この記事では、2021年11月最終週の漫画新連載3作の一言レビューをご紹介します!
気に入る新連載を探すきっかけにしてみてくださいね!
この記事で一言レビュー紹介する3 本はこちら↓
作者名 | 作品名 |
ガンプ | 断腸亭にちじょう |
森田るり | 自転する彼(女) |
細川忠孝 | ツワモノガタリ |
それでは【最近の新連載】、11月最終週の漫画新連載をお知らせします!
目次
1、11月最終週の漫画新連載3作!~闘病記に縦読みWeb漫画、取材量がウリの幕末剣客バトル~
それでは今週の新連載3作ですが、以下の形態でご紹介します。
- 表紙絵
- 基本データ
- 媒体掲載あらすじ
- 一言レビュー
- 試し読みor掲載媒体リンク
気になった連載があれば試し読みしてみてくださいね。
1-1、『断腸亭にちじょう』サンデーうぇぶり~淡い色彩の闘病記は、創作からふと乖離する表現に不安を感じる~
『断腸亭にちじょう』ガンプ サンデーうぇぶり 小学館より引用
タイトル | 断腸亭にちじょう |
作者 | ガンプ |
連載開始 | 2021年11月28日 |
掲載媒体 | サンデーうぇぶり |
連載周期 | 4話まで→毎週日曜/5話以降→隔週日曜 |
【媒体記載あらすじ】
もうすぐ令和に暦が変わろうとする二〇一九年一月。
人生初の単行本重版を迎えて上向きの日々を過ごすのは、 四十手前、ひねくれ漫画家・ガンプ。
しかし、人生急転。 医者に告げられしは…まさかの「大腸ガン」!?
悲しみに暮れる妻を横目に、 始めは現実感のなかったガンプだったが、 日々を重ねる中で、次第に沸き上がる自身の感情を 「にちじょう」として書き残すようになっていき―――
これは、四十手前のひねくれ漫画家が記す… 徒然なる””ガン闘病””の軌跡である。
サンデーうぇぶりより引用
【一言レビュー】
淡い色彩と淡々とした語り口が胸に迫る、病を得た日々の日記。
ゆるふわっとした絵の間に突如挟まる「LINEでのチャット」や「妙にリアリティある横顔」などが印象的。
創作のメイン演出と異なる絵が突然挿入されると、現実にすっと引き戻される。
「いつも通りゆるく生きてるはずが、病気を思い出してふとマジになる」って感じが不安で辛い。
明日12月5日に第二話が公開。応援したくなりつつ、表現の技術としても見守りたい闘病記。
↓サンデーうぇぶりのリンクはこちら↓
1-2、『自転する彼(女)』コミックDAYS~縦読み!スワイプのリズムで音も読む、漫画プラスアルファの読み心地が楽しい~
『自転する彼(女)』森田るり コミックDAYS 講談社より引用
タイトル | 自転する彼(女) |
作者 | 森田るり |
連載開始 | 2021年11月26日 |
掲載媒体 | コミックDAYS |
連載周期 | 週刊連載 |
【媒体記載あらすじ】
『我らコンタクティ』の森田るりさん(ペンネーム少し変わりました)が縦読みまんがに初挑戦!
高校でスケボーをやりたい新入生の久作とみはるが、人に言えない秘密をもった同級生のハジメと出会った時、不思議な冒険が始まる!
コミックDAYS 講談社より引用
【一言レビュー】
縦読み漫画で、スワイプ動作でアニメみたいな読み心地。
スワイプすると分かるのですが、コマがすごく少なくて、合間に書き文字のオノマトペが入ってる。
スワイプすると音が流れていくイメージ・・・!
これ、漫画だけどアニメに近い読み心地だなあ~
80年代ぽいつるっとしてかわいいカラーリングもオシャレ。
先生の前作『我らコンタクティ』もちょっと不思議な日常を描いた作品で、現実のようなファンタジーのような優しい世界が楽しめそう。
↓『自転する彼(女)』掲載ページはこちら。この記事が公開されたころには2話目も読めるハズ
1-3、『ツワモノガタリ』ヤングマガジン~取材しまくり!リアルな剣豪エピソードを目指した「強さを語る」新選組マンガ~
『ツワモノガタリ』細川忠孝 ヤングマガジン2021年53号号 講談社より引用
タイトル | ツワモノガタリ |
作者 | 細川忠孝 |
連載開始 | 2021年11月29日 |
掲載媒体 | ヤングマガジン |
連載周期 | 週刊連載 |
【媒体記載あらすじ】
新選組の隊士たちが、今まで戦った中で“最強の相手”について語り合う!
口火を切ったのは一番隊組頭「沖田総司」。彼が語った最強の男は神道無念流「芹沢鴨」!!
天然理心流道場、神道無念流道場を何度も往復しながら現代に復元された「異流派剣術バトル」!
誰も見たことがない幕末剣戟漫画が幕を開ける!!
コミックDAYS 講談社より引用
【一言レビュー】
鬼の取材で幕末の剣客の強さを「語る」異例のアプローチ。
作者自ら道場などを訪ね、流派の違いなどを取材。
その見識を新選組隊士たちに「語らせる」という変わった切り口。隊士たちが語るのは「誰が一番強いのか」!
「語り」で進行する枠物語(物語の中にお話が展開するスタイルの物語)によりリアルタイムの緊迫感が薄れるかも・・・という心配は無用。
初回1話目にして人間の頭部がびちゃッと斬られる軽快なゴアあり。時間軸をずらしても強い画が出せるのは漫画ならではの強み!
対決時系列や時代のズレにとらわれない、純粋な「強さ比較」ができることに期待!
↓取材量については担当編集さんのツイートまとめが分かりやすい↓
↓掲載はヤングマガジンですが、ヤンマガWebで試し読みもできます
↓掲載のヤングマガジン2021年53号はこちら。なお、コミックDAYSから移籍した『パリピ孔明』やフランスで大人気の『虎鶫』も載ってるよ
2、来週も気になる新連載がたくさん!今後もピックアップしていきます。
今回はライターが気になった漫画新連載(2021年11月末週)の一言レビュー3作をご紹介しました。
たまたまですが表現にギミックのあるものが多く、読みごたえがありました。
縦読み漫画はあまり読まないのですが、『自転する彼(女)』は海外のスマホ読み漫画(ウェブトゥーン)のような雰囲気でとても楽しい!
これからの展開に期待が高まります。
この『今週の新連載』記事は毎週土曜日11:30に公開しております。
また来週も気になる新連載の一言レビューしていきますので覗いてみてくださいね!
(中山 今)
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こんにちは、漫画の新連載を共有しまくりたい!
マンガフルライター中山今です。
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2021年10月8日