておいて)。
とはいえ、(「どんな父親でもいないよりマシ」という考えには賛否両論あるとは思いますが)現実的に考えて小春一人で育てるのはなかなか難しい状況。
小春も母になり現実を冷静に見られるようになった結果、経済的にも余裕が見込め、家事・育児の負担も減らせる伊達家に戻ったのだとも考えられます。
しかし、ここで私は思ったのです。
【麟之介が龍之介の子供ではない可能性】が小春の行動を決めたのではないか? と。
つまり、麟之介が龍之介の子供ではないかも知れないからこそ、確実に龍之介の子だと言える存在を宿した小春は伊達家に戻った。
龍之介を本当の意味で、疑いなどまったくなく、全き父親にするために。
龍之介への愛ゆえに別れた小春だからこそ、あり得ない話ではない気がします。
なーんてことを考えると、やっぱり麟之介の父親はジョーなのかもなぁと思ったりするわけです。
とはいえ、これはあくまでもいちファンである私の意見。
先ほど「私には子供がいません」と書きましたが、実は今、腹に今にも生まれそうな胎児を抱えています。
だからこそ、自分だったら小春と同じ行動はとらんなぁ……単純に子供が出来ただけじゃなく他に理由がないと、と思ったわけです。
今後、子供が誕生したら伊達家の見方が変わってくるかも知れません。
『ハレ婚。』は男女によって見方が大きく変わる作品ですが、同じ女性でも未婚・既婚、子あり・小なしといったそのときの自分の属性によって見方が変わる希有な作品だと思います。
これぞ、女性作者ならでは、NON先生ならでは、といったところでしょうね。
『ハレ婚。』は今後も折に触れ読み返したい作品となりました。
NON先生の新連載『adabana-従花-』も楽しみすぎる件と『ハレ婚。』が無料で読めるサイト
現在、NON先生は集英社グランドジャンプにて『adabana-従花-』を連載中です!
『ハレ婚。』とはうってかわって美少女サスペンス……!
単行本派の私はまだ読めていないのですが、NON先生の新境地が楽しみすぎる!
また、以下のサイトで2020年5月14日まで『ハレ婚。』1巻が無料で読めますので、GWの外出自粛中のおともや布教にぜひぜひご活用下さい!
ayame
かなり前の記事ですが、最近ハレ婚を全巻読んでこのサイトを見つけてついコメントしてしまいました笑
鱗はDNA的にはジョーの子だと思います
ゆずの妊娠に俺の子だ!って言っていて、本当にパイプカットしてたらいくらジョーがアホでも(失礼)俺の子なんて言わないでしょう
パイプカットは龍之介のための嘘だと思いました
その時にジョーの子かもと思っていて、
その後の神社に小春と行く場面で、龍は子供ができにくいというのと、小春が「でも」と言ったのを龍が遮ったのを見て、やっぱりジョーの子だなと思い、
まどかがジョーと接触しているのを見て確信ました
コメントありがとうございます!
私の個人的な希望としては龍之介であってほしかったのですが、ラストも踏まえるとやっぱりジョーっぽい感じが強まりますよね。
「パイプカット済み」はジョーの優しく悲しい嘘だと思うと、ますます憎めない……。
こうして物語の細かい部分まで読者が考察できる余地を残しているところも、ハレ婚の魅力ですよね。