こんにちは!アラフォーライター中山今です。
今日はゲームブックやったことある人に勧めたい漫画『金剛寺さんは面倒くさい』をご紹介します。
その前に、ゲームブックってなに・・・?という方にゲームブックを説明せねばなりません。
それでは質問です。
『あなたはゲームブックってやったことありますか?』
YES→ではきっとこの記事が楽しめます!どうぞこのまま読んでください!
NO→たぶんあなたはこの記事を楽しむことは難しいです。毎週月曜更新してるんでまた来てくださいね。
・・・・っていうのが、ゲームブックなの!!!
ゲームブックをすげーー平たく言うと、本というデバイスでやるアドベンチャーゲームです。
- 本のページに↑のような設問がある
- YES オアNO、あるいはサイコロなどを振って番号を取得
- 番号に応じた結果を表示するページをめくる
- ページにはまた設問があるので以下繰り返し
・・・として遊ぶのです。
世代的にはファミコンとスーファミの狭間くらいで流行った気がするんですけど、気付けば消滅してしまった。ドラクエのゲームブックとか面白かった気がするんだよなあ。
・・・なーんて思い出を持つ方へ、ぜひ勧めたいのがマンガ『金剛寺さんは面倒くさい』なのですよ!
その理由を解説したいと思います。この想い、アラフォーのみんなに届け!
『金剛寺さんは面倒くさい』ってどんな漫画?
『金剛寺さんは面倒くさい』は、ゲッサンで連載中の「理論的恋愛SF漫画」です。
「このマンガがすごい!2019オトコ編」でも2位を獲得した経歴を持ちます。
受賞も納得の、以下のような魅力を備えています。
- カラフルポップでワクワクする絵柄
- 現代劇に「つながっちゃった地獄」とか「普通に暮らす鬼」とかぶっこむ日常系SF
- ニヤニヤ照れ照れしちゃう純☆愛展開
しかしながら、やはりゲームブック勢に勧めたいポイントは、マンガなのに読み方にゲーム感を盛り込んだ遊び心!
次項目にて詳細説明します!
異なる条件で発動するマルチストーリーを1話中で展開!「金のネコチャンなら○○ページへ」!
マンガなのに!!「この選択なら○○ページへ」という指定がある回があるのですよ!
『金剛寺さんは面倒くさい』19話では、ヒロイン金剛寺さんがガチャガチャで猫のおもちゃを引きます。
そのネコチャンがッ!
- 白猫なのか?
- 三毛なのか?
- 黒なのか?
- 金なのか?
により、ストーリーが変わるというギミックなのですッ!!
コミックスでは1話中で異なるストーリーが用意されているという体裁で、どちらかというとSF的平行世界マンガです。
が、ゲッサン本誌ではなんと「ネコチャンの色を選び、各ネコチャンに割り振られたページに飛ぶ」という・・・まんまゲームブックなテクニックが採用されたとのことッ!!
もちろん漫画なので、ゲームブックと違い全ての結果を読むことはできます。
でも、、、この遊び心、ワクワクニヤニヤしちゃう!
このような展開は19話一回だけです。
しかしながら『金剛寺さんは面倒くさい』には、ほかにもゲーム感あふれるギミックがちょくちょく使われています。
- ページ上下で異なるストーリーが進行する回
- 黒枠は暗い話、白枠はハッピーな話と視覚的に幸福度が見える回
- コミックス半ばにカラーを挿入し、ストーリーを表現する回
- 縦5分割の変形ゴマで5人のストーリーを交差させる回
などなど、マンガを「遊ぶ」作りがホントに楽しいマンガなんです。
(・・・この説明だけだと分かんないですよな。もうこればかりは読んでもらうしかありません。文章の敗北、そしてエンタメの勝利ッ!!!)
・ゲームブックそのものではないけど、あのワクワクを思い出す
本文にも書きましたが、『金剛寺さんは面倒くさい』のゲームブック的ギミックはSFで言う「平行世界」を漫画表現すしたものです。
ライターの言っているゲームブックとは違うんですが・・・
マンガのシステムを最大限活用して遊ぶワクワク感に、ゲームブックを強烈に思い出したためお勧めさせていただきました。このアナログゲームな感じ、たまんないよ!
ほかエンタメSF的超理論が爆裂するストーリー展開や理論武装しようとして決壊するニヤニヤ恋愛など、めんどくさくもハッピーにしかなれなくてめちゃくちゃお勧めなのです。面白いよー!
読む?↓
例のゲッサン本誌読む?↓
(中山今)
コメントを残す